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中嶋一貴が見事なポールtoウィン!スーパーフォーミュラ2017いよいよ開幕!

今年も、国内最高峰のフォーミュラカーレースである全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017シーズンが開幕。予選・決勝ともに、わずかなミスも許されない白熱のバトルが展開された。シーズンの行方を占う開幕戦。果たして誰が勝利したのか?週末のレースを振り返っていく。

©︎Tomohiro Yoshita

ついに公式戦で1分35秒台!中嶋一貴がコースレコード樹立!

©︎Tomohiro Yoshita

4月22日に行われた公式予選。今年はタイヤのスペックが変わったのと、ホンダ・トヨタのエンジンの進化もあり、テストから平均して1秒以上タイムが良くなっている傾向があり、今回も久しぶりにコースレコード更新が期待された。

しかし、いざ予選を迎えると気温22度、路面温度33度と予想を上回る暑さに。それでも、予選Q1から従来のレコードである1分36秒996が塗り替えられ、トップドライバーたちがポールポジションを目指し、さらにタイムを詰めていく展開となった。

そして最終の予選Q3は、まさに0.001秒を争う接戦に。昨年王者の国本雄資が1分35秒997を記録すると、先週のWEC開幕戦を制した中嶋一貴が1分35秒907をマークしトップに浮上。さらに鈴鹿を得意とする山本尚貴も1分36秒004で3番手に飛び込んだ。

結局、中嶋がポールポジションを獲得し、国本、山本に加え石浦宏明が4番手に入り、チャンピオン経験者がトップ4を独占。特に上位3台はわずか0.1秒以内にひしめく、スーパーフォーミュラの過去の予選の中でも、特に僅差のバトルとなった。

 

スタートで失速しかけるも中嶋が守りきり優勝!

©︎Tomohiro Yoshita

決勝もチャンピオン同士のバトル。スタートではストールしかけたという中嶋だったが、なんとかトップを死守し1コーナーへ。それに続いたのが山本、3番手国本、4番手石浦という展開になった。

今回は途中にタイヤ交換義務(1本以上)というルールがあり、1~3周目に入るメンバーと、後半まで引っ張っていくメンバーとに分かれた。セルモインギング勢は、早めにピットをすませるが中嶋と山本はレース後半まで引っ張る作戦。

しかし、22周目に大嶋和也がスプーン2つ目でスピンを喫し、セーフティカーが導入。この時点でトップ2台はピットインしておらず、ペースを抑えられて不利になるかと思われたが、幸いセーフティカーの影響を受けない魔あピットに滑り込み、1本のみを交換。それぞれのポジションを守った。

結局、終始後続を圧倒した中嶋がレース再開後もトップを守りきり優勝。自身にとっては2015年第5戦オートポリス以来、約1年半ぶりの優勝。また昨年未勝利に終わった名門トムスに久しぶりの勝利をもたらした。

 

「楽じゃなかった…」レース後は安堵の表情

©︎Tomohiro Yoshita

パルクフェルメに戻ってきた中嶋は、珍しく力強く拳を握ってガッツポーズ。今週末は、金曜日の練習走行から調子が良かったのだが、それが逆にプレッシャーになっていた様子。

今年も強者揃いの選手権で、しっかりとポールポジション・優勝を勝ち取れて、安堵の表情をみせていた。

「ホッとしたというのが正直な感想です。金曜日から妙に調子が良くて、それが重荷になっていた部分もありましたし、予選も決勝も楽な戦いではなかったので、プレッシャーはありました」

一見、貫禄の勝利に見えたが、実際にはギリギリの戦いになっていた…それが伺える瞬間でもあった。

 

ピエール・ガスリー、まさかの10位

©︎Tomohiro Yoshita

一方、開幕前から大注目を集めていたピエール・ガスリー(TEAM無限)だったが、予想外の開幕戦となってしまった。

テストでは常にトップ5以内に入っていたが、今週末は気温・路面温度ともに上昇。昨年同様これに苦しめられるドライバーも少なくなかったのだが、ガスリーもこの変化に苦戦を強いられてしまう。

フリー走行からマシンに問題を抱えていたようで、思うようにマシンをコントロールできず。なんとか予選でセッティングを大幅に変えて持ち直すも、Q3ではスプーン2つ目でミスをし、大きくタイムロス。8番手に終わってしまった。

決勝では挽回を目指すも、ペースが上がらず。結局10位でノーポイントに終わった。

本人としても、この結果は予想外だったようで、パルクフェルメでマシンを降りると、ヘルメットをかぶったまま、ピットへ。その背中からは悔しさと落胆の気持ちがにじみ出ていた。

©︎Tomohiro Yoshita

「いろいろとマシンに問題を抱えていて思うように走れなかった。レース中にいくつかバトルもあったけど、これが本当なら10位争いじゃなくてトップ争いとしてバトルしたかった。データをしっかり分析して、次の岡山までに解消して臨みたい。早くトップ3やトップ5で争えるようになりたい」と、落胆した様子だった。

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

今回、注目どころが非常に多かった開幕戦だったが、終わってみればチャンピオン経験者がトップ5を独占。予想外のコンディションになった部分もあったが、そこに合わせ込めたチーム・ドライバーたちが上位にきたという印象でもあった。

次回は、第2戦岡山が5月末に開催。今度は2レース制となるだけに、どんな展開になるのか?今年もスーパーフォーミュラから目が離せない。

 
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Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。

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