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Motorz的F1レポート「2016 F1第4戦 ロシアGP編」

F1第4戦ロシアGPの決勝レースが2016年5月1日にソチ・オートドロームにて行われました。荒れた展開の中、今回もメルセデス勢の速さが目立ちニコ・ロズベルグの大記録の達成、ハミルトンの巻き返しなど激しいバトルのまま幕を閉じたロシアGPを振り返ります。

©Pirelli

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予選 ハミルトンの出鼻を挫くトラブル!そして伏兵の出現

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今季で3度目の開催となるロシアGP

予選から波乱が続出、

ここまで3戦を終え未勝利のルイス・ハミルトンとチームメイトのニコ・ロズベルグがQ1から激しいタイム争い繰り広げていきますが、

Q3にてルイス・ハミルトンのマシンにトラブルが発生。ハミルトンはマシンから降り予選を終了。

Q3でアタック出来なかったハミルトンはノータイムに終わり、10番グリッドからのスタートを余儀なくされ、チャンピオンシップにおいてますます苦しい展開を強いられることとなりました。

一方Q3でアタックに向かったロズベルグは、1度のアタックでポールポジションを揺るぎないものとし、4連勝へ大きく前進、注目はそれを阻むライバル達に集まります。

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予選は進み、最終的に2番手タイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)でしたが、ギアボックス交換のペナルティとして5グリッド降格が決定していたため、3番手を獲得したバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が今季初のフロントローを掴み初優勝へ大きく期待を抱く結果となりました。

また3番グリッドにはキミ・ライコネン(フェラーリ)、Q3進出を目標に掲げるマクラーレンではバトンが12番手、アロンソが14番手と今回の予選でその目標を達成することは叶いませんでした。

予選ハイライト動画

中団で多重クラッシュ、激しいオープニングラップ

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レースがスタートすると長いメインストレートを駆け抜け、各車最初のブレーキングポイントとなる2コーナーでアクシデントが巻き起こります。

混乱の原因となったのは、母国グランプリとなるダニール・クビヤト(レッドブル)で2コーナーでベッテルに追突するとそれを皮切りに後方でも行き場を失ったドライバーが数多く接触するなど、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)とリオ・ハリアント(マノー)がここでリタイアとなります。

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そしてクビヤトは3コーナーで再びベッテルに追突してしまい、後方から追い上げを期待されたベッテルはウォールにクラッシュ!ここで姿を消し、また前戦の中国で巻き起こった因縁を再現するようなこのアクシデントに対し、クビヤトはその後10秒のストップアンドゴーのペナルティが課せられ母国での上位争いから退いてしまいます。

また上位ではトップを守ったロズベルグの後方で、激しいバトルをみせたボッタスとライコネンのフィンランド人対決はライコネンに軍配が上がり2番手からライコネン、ボッタス、マッサ、そして10番手から混乱を回避して浮上したハミルトンが続き、レースはセーフティカーによって一時中断となります。

逆襲へ向け始まるハミルトンの猛チャージ

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セーフティカーが退きレースが再開されるとアグレッシブな走りを見せたのは今季初優勝が欲しいハミルトン。

ハミルトンはレースリスタート後に前を行くマッサを捉えると、ライコネンをもかわし早くも表彰台圏内まで浮上、ボッタスが走る2番手のポジションを狙います。

1度目のピットストップでボッタスを抜き去ると前を行くのは、ロズベルグただ1人となり13秒差を詰めるべくペースを上げ優勝をあきらめない走りを続けますが、レース中盤に起こった冷却系トラブルでペースダウンを余儀なくされロズベルグの追撃を断念し、ハミルトンと同じくピットストップでボッタスを再度かわした3番手ライコネンに抜かれな為に、差を縮められないことに専念することに。

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また、中団ではマクラーレンのアロンソが堅実な走りを見せ、7位を走行中マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)のリタイアもあり6位まで浮上、さらにその後方ではマグヌッセン(ルノー)が今季初入賞を目指し粘り強い走りをみせ、その争いにグロージャン、ペレス、サインツ、バトンが加わり拮抗したバトルのまま終盤へ突入していきます。

またしても独走でロズベルグが開幕4連勝と通算7連勝の偉業を達成!

SOCHI (RUSSIA) - 29/04/2016 © FOTO STUDIO COLOMBO PER PIRELLI MEDIA (© COPYRIGHT FREE)

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そして激しいバトルが行われたロシアGPは53周を終え無事にチェッカー。

優勝は開幕4連勝で昨季から続く連勝を7に伸ばしたロズベルグで、7連勝はミハエル・シューマッハ、アルベルト・アスカリに並ぶ歴代2位タイで史上4人目。

さらにロズベルグはこのグランプリにおいてポールポジション、優勝、ファステストラップ、全周回リードとグランドスラムも達成しており、これは自身初、史上24人目の快挙となりました。

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2位は10番手から猛追を見せたハミルトン、3位にはライコネンが滑り込み、フロントローからレースをスタートしたボッタスは今季初の表彰台に惜しくも届かず4位。

マクラーレン勢は6位のアロンソと10位に入ったバトンが共に今季初入賞を決め

7位のマグヌッセンもルノーのF1復帰後初となる貴重な入賞を果たし、9位のセルジオ・ペレス(フォースインディア)も自身にとって今季初入賞を達成した

様々な記録が誕生したロシアGPは幕を閉じ、次戦スペインよりヨーロッパラウンドへ突入。

レースはさらに激化することが予想されます。

決勝ハイライト動画


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レース結果

1位 ニコ・ロズベルグ(メルセデス)

2位 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

3位 キミ・ライコネン(フェラーリ)

4位 バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)

5位 フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)

6位 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)

7位 ケビン・マグヌッセン(ルノー)

8位 ロマン・グロージャン(ハース)

9位 セルジオ・ペレス(フォースインディア)

10位 ジェンソン・バトン(マクラーレン)

11位 ダニエル・リカルド(レッドブル)

12位 カルロス・サインツ(トロロッソ)

13位 ジョリオン・パーマー(ルノー)

14位 マーカス・エリクソン(ザウバー)

15位 ダニール・クビヤト(レッドブル)

16位 フェリペ・ナッセ(ザウバー)

17位 エステバン・グティエレス(ハース)

18位 パスカル・ウェーレイン(マノー)

リタイア マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)

リタイア セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

リタイア ニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)

リタイア リオ・ハリアント(マノー)

このレースのドライバー別タイヤ使用状況とピット戦略は以下を参照

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Writer Introduction
shunsuke_kawai

モータースポーツライターをさせて頂いております、河合俊佑です。10代にF1の魅力にハマり、以後フォーミュラレースに憧れを抱く。大学時代は自身でカート活動を始め、モータースポーツの面白さを体感し、魅力を伝える事を志しています。少しでもモータースポーツを楽しく、分かりやすく伝えられるよう取組んで参ります。宜しくお願い致します。

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