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今買わないと、高くて手に入らない!一度乗ると夢中になるホンダS2000の魅力って何だ!?

ここ数年復活の兆しが見られるスポーツカー。スポーツカーと言えば、GT-R、フェラーリ、ポルシェのような大柄で高価な車が想像されがちですが、日本には手頃でライトなスポーツカーが存在します。それは、既に生産は終了していながらも、今でも根強いファンが多いFRスポーツカー、HONDA S2000です。

©HONDA

リアルオープンスポーツカー

S2000はホンダが「新しい走りの楽しさを提案するリアルオープンスポーツカー」をテーマに開発したFRスポーツカーです。

その祖先は、1963年にホンダが初めて世に送り出したスポーツカーであるS500。

「人とクルマと風と光との一体感」をコンセプトに創られたオープンスポーツカーでした。

出典:http://only-carz.com/

F1をはじめ、数々のモータースポーツの舞台でテクノロジーを進化させてきたホンダが、そのS500から36年の時を経て、再び世に送り出した「リアルオープンスポーツカー」それがS2000なのです。

 

 ホンダ50周年のメモリアルカー?

S2000はホンダ50周年となる1998年に発売する予定でしたが、開発が間に合わず、翌1999年に発売されました。

発売期間は1999年から2009年の10年間。世界中で11万人以上のオーナーに愛された車となりました。

開発責任者の上原繁さんは、S2000の開発について次のような言葉で語っています。

・開発する側が自ら楽しい経験をしながらつくり上げなければ楽しいクルマはできない。

・他に類がない唯一無二のものにしたかった。

・「ボディ剛性が低いオープンカーでは、本格的なスポーツカーが出来ない」という一般常識への挑戦。

車好きにはたまらない言葉ではないでしょうか。

 

 ターゲットはワィンディング

©HONDA

開発は北海道上川郡にあるホンダのテストコース、鷹栖プルービンググラウンドで行われました。

敷地面積は788万㎡、実に東京ドーム167個分の敷地です。そこにレイアウトされた50のテストコースには、世界のありとあらゆる道路が再現されています。

その中にある「ワインディングコース」は、1周6.2km最大高低差57.5mの中に160Rから9Rまでの異なるコーナーと、路面変化等を設定した開発過程での妥協を許さない難コースでした。

ホンダはそのコースによる開発過程を「そこで走りを鍛える」と呼んでいるそうです。

その過酷なテストコースでセッティングされたS2000は、走りの楽しさをスポイルすることなく、一般のワインディングロードはもちろん、様々な路面での安全性、快適性を損なわず走行できるように仕上げられたのです。

 

楽しみ方のトリセツ

「リアルオープンスポーツカー」の言葉が表すとおり、S2000はオープンカーの楽しさとスポーツカーの楽しさを1台で味わえる車となっています。

©HONDA

アルミ製のシフトノブとスポーツペダルが標準装備されていて、ドライバーをその気にさせてくれるのです。

まずは楽しみ方の一部を紹介したいと思います。

 

オープンカーを楽しむ

©Honda

電動ソフトトップは頭上2カ所のロックを手動で解除し、スイッチを押すだけのシンプルな操作でスムーズに開閉できます。また、開閉時間6秒は未だにナンバー1の速さを誇っているのです。

また、空調も腰下全体を暖めるエアコンの「オープンモード」を新設定するなど、一年を通してオープンカーを楽しめます。

 

スポーツカーを楽しむ

スポーツカーとしても性能はトップレベルです。

エンジンはS2000の為に開発された「F20C」で、自然吸気2000ccでホンダ特有のVTECが採用されているのです。

9,000回転まで回り、最高出力は250馬力、出力だけではなくレスポンスにもこだわったエンジンとなっています。

©HONDA

ボディは「ハイXボーンフレーム構造」という新しい技術を駆使したボディで、エンジンを縦に搭載する事により高剛性、前後重量バランス50:50という、理想のレイアウトを実現!

©Honda

ボンネットはアルミ製で車両重量は1,250kgに抑えられています。

また、6速マニュアルしか設定がないところも、リアルスポーツカーとしてのこだわりが感じられます。

 

モータースポーツを楽しむ

©Tomohiro Yoshita

S2000はモータースポーツ用マシンとしても高い人気を誇っています。

スーパー耐久シリーズ、その中で排気量1,501cc~2,000ccの車両で戦われるST-4クラスでは、生産が終了して年月が経過してはいますが、現行のトヨタ86やスバルBRZを相手に未だ一線で活躍しています。

 

カスタムを楽しむ

©Honda

カスタムパーツも豊富で「無限」はもちろん、各地のカスタムショップで取り扱いされています。

エアロパーツやサスペンション、マフラーにECU、スーパーチャージャーKITやボアアップKITなど、公道で使用できるパーツからレースで勝てるパーツまで豊富に発売されているのです。

S2000が登場した時は各カスタムショップが本気でチューニングして、著名なレーサー達がこぞって試乗し、多くの自動車メディアに頻繁に取り上げられていました。

©HONDA

試乗インプレッションでは「ハンドリングが素直」、「路面のギャップを上手く吸収してくれる」という車の特性を褒める言葉を良く耳にしましたが、一番多かった言葉は「乗っていて楽しい車」だったと記憶しています。

ノーマルでも楽しいS2000ですが、ドレスアップをして街をドライブしたり、チューンナップをしてサーキットを楽しむなど、ファッション感覚で自分なりにカスタムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 止まらない進化

AP-1からAP‐2へ

©HONDA

S2000は排気量2000ccのスポーツカーとして誕生しましたが、2005年に大幅な進化を遂げました。

エンジンの排気量を2200ccにアップし、8,000回転で最高出力は242馬力となりました。スペックだけ見ると、ダウンしたかのように見えますが、中低速のトルクアップを図り、乗りやすさを向上したのです。

一般的にS2000は、2005年までの2000ccの型式が「AP-1」、2200ccが「AP-2」と呼ばれています。

2000cc時代には、2001年に最初のマイナーチェンジをし、主な変更点はサスペンションのセッティングでした。

そして2007年にはAP-2で初めて、そしてS2000最後のマイナーチェンジが行われ、横滑りを制御する電子デバイス「VSA」を全車に採用。スポーツ走行をより安全に楽しめる車になったのです。

1999年の発売以来、標準的な「ベースグレード」、車速によりステアリングの切れ角をアシストしてくれるVGSを搭載した「TYPE V」、そして新たに走りを追求したグレード「TYPE S」がラインアップされました。

 

「TYPE S」の性能

出典:http://www.topspeed.com/

TYPE Sはサスペンションのセッティングだけでなく、「空力による高速安定性の向上」を前提に改良された、前後大型スポイラー、タイヤへの空力まで考えられた前後ストレーキが装備され、迫力のある外観が与えられました。

その進化により、ロール剛性を考えた足回と空力、電子デバイスの採用により「安全性」と「旋回性」を獲得した、「リアルオープンスポーツカー」と呼ぶに相応しいモデルに進化したグレードと言えるのではないでしょうか。

 

出典:http://www.autocarnet.gr/

ちなみにインテリア、エクステリアもマイナーチェンジごとに変更は行われていますが、基本的にシンプルな構造になっています。

©HONDA

またエアコンスイッチとオーディオスイッチがステアリングの左右にセットされていているので、ドライビングポジションを崩すことなく快適に操作が行えます。

 

気になる中古市場

ここ最近、中古車市場でも価格が年々上がってきています。そして、「TYPE S」では400万円前後に高騰している中古車も多数見られます。新車価格が税抜きで380万円なので、全く値落ちしていません。

また、2000ccのAP-1でも200万円前後が相場となっています。

中古車なので走行距離、修復歴、カスタムにより価格は変動するので、一概に高い、安いと言い切ることはできませんが、この価格を見ると、現在でも人気の高さが伺えます。

 

S2000のスペック

ホンダ S2000のスペック(1999年式 AP1 ベースグレード)

全長×全幅×全高(mm):4,135×1,750×1,285
ホイールベース(mm):2,400
車両重量(kg):1,240
エンジン仕様・型式:F20C 直列4気筒DOHC 16バルブ VTEC
総排気量(cc):1,997cc
最高出力:250ps/8,300rpm
最大トルク:22.2kgm/7,500rpm
トランスミッション:6MT
駆動方式:FR

 

 まとめ

©HONDA

ホンダの創った「リアルオープンスポーツカー」であり、楽しさを追求したS2000。

走り屋のバイブルともなっている大人気コミック「イニシャルD」で、「俺だってホンダがFR車を作ってくれれば乗り換えるよ」というセリフが登場するぐらい、自動車ファンが待ち望んだホンダのFRモデルでした。

2シータースポーツモデルのそのコクピットに乗り込んで、スタートボタンを押してみたくなりませんか。

 

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