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WRC2017の注目ドライバーを紹介!新シーズンの王座を掴むのは誰だ!?

いよいよ今週末開幕する2017WRC(世界ラリー選手権)。フォルクスワーゲンが撤退し、勢力図が一新される今季は、かなりの激戦になると言われています。今回はそんなWRCで戦う注目のチームとドライバーたちをご紹介します。

© Red Bull Content Pool

TOYOTA GAZOO Racing

©︎TOYOTA

1999年以来となるWRC復帰を果たし、大きな注目を集めるトヨタのワークスチーム。

チーム代表にはかつて4度のWRC王者に輝いたトミ・マキネン氏を起用し、初年度から王座を目指すための布陣を構えました。

マシンはトヨタ・ヤリスWRC。ヤリスとは日本名でヴィッツのことを指し、WRC仕様のマシンは2016年の春から本格的なテストを開始し、満を持してのデビューを迎えます。

日本からの期待を乗せて走る彼らの活躍は要注目です!

 

ヤリ=マティ・ラトバラ

©︎Red Bull Media House

2002年からWRCに参戦しているラトバラは、通算16勝を挙げた実績を持つベテランドライバーであり、彼の持つ経験はチームにとって頼りになる存在です。

昨年まで所属していたフォルクスワーゲンでチーム4連覇に大きく貢献しましたが、ドライバーズタイトルでは同僚に阻まれる形で掴むことは出来ませんでした。

それでも多くの上位フィニッシュを達成してきたという実績の通り、速さは申し分ないのですが時折ミスが見られることもあり、今季はそれを克服できるかという点が成績を左右するポイントとなりそうです。

新天地となるトヨタでの走りには期待が寄せられており、コ・ドライバーのミイカ・アンテイラと共にチームを牽引する活躍を見せられるか注目が集まっています。

 

ユホ・ハンニネン

出典:https://en.wikipedia.org/

ヨーロッパラリー選手権など多くのラリーで王座を経験しているハンニネンは、2016年初頭からトヨタのWRC参戦に向けて携わっており、新チームをよく知る存在として活躍が期待されるドライバーです。

これまでWRCには43戦出場しており表彰台の経験はありませんがラリーで多くの経験を持ち、チーム代表のマキネンから高い評価を受けています。

トヨタのドライバーに選ばれたことは彼にとって大きなチャンスであり、2017年は飛躍を誓うシーズンを迎えます。

コ・ドライバーにはかつてマキネンや、以前WRCに参戦していたキミ・ライコネンとコンビを組んだこともあるカイ・リンドストロームが起用され、2人はトヨタの活躍に欠かせないものとなりそうです。

 

エサペッカ・ラッピ

出典:http://esapekkalappi.fi/

トヨタのなかで唯一の若手であるラッピは、将来が期待される若手ドライバーとして、2017年にWRCデビューを飾るドライバーです。

2012年にはフィンランド選手権で7戦7勝という圧倒的な強さを見せ、昨年まで参戦していたWRC2でも優勝を飾る活躍を見せ、WRC参戦の切符を掴みました。

これまでは下位カテゴリーで安定したパフォーマンスを見せ、経験豊富なドライバーと渡り合うことができ、今後のトヨタにとって心強い存在へと成長することが望まれています。

そのため今年は学ぶことの多い1年になると思われますが、コ・ドライバーのジェン・フェルムのサポートを受けWRCへ挑戦を開始します。

 

Mスポーツ・ワールドラリーチーム

© Red Bull Media House

前年王者オジェの加入によってカーナンバー1を背負うだけでなく、WRCで最強と称されるドライバーの加入で昨年以上に注目を集めそうなMスポーツ。

マシンはフォード製のフィエスタWRCで2017年を戦い、ドライバーズタイトルと2007年から遠ざかっているマニュファクチャラー部門のダブルタイトルを狙います。

 

セバスチャン・オジェ

©︎Red Bull Media House

WRC通算38勝を誇るオジェは、近代のWRCを代表するドライバーとトップして活躍を続けています。

なかでも昨年まで在籍していたフォルクスワーゲンでは2013年以降圧倒的な強さを見せつけ、歴代3人目となるWRC4連覇を達成しました。シートを確保します。

しかし、2016年限りでフォルクスワーゲンが撤退したため、オジェは新天地となるMスポーツへの移籍を決断し、今季はWRC5連覇を賭けて戦います。

レギュレーションが大きく変わったこともありマシンのポテンシャルは未知数ですが、彼の走りを楽しみにしているファンも多く、今季も注目を集める存在となりそうです。

コ・ドライバーには長年渡って共に活躍を続ける、ジュリアン・イングラシアが務めます。

 

オット・タナク

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/

2009年にWRCデビューを飾ったタナクは、かつてスバルや三菱のマシンで戦った経験を持つドライバーです。

2011年以降は常にフォードのマシンで参戦。今季は2015年に所属した経験もあり、Mスポーツに復帰という形でDMACKから加入しました。

昨年のラリー・GBでは自身のベストリザルトを更新する2位表彰台を獲得し、まだ達成していないWRC初優勝まであと一歩のところまで迫る活躍を見せました。

コ・ドライバーは彼と同じエストニア人のマルティン・ジェルペオジャが務めます。

 

エルフィン・エヴァンス

出典:https://en.wikipedia.org/

Mスポーツの3つ目のシートを掴んだのは、イギリス・ウェールズ出身のエルフィン・エヴァンス。

WRCにフル参戦を果たすのは2015年以来となる3度目で、以前あと一歩で届かなかった初優勝を賭けて戦います。

以前フル参戦を果たした際には2度の表彰台を獲得し、総合ランキングでも7位に入るなど健闘を見せましたが、昨年は7戦限りのスポット参戦で目立った結果を残すことが出来ませんでした。

しかし、WRCと並行して参戦していたWRC2では3勝を挙げる活躍を見せ、全日本ラリー選手権で多くの日本人ドライバーのコ・ドライバーを務めた経験を持つダニエル・バリットのサポートを受けます。

 

シトロエン・ワールドラリーチーム

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今季よりワークスチームとしてWRCに復帰したシトロエンは、2000年代にセバスチャン・ローブを擁し多くの勝利を飾ってきたチームとして知られています。

2017年シーズンから新たに投入されるマシン、C3 WRCで2011年以来遠ざかっている王座へ向けて再出発のシーズンを迎えます。今季は勢いのある若手ドライバーを積極的に起用し、大きく若返りを果たし飛躍を誓います。

 

クリス・ミーク

©︎Red Bull Media House

昨年はWRCで初優勝を含む2勝を挙げる活躍を見せたミークは、今季ワークスチームを復活させたシトロエンのドライバーとして活躍が期待されています。

2002年のデビューから初優勝までに14年を費やした苦労人であり、遅咲きとなった彼のキャリアがようやく花開くきっかけを掴むことが出来ました。

しかし、昨季はスポットで7戦に出場し2勝を挙げる活躍を見せ、フル参戦となった今季はライバルにとって脅威となる存在となりそうです。

今季はドライバー陣のなかでも最も実績を持つ彼が、若手のお手本となる戦いを期待されています。

コ・ドライバーはS2000時代からの長い付き合いとなるポール・ネーグルが担当します。

 

クレイグ・ブリーン

出典:http://www.craigbreen.com/

今季シトロエンのドライバーを務めるブリーンは、2011年にWRCアカデミーやスーパー2000クラスでタイトルを獲得し、2014年にWRCデビューを果たしました。

3シーズン目となる2016年にはシトロエンのドライバーに起用され、スポット参戦ながらも自身初の表彰台を獲得する活躍を見せ、今季はレギュラードライバーに抜擢されました。

勢いのある成長ぶりもあってチームからの期待は高く、結果でそれに応える走りを見せたいところです。

コ・ドライバーは昨年共にWRC2に参戦したスコット・マーティンが務めます。

 

ステファン・ルフェーベル

出典:https://fr.wikipedia.org/

今季からシトロエンのワークスドライバーに選ばれたルフェーベルは、その秘蔵っ子として2015年にデビューを飾り、3年目を迎える若手ドライバーです。

ドライバーの育成に力を入れるシトロエンはこれまで名ドライバーを輩出しており、そのため彼には高い期待が寄せられています

今季は初のWRCフル参戦ということもあって結果以上に光る速さを見せられるかという点に、多くの関係者が注目しています。

まだ経験が少ないことから今季は勉強の1年となるかもしれませんが、今後ラリー界でトップを争うドライバーになることが望まれています。

コ・ドライバーは同じく若手のギャビン・モレアーが担当します。

 

ヒュンダイ・モータースポーツ

© Red Bull Media House

今季WRCで4年目のシーズンを迎えるヒュンダイは、2014年の参戦当初から優勝を飾るなど高いパフォーマンスを発揮してきたチームです。

昨年はドライバーズ、マニュファクチャラーズのランキングで揃って2位を獲得するなど、惜しくもタイトルには届きませんでしたが、今季のタイトル候補と評され、2017年型マシンのi20WRCで初の年間タイトルを狙います。

 

ティエリー・ヌービル

出典:https://en.wikipedia.org/

昨年、総合ランキングで2位を獲得し、今年のチャンピオン候補に挙げられることも多いヌービルは、ヒュンダイで4年目のシーズンを迎えます。

デビュー2年目の2013年に5度の表彰台を獲得し、トップドライバーの仲間入りを果たすとその翌年からは、新たにWRCに参戦したヒュンダイへ移籍すると、チーム創設初年度で早くも優勝をもたらす活躍を見せ、大きな注目を集めました。

昨年は安定感にさらに磨きがかかり優勝を含む7度の表彰台を獲得し、チームに大きく貢献しました。

コ・ドライバーは2013年から彼を支えるニコラス・ジルソウルと引き続きコンビを組み、自身初のWRC王座を狙います。

 

ヘイデン・パッドン

出典:https://motorsport.hyundai.com/

ニュージーランド出身のラリードライバーとして、2011年にWRCデビューを飾ったパッドン。

初参戦から4年間はフル参戦に機会に恵まれませんでしたが2015年にようやくヒュンダイのシートを掴むと、そのシーズンで表彰台を獲得してみせ翌年もヒュンダイのシートを確保。

すると、昨年はラリー・オーストラリアで念願の初優勝に加え3度の表彰台を獲得、ドライバーズランキングでも4位を獲得するなど注目度が急上昇しており、今季はさらなる活躍が期待されるドライバーです。

WRC最年長で同じ故郷の出身であり、2013年からコンビを組むジョン・ケナードがコ・ドライバーを担当します。

 

ダニエル・ソルド

出典:https://motorsport.hyundai.com/

同じスペインのWRC王者であるカルロス・サインツの後継者と称され、長年WRCで戦ってきたソルドは11年目のシーズンを迎えます。

かつてはセバスチャン・ローブと共にシトロエンに所属した時には、チームのタイトル獲得に貢献してきたことでも広く知られるドライバーです。

これまで数々のチームを渡り歩き、2014年からヒュンダイに所属。経験豊富なベテランとして貢献するだけでなく、2014年のチームの初優勝の際には2位を獲得し、花を添えるといういぶし銀な活躍も見せました。

しかし、昨年は台頭著しい若手にやや遅れを取るシーンも見られましたが、今季は本来の速さを取り戻しチームを引っ張るべく奮闘したいところです。

また、コ・ドライバーにはヒュンダイ加入後から彼を支えるマルク・マルティと4年目のシーズンを迎えます。

 

まとめ

いよいよ1月20日の開幕戦モンテカルロから約1年間の激しい戦いが始まります。

王者オジェの移籍やトヨタの参戦もあって開幕前から話題が多かったですが、その各チーム、ドライバーの組み合わせがどのような戦いを見せてくれるかとても興味深いですね!

また、トヨタの参戦は日本のラリーファンだけでなく世界的にも注目を集めており、本当に見どころが多いシーズンとなりそうです。

5連覇へ向けて戦う王者オジェを筆頭に、新たなスターが誕生する予感がする2017年はWRCから目が離せない1年となりそうです!

Writer Introduction
shunsuke_kawai

モータースポーツライターをさせて頂いております、河合俊佑です。10代にF1の魅力にハマり、以後フォーミュラレースに憧れを抱く。大学時代は自身でカート活動を始め、モータースポーツの面白さを体感し、魅力を伝える事を志しています。少しでもモータースポーツを楽しく、分かりやすく伝えられるよう取組んで参ります。宜しくお願い致します。

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