Alfa Romeo Tipo 33/2 Stradale

出典:https://en.wikipedia.org/

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アルファロメオのエンブレムと言えば蛇。だからか、アルファ好きはこぞって「蛇の毒にやられた」と言いがち。

そんな蛇の毒にやられた人たちが全員褒め称えるのがこの1台「アルファロメオ ティーポ33/2 ストラダーレ」

この車はレーシングカーTipo33の公道仕様で、1967年から4年間で18台だけが生産されました。

700kgの車体に、2リッターV8のツインスパークエンジンを搭載し、230馬力を発生したこのマシン、当時としては超高性能なのは言うまでもないでしょう。

そのデザインはまさに曲線美。そんなTipo33に魅了されて、作っちゃったのがこちら!

出典:http://aeolos.at.webry.info/

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ホンダ ビートをベースに作り上げられたミニサイズTipo33、その名も「Bipo33Stradale」

ビートのフレームを切り刻み、ボディはFRPで作成。当時のblogがネット上に残っていますが、資料が少なく、非常に苦労して製作されたそうです。

ちなみに、ヘッドライトが4つあるのはプロトタイプの証。量産モデルは2つしかありません。

究極の曲線美を本気で再現されているこの一台、ストラダーレに対する異常な愛情をとにかく感じざるを得ません。

 

Chaparral  2J

出典:http://www.petroleummuseum.org/

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「バキュームクリーナー」の愛称で有名?アメリカのレース「Can-am」に出場するために、シャパラルカーズによって製作された「シャパラル2J」!

このマシン、一言で言い表すと変態。いわゆる「ファンカー」と呼ばれるマシンで、車体後方には2基のファンが装備され、車体下部の空気を無理やり吸い出しています。

出典:https://ja.wikipedia.org

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それによって、他を圧倒するほどのダウンフォースを発生させることができました。

さらに、そのファンを回すためだけにスノーモービル用の小さなエンジンを積んでいるなど、とんでもない機構が満載です。

そのレプリカがこちら!

出典:http://www16.tok2.com/home/carmeet/

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出典:http://yota8maru.web.fc2.com/

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ちょっとスリム!?車体後部のファンはおそらくダミーですが、フロント開口部周りの再現度が非常に高い!?

ちなみに、ベースはアルトワークスらしいですが、面影は皆無。

世界に2台しかないと言うファンカー(もう一台はF1 アルファロメオBT46)、3台目はこの2Jで決まり!?

 

 

Abarth 1000TCR

出典:http://www.abarth.jp/

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イタリアの自動車メーカー、フィアットの車両を改造してレースなどに参戦している「アバルト」

フィアット600という超軽量車両に、元の4倍以上のパワーが出るまでチューンされたエンジンを搭載。

小さい車体ながら、最高速は200km/hを超える驚きのマシン。そのレプリカがコチラ。

出典:http://www.owl-garage.jp/

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日産ザウルスJr.をベースに作成された、超シャコタンのマシン「フィアット・アダルト」

チョップ・ド・トップ(屋根を低くすること)されたような見た目。よく見るとドアがない?

なんとこのマシン、屋根が開いてそこから乗り込むらしいです。オドロキ。

しかし、ここまで低いと、走ってる姿はめちゃめちゃカッコいいんじゃないでしょうか!

 

 

日産R382

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/brand_new_song_3rd

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高橋国光さん、黒澤元治さん、北野元さんという、生きる伝説「日産三羽ガラス」がドライブしたR382

6リッターV型12気筒エンジンを搭載し、パワーは600馬力以上、トルクは62キロ以上。

日本グランプリでポルシェ917、トヨタ7を抑えて1,2フィニッシュした伝説のマシンのレプリカが、こちら。

出典:http://minkara.carview.co.jp/smart/userid/335937/

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どうでしょうか?サイズ感も含めて完全再現!?

こちら、フレームはGT35と同じカドウェル製ですが、エンジンはスバルの4気筒スーパーチャージャー。VIVIOのエンジンでしょうね。

本家が6リッターなので、およそ10分の1。誰もが本気で楽しめる仕様なんじゃないでしょうか。頭上のインテーク部分がたまらない一台です!

 

 

PORSCHE 917 LH

出典:http://plaza.rakuten.co.jp/787b767b/

出典:http://plaza.rakuten.co.jp/787b767b/

最後になりましたが、K4GPにおいて、このマシンを紹介しないわけにはいかないでしょう。「PORSCHE 917 LH」

生沢徹さんのドライブで、富士グランチャンピオンレースにも出場したこともある917。それをベースに、ル・マンで勝つために作られたのが、この917LH。

ロングテール化により、高速域での安定性を高めることに成功し、総合2位という成績を収めました。

このマシンのレプリカがこちら。

出典:https://www.youtube.com/

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見事な再現度の一台。それもそのはず、このマシンは、イベントを主催するマッドハウスで作成された一台。

ベース車両は三菱のi。なんとATだというから驚きです。

実車より小さくはありますが、この存在感!

主催自ら作成したとんでもないレプリカマシンがいるからこそ、みんなこぞってレプリカを作るのでしょうね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は10台のマシンをご紹介しましたが、まだまだたくさんのレプリカマシンが参加しているK4GP。

紹介しきれなかった車体については、現地で、自分の目で確認してみてはいかがでしょうか?

写真からは見えなかった細かいディテールのこだわりや、驚きのテクニックも見えてくるかもしれませんよ?

2016年は8月15日、16日に富士スピードウェイで開催予定。

お盆休みの予定はK4GPで決まりかも!?

 

 

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