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今年のFIA-F4はアツい!第3・4戦富士ラウンドは宮田、大湯、笹原の三つ巴に!

スーパーGTとの併催レースとして、2015年から始まった「FIA-F4 JAPANESE CHANPIONSHIP」。トップカテゴリーを目指す若手ドライバーの登竜門として、今年も多くのドライバーがエントリーしている。開催3年目となる今季は、昨年王者の宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)を中心に、早くも白熱のライバル対決が始まっている。

©︎Tomohiro Yoshita

終盤での大逆転!王者の宮田が今季初優勝!

©︎Tomohiro Yoshita

2日に行われた第3戦。ポールポジションを獲得したのは大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)。スタートから後続を引き離していく。

一方、ディフェンディングチャンピオンの宮田は2番手からのレースになるが、序盤はHFDP勢の方がペースが良く苦戦。開幕ラウンドも2戦続けて勝利を逃しているだけに、苦しい戦いになるかと思われた。

しかし、岡山が終わった後、宮田は「次回の富士はホームコースなので、その強みを生かしたい」と語っていた。それが、しっかりと生きてくるレース展開となっていく。

徐々に大湯との間合いとつめ、レース中盤には1秒を切って背後に接近。大湯もトップを譲ってたまるものかと、先手先手でラインを抑え、逃げようとする。

この時点でスーパーGT公式予選前ではあったが、早くも若い2人が手に握るバトルを繰り広げ、ファンも釘付けになっていた。

©︎Tomohiro Yoshita

岡山ラウンドではHFDP勢が優勢だったが、今回は宮田に勢いがあった。

そして9周目の最終コーナーで懐に入ると、スリップストリームで一気に逆転。一撃で大湯を抜き去った。

それでも大湯は負けじと、食らいつき、13周目のヘアピンでインに飛び込み再逆転。すると宮田がセクター3で再び間合いをつめ、メインストレートでパス。終盤になればなるほど、2人のトップ争いは激戦を極めた。

両者のトップ争いはファイナルラップまで続いたが、宮田が隙を与えずそのままチェッカーフラッグ。今季初優勝を飾った。2番手には大湯、3番手には笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)が入った。

©︎Tomohiro Yoshita

「序盤は、HFDP勢の方がペースが速いことはわかっていたので、後ろに下がらないようにしようと心がけました。1~2周目でポジションをキープできていたことが勝因になったと思います」と冷静に語った宮田。

岡山では100%のパフォーマンスを出し切れず敗退。全日本F3の鈴鹿ラウンドではトラブルにより2戦とも走れずと、自身の中でもモヤモヤしたものがあった模様。それが、逆にモチベーションになり、今回の激走につながった。

©︎Tomohiro Yoshita

「やっぱりホームコースだし、F3は使っているマテリアルが違う部分もあるので、勝つのは簡単ではない部分もあります。F4の方が勝つ確率が高いと思っていたので、今回もちろん勝ちたかったし、変にストレスという部分はあまりなく、闘争心にかえて、勝つためにこの準備が必要だと思ってそれを実行してきました」

 

第4戦も三つ巴バトル勃発!“強い”宮田が2連勝をマーク。

©︎Tomohiro Yoshita

4日の朝8時30分から始まった第4戦。今度はポールポジションが宮田、2番手大湯という順でスタート。1コーナーまできっちりトップを守った宮田がトップで通過するが、大湯はブレーキング時にバランスを崩し順位を後退。後方も混乱してしまい、一気に宮田がリードを奪う。

©︎Tomohiro Yoshita

ところが、4周目のコカ・コーラコーナーで宮田がバランスを見出しコースオフ。この間に笹原がトップに浮上した。

開幕戦以来となる笹原vs宮田のバトル。しかし、昨日同様に勢いは完全に宮田にあり、すぐに挽回。レース中盤には背後につく。そして10周目のメインストレートで宮田が並びかけ、オーバーテイク。そこからは完全にペースを取り戻し、一気に後続を引き離した。

©︎Tomohiro Yoshita

一方、2番手に下がった笹原だが、そこからペースが伸び悩み、スタート直後の後退から追い上げてきた大湯が11周目に逆転。結局、2日間とも同じトップ3の組み合わせとなりチェッカーフラッグが振られた。

 

次回も楽しみな三つ巴バトル

©︎Tomohiro Yoshita

開幕戦では影を潜めていた宮田のパフォーマンスだったが、あくまで「ホームコースでのレースだったから」と、冷静な表情。やはり今季のF4ではこれからも大湯、笹原との戦いが続いてくことになるからだだろう。

この辺は、大湯と笹原も宮田を意識している様子だった。

©︎Tomohiro Yoshita

大湯「厳しい戦いになると思いますし、今回は勝てなかったですけど、もう少し同じくらいのペースになればチャンスはあると思います」と、今回はペース的に劣っていた部分があって、それを次までに改善したいとのこと。ヨーロッパでもレース経験がある笹原も「多分、この3人でこれからもトップを争っていくことになると思いますが、僕はあまり他のことは気にせず、自分の仕事を精一杯すれば結果はついてくると思うので、また精一杯頑張りたいです」

 

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

次回は第5・6戦がオートポリスで開催。今回の富士とは違いテクニカルな要素が増えるコースになるが、この3人はどのように攻略し、ライバルを突き放す走りを見せるのか?

普段はスーパーGTばかり注目されがちだが、是非FIA-F4も観戦していただくと、面白いかもしれない。

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Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

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