日産はヤン・マーデンボローのGT500ステップアップがほぼ確実?

©︎Tomohiro Yoshita

続いては日産勢。今季も変わらず4チーム体制になる模様だが、このうちNISMOは松田次生/ロニー・クインタレッリ、MOLAは本山哲/千代勝正のコンビで変更はない様子だ。

ただ残る2チームは変更があるようで、その中にはヤン・マーデンボローの名前も浮上している。昨年はGT300で1勝を挙げ、全日本F3選手権でもランキング2位。日産アカデミー出身で一番実力を持っているドライバーの一人だ。その活躍を受けて今年はGT500ステップアップが確実視されているのだ。

中でも星野一義監督率いるチームインパルに加入するという話が有力で、パートナーは安田裕信の見込み。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは以前在籍したことがあるKONDO RACINGに移籍し佐々木大樹と組むのではないかと言われている。

そうすると、リストから外れてしまうのが柳田真孝。GT300に行くのではないかという話もよく聞こえてくるが、昨年はタイヤ無交換作戦を決めシーズン2勝を記録。申し分ない成績は残している。それだけに、ここは最終的にどういう体制になるかは分からない状況だ。

 

レクサス勢にも、様々な噂が?

©︎Tomohiro Yoshita

そして昨年チャンピオンを獲得したレクサス勢。ブースには新導入のLC500がカーボンカラーのまま展示され、一般公開日でも大きな注目を集めている。

気になるドライバー体制だが、大半のチームは変更がない様子。チャンピオンを獲得したサードはヘイキ・コバライネン/平手晃平のまま。同様にセルモも立川祐路/石浦宏明、ルマンも大嶋和也/アンドレア・カルダレッリと昨年からの継続となりそうだ。

また第7戦タイでGT500初優勝を飾ったバンドウも、当初は関口雄飛が移籍するのではないかという噂があったが、こちらも最終的には変更がなさそう。ただ2台で参戦しているトムスに関しては詳細が全く見えてきていない。

昨年は36号車が伊藤大輔/ニック・キャシディ、37号車がジェームス・ロシター/平川亮という布陣だったが、これをシャッフルするのか、新しいドライバーが入ってくるのか、様々な憶測が飛び交っている。

さらに噂レベルではあるが、WECに参戦している中嶋一貴や小林可夢偉という名前も聞こえてくるほど。体制発表では注目のチームと言えるかもしれない。

 

まとめ

おそらく今年も2月中にはレクサス、日産ともに体制を明らかにするだろう。

ここで話したのは、噂レベルのものが多い状態だが、この東京オートサロンで全体の状況が少しずつ見えてきた…というとこだ。

すでにホンダは発表されたが、残る2メーカーは最終的にどんな布陣を揃えてくるのか。非常に楽しみだ。

 

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