Motorz

クルマ・バイクをもっと楽しくするメディア

Motorz

CATEGORYNews, Race

佐藤琢磨、念願のインディ500制覇に一歩前進!?第101回インディ500の見どころは?

今年で101回目を迎えるアメリカン・モータースポーツの伝統あるレース「インディ500」が今週末の5月28日に開催される。すでに5月15日からプラクティスが始まっており、20・21日には決勝グリッドを決める予選も開催された。ここ数年は「インディ500優勝」を大きな目標に掲げる佐藤琢磨。ついにその悲願に一歩前進するグリッドポジションを手に入れた。

©︎INDY CAR

8回目のインディ500、初のファスト9進出!

©︎INDY CAR

2010年からのインディカー・シリーズに参戦している琢磨。今年でインディ500への挑戦も8回目を迎える。

すでに2013年には初優勝を獲得している琢磨だが、その当時から毎年のように宣言し続けてきた目標。それが「インディ500制覇」だ。

何度も挑戦しては破れるレースが続いてきた琢磨。その中でも印象に残っているのが、やはり2012年。

終盤にトップ3争いに加わり、残り数周というところで2番手に浮上。そしてファイナルラップに入ったところでダリオ・フランキッティのインに飛び込むが、白線で滑ってしまいスピン。そのままクラッシュしてしまい、優勝は叶わなかった。

今年は強豪アンドレッティ・オートスポーツに移籍。このレースでの優勝経験もあり、何よりオーバルコースに強いチーム。さらにチャンピオン経験者などチームメイトも強豪ぞろい。今シーズンも、この布陣に助けられ、上位入賞を果たしたレースもあった。

©︎INDY CAR

そんな中で迎えた伝統のレースウィーク。プラクティスから調子がよく、トップ10圏内に入る日も少なくなく、“今年の琢磨は好調だ!”という雰囲気がファンや関係者の間で漂い始めていた。

そして迎えた予選1日目。インディ500では、1周2.5マイルのコースを4周連続で周回。その平均スピード(マイル表記)でグリッドを決めるという伝統的な方式。

1日目のセッションで毎年なかなかタイムが伸びていなかった琢磨だが、230.382mphを記録。トップのエド・カーペンターとは僅差の走りを見せ、ホンダ勢最上位となる2番手を獲得した。

これで2日目に上位9台でポールポジションを争う「ファスト9」へ進出。もちろん、琢磨にとっても過去参戦した日本人ドライバーの中でも、予選1日目で2番手というのは初めてのこと。そのまま日本人初のインディ500ポールポジションも期待された。

 

限界ギリギリのアタック!4番グリッドを獲得!

©︎INDY CAR

2日目「ポールデイ」。上位9台のマシンが1台ずつ出走し、再び4周連続アタックに入っていく。琢磨も準備万端でコースインし、ポールポジションめがけてアタックをスタート。

今年もポール争いは本当にシビアなものとなり、琢磨も壁にホイールをかすらせるまで攻め込むドライビングを披露した。

結果的に231.365mphで4番手。惜しくもポールポジションとフロントロー獲得はならなかったが、決勝のことを考えると、申し分ないグリッドを手に入れた。

©︎INDY CAR

佐藤琢磨コメント

「懸命にプッシュしました。ラップ3とラップ4は本当にギリギリで、ウォールと軽く接触しましたが、そのまま続けることができました。2列目グリッドに並ぶことができて本当に嬉しいです。もちろん、フロントロウのほうがもっといいですけれど、これはチームが一丸となって努力した結果です。自分がスタートするポジションについては心から嬉しく思っています。決勝は、予選とはまた違ったストーリーになるでしょうが、僕たちのマシーンは決勝でも強力なので、できればそれを実際に証明したいと思います」(アンドレッティ・オートスポーツのプレスリリースより)

 

ポールポジションはスコット・ディクソン

©︎INDY CAR

第101回大会のポールポジションを獲得したのはスコット・ディクソン。1日目では3番手だったが、ファスト9で一気にタイム更新。232.164mphで、頭一つ抜け出し、同レースでは通算3回目のポールポジションを獲得した。

過去、4度のインディカー・シリーズチャンピオンに輝いているディクソン。現在もランキング2位につけており、このまま決勝でも逃げ切りたいところだ。

 

初インディのアロンソ、いきなり5番手と高い順応性をみせる!

©︎INDY CAR

そして、世界中のモータースポーツファンにとって驚きのニュースだったのが、今年F1に参戦しているフェルナンド・アロンソが、モナコGPを欠場してインディ500に参戦するということ。

これには、マクラーレン・ホンダも強力バックアップ。琢磨と同じアンドレッティ・オートスポーツからのエントリーとなる。

©︎INDY CAR

マクラーレンのチームカラーであるオレンジ一色のマシンに乗り込んだアロンソ。実際に、このマシンを始めてドライブしたのは5月初めのこと。

このレースでは約1週間にわたりプラクティスセッションがあり、たくさん走り込めるとはいうものの、予選1日目ではいきなり7番手タイムを記録し、ファスト9に進出。

ポールデイでも安定した走りを見せ、琢磨のすぐ隣、5番グリッドを手に入れた。

©︎INDY CAR

インディ初レースとは思えないほどの順応性と速さを見せたアロンソ。改めて、彼のドライビングのレベルの高さを痛感する結果となった。

 

まとめ

©︎INDY CAR

いよいよ今週末の日曜日に決勝が行われるインディ500。琢磨は、2012年の借りを返すことができるのか?

そして、アロンソのレース結果はどうなるのか?2人とも優勝できるチャンスが十分にあるグリッドだけに、目が離せない。

 

あわせて読みたい
終盤でまさかの逆転劇!インディ第3戦バーバーのレースを一挙振り返り!
佐藤琢磨、自身2勝目に期待がかかるも…インディカー2017第2戦ロングビーチ
佐藤琢磨がインディ2017開幕戦で5位!好結果の裏側で支えになった存在とは?

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!


 

Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

車買取.com