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ライムグリーンは憧れ!?400ccレプリカバイクの名車・カワサキZXR400とは

 

カワサキの400ccの名車といえばKH400、ゼファー400、ZRX400などネイキッドバイクが頭に浮かぶ方が多いと思いますが、ZXR400もカワサキを代表する400ccバイクの1台です。レプリカバイク激戦期にデビューしたため強豪なライバルモデルが多数ありますが、ZXR400も負けず劣らず相当な高性能マシンでした。そんな名車、ZXR400のについてご紹介します。

 

カワサキ ZXR 400

Photo by amaknow

カワサキZXR400とは

 

ZXR400は1989~2000年までカワサキから販売された400ccレプリカバイクであり、2ストローク250ccレプリカバイクや、ホンダVFR400R、ヤマハFZR400R、スズキGSX-R400がライバル車でした。

なぜ、これほど各メーカーが250cc・400ccレプリカバイクの開発に力を入れていたかというと、当時全日本ロードレース選手権の人気が高く、そこで走るバイクの成績によってバイクの販売台数が大きく左右されていたことが挙げられます。

カワサキは、全日本ロードレース選手権の2ストローク250ccと4ストローク400ccで争われるTT‐F3クラスに勝てるバイクを送り込むために、ZXR400を開発しました。

さらにZXR400からレース向けホモロゲーションモデルとしてZXR400Rが発売され、ZXR400にはないハイカム、クロスミッション、FCRキャブ、フルアジャスタブルサスペンション、FRP製一体型シングルシートカウルを搭載。

レースで勝つために開発されたZXR400には、バブル時代背景もあり開発にかなりのお金をかけた高額なパーツが多数使用されているのです。

 

カワサキZXR400の魅力は何か?

 

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ZXR400のカッコいい箇所というと、アッパーカウルからタンクにつながっている2本のパイプと答える方が多いのではないでしょうか。

当時のホンダのVFR400やRVF400、ヤマハFZR400R、スズキGSX-R400などライバル車にないパーツに惹かれたライダーも多かったと思います。

この2本のホースは、エアボックスにつながったラムエアダクトという見方をされる方もいらっしゃいますが、実はそうでなく、K-CAS(カワサキ クール エアーインテーク システム)といってアッパーカウルのダクトから空気を取り入れ、それをエンジンの冷却に利用するものなのです。

 

ガンダム ザク

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しかしZXR400を見た方からは、エンジン冷却パーツという意識よりもより、「2本のパイプはなんだ!かっこいい!」と思った方は多く「ガンダムのザクみたいだ!」なんて声もよく聞かれました。

 

カワサキZXR400のモータースポーツでの活躍

 

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ZXR400Rの魅力は、激戦の全日本ロードレース選手権TT-F3クラスでシリーズタイトルを獲得をし、TT-F1クラスからSP400クラスに代わって多くのライダーがZXR400の高いポテンシャルに惹かれ、レースに参戦していたことも挙げられます。

現在レーシングチーム「TRICK★STAR RACING」の監督をしている鶴田竜二(つるた りゅうじ)さんは、1990年全日本ロードレース選手権TT-F3クラスでZXR400Rに乗りシリーズチャンピオンを獲得しました。

このZXR400がデビューしてから2年目でタイトルを獲得したことは、400ccレプリカバイクの中でもZXR400Rの性能の高さにインパクトを残したのです。

全日本ロードレース選手権でTT-F3クラスが終了し、4ストローク400ccレプリカバイクで争われるSP400クラスとなってからも、地方選手権などのSP400クラスに出場するマシンのほとんどはZXR400R。

各メーカーから400ccレプリカバイクは販売されていましたが、どのライダーもZXR400Rを選ぶほどの速さを誇るバイクだったのです。

 

カワサキZXR400のスペック

 

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ZXR400の歴代モデルは、初代モデルが1989年~1990年に製造されたH1・H2型、フルモデルチェンジが行われ1991年~1992年に製造されたL1・L2型、自主馬力規制でマイナーチェンジされ1993年~2000年に製造されたL3・L4・L4A・L5・L9型に分けられます。

それぞれの特徴は、初代モデルのヘッドライトが丸目2灯、1991年~1992年のモデルで軽量化とヘッドランプ形状の変更、1993年~2000年のモデルが馬力自主規制で59~53PSにデチューンされた仕様でした。

 

カワサキZXR400各モデルのスペック

 

1989年~1990年仕様
H1、H2
1991年~1992年仕様
L1、L2
1993年~2000年仕様
L3、L4、L4A、L5、L9
全長×全幅×全高(mm) 2,035×705×1,125 1,995×710×1,080 1,995×710×1,080
シート高(mm) 765 760 760
軸間距離(mm) 1,395 1,385 1,385
乾燥重量/車両重量(kg) 162/188 160/186 160/186
燃料タンク容量(ℓ) 16 16 16
エンジン形式 水冷4ストローク並列4気筒DOHC 水冷4ストローク並列4気筒DOHC 水冷4ストローク並列4気筒DOHC
総排気量(cc) 398 398 398
圧縮比 11.5 12.1 12.1
最高出力kW(ps)/rpm 43(59)/12,000 43(59)/12,000 38(53)/12,000
最大トルク N・m(kg・m)/rpm 39(4.0)/10,000 39(4.0)/10,000 35(3.6)/10,000
トランスミッション 常時かみ合い6段リターン式 常時かみ合い6段リターン式 常時かみ合い6段リターン式
フロントタイヤ・リヤタイヤ 120/60R17・160/60R17 120/60R17・160/60R17 120/60R-17・160/60R-17

 

まとめ

 

ZXR400を振り返れば、あのときの400ccレプリカはよかったなぁ~と思う方が多いのではないでしょうか。

近年250ccや400ccのスポーツバイクがブレイクしていますが、2気筒エンジンがほとんどで、コストをかけて作られた4気筒のバイクをうらやましく思います。

しかも、最近はZXR400の中古車台数が少なくなり、プレミア中古価格の車両が多くなっているので、購入するのであればそれなりの金額を用意する必要も!!

それでもZXR400を思い返すと、欲しいと思ってしまう魅力的な1台です。

 

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Writer Introduction
池田 勇生

自動車・バイクを専門にフリーライターをしています。10代からTVでバイクレースを観たり、自らミニバイクレースへ参戦もしたりなんかして、プロレーサーに憧れていた青春時代を過ごしていました。車離れやバイク離れといわれる昨今ですが、若い方へ多くの魅力を伝えていき今後の自動車・バイク業界を盛り上げていきたいです。

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