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ラリーで勝つために生まれた名車!ランサーエボリューションⅣ~Ⅵの魅力とは

ホモロゲーション取得モデルとして、1992年に誕生したランサー エボリューションは、ハイパワーエンジンを搭載したモデルとして登場。中でもWRC世界ラリー選手権において大活躍した「ランエボⅣ」、「ランエボⅤ」、「ランエボⅥ」は今でも中古車市場で高い人気を誇っています。そこで、このランエボⅣ,Ⅴ,Ⅵはどんな車なのか、ラリーにおいてどのような成績を残したのか、そして中古車は幾らくらいなのかをご紹介していきます。

 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3#.E3.83.A9.E3.83.B3.E3.82.B5.E3.83.BC.E3.82.A8.E3.83.9C.E3.83.AA.E3.83.A5.E3.83.BC.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3VI_.E3.83.88.E3.83.9F.E3.83.BB.E3.83.9E.E3.82.AD.E3.83.8D.E3.83.B3.E3.82.A8.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3.28Tommi.Makinen_Edition.29

ランサーエボリューションⅣ 1996年8月発売

 

出典:http://www.wikiwand.com/ja/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

 

ベースモデルとなっているランサーが前年の1995年にフルモデルチェンジしたため、「ランサーエボリューション」もボディを新型に刷新した第2世代へと移行しました。

最大の特徴は、アクティブ・ヨー・コントロール(AYC)の採用により、エボIIIに比べて旋回性能とブレーキング時の安定性を大幅に向上させた事。

また、4G63型2.0Lインタークーラーターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーの採用などにより、2.0Lという排気量ながらも280PSを達成したことで、大人気モデルとなりました。

 

トミ・マキネン、ドライバーズタイトル獲得

 

「エボIV」のラリーシーンでの活躍においては、1997年のラリー・モンテカルロからWRCグループAに参戦 。

1998年のラリー・ド・ポルトガルまでの18戦のWRCグループAに出場し、1997年第4戦ラリー・ド・ポルトガル、第5戦ラリー・カタルーニャ、第7戦ラリー・アルゼンチン、第10戦ラリー・フィンランド、1998年第2戦スウェーディッシュ・ラリー、第3戦サファリ・ラリーで優勝します。

そして、トミ・マキネンが1997年シーズンのドライバーズチャンピオンを獲得するという快挙を達成するのです。

中古車価格は1996年式で60~70万円という価格帯。

20年前の車両でこれだけの売値をつけているのは、さすが「ランエボ」。特にこの「ランエボⅣ」以降はセンセーショナルなデザインと5ナンバーサイズ最後のモデルということで人気が高騰しています。

 

ランサーエボリューションⅤ 1998年1月発売

 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

 

ピストンの軽量化などにより、最大トルクを38.0kg-mまで増大。

前後トレッドを大幅に拡大し、タイヤも25/45ZR17へと拡大しています。またフロントヘリカルLSDを組み合わせ、ブレンボ社製キャリパーを採用するなど制動性能も大幅に向上しました。

また、アルミ製フロントブリスターフェンダー、リヤオーバーフェンダー、アルミ製リヤスポイラーなど、空力性能と冷却性能も改善させています。そのため、車幅が1770mm.となり、このモデルから3ナンバーサイズへとなっています。

 

ドライバーズチャンピオン、マニファクチャラーそしてグループタイトルも獲得

 

「グループA」での参戦を継続したWRCでは、改造範囲の広いラリースペシャルのWRカーを上回る活躍で、1998年には1998年ラリー・カタルーニャからラリー・オブ・グレートブリテンまでの9戦に参戦し、ラリー・アルゼンチン、ラリー・フィンランド、ラリー・サンレモ、ラリー・オブ・グレートブリテンで優勝しています。

そして、トミ・マキネン選手がドライバーズチャンピオンを獲得。

また、チームメイトのリチャード・バーンズ選手も好成績をあげ、三菱はマニュファクチャラーズチャンピオンとグループNのタイトルも獲得し、ラリー活動において最も活躍したモデルとなっています。

中古車での実勢価格は80~100万円といったところです。

 

ランサーエボリューションⅥ 1999年1月発売

 

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「Ⅴ」の発売からわずか一年での登場となった「Ⅵ」。

1999年度に変更されたWRCのレギュレーションである空力パーツのサイズ制限に対応させ、卓越した運動性能で好評を得たエボVをベースに、ポテンシャルアップを図ると共に、内外観のリフレッシュを施し、開発されました。
そして、徹底した冷却性能の向上を実施し、フロントバンパーが冷却効率と空力性能を向上させながらも、洗練された迫力あるスタイルを実現しています。

メカニズムでは、フロントサスペンションのロールセンターを下げ、リヤサスペンションのバネ下重量を低減。

また、世界初のチタンアルミ合金製タービンホイールを採用したターボチャージャーによりレスポンスを高めています。

 

トミ・マキネン4年連続となるドライバーズタイトルそして終焉

 

2001年ラリー・フィンランド 出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%8D%E3%83%B3

 

空力性能の向上を目指したリアスポイラーの2段ウイングは、翼面積がWRカー規定の2倍近くになることからFIAの指導が入った為、上段ウィングのみが機能するように改良することになりました。

それでも、WRC グループAで1999年第1戦モンテカルロから2001年第10戦ニュージーランドまでの38戦に参戦し、1999年シーズンはモンテカルロ、スウェーデン、ポルトガル、ニュージーランド、サンレモで優勝!4年連続となるドライバーズタイトルをトミ・マキネンにもたらします。

2000年シーズンには第1戦モンテカルロで優勝、2001年シーズンはモンテカルロ、ポルトガル、サファリで優勝しましたが、改造範囲がより幅広いWRカーが競争力を獲得するとグループAの枠内では対抗しきれなくなったことで、市販車のランエボをベースにしたワークスマシンの参戦はこのモデルで最後となりました。

中古車では100~170万円と幅のある価格となっており、中には200万円というものあります。

 

ランサーエボリューションVI トミ・マキネンエディション 2000年1月発売

トミ・マキネンの4年連続ドライバーズ・チャンピオン獲得を記念して、同選手の名前を冠した特別仕様車として登場したこのモデルは、「ランエボ6.5」とも呼ばれています。

ただし、グループAのホモロゲーションを取得はしていません。

トミ・マキネン選手 出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%8D%E3%83%B3

 

2000年シーズンに使用されたマシンとフロントバンパーの形状は似ているものの、比較的おとなしい外観となっていますが、標準型の「ランエボVI」と異なり、「ランエボV」の硬い足回りが標準で採用され、競技で運転しやすい仕様となっているのです。

また、中古車市場ではなかなか見られないモデルなので、「ランエボⅥ」よりは高値が付く希少車となっているので、見かけだけでもかなりの確率となっています。

 

まとめ

 

ランサーエボリューションは、ランサーをベースにハイパワーのターボエンジンを搭載したスポーツモデルであり、公道走行を前提に快適装備を備えた「GSR」と、競技用ベースモデル「RS」の2つグレードがあります。

また、ランサーエボリューションはWRCへの出場をメインに開発されてきましたが、WRCのレギュレーション変更により「ランエボⅥ」以降は国内やアジアでの参戦がメインとなり、WRCとの関係はなくなっています。

そのかわり、「ランエボVIII」からは日本国外での市場に正式に輸出が開始されるなど、国内外における三菱のイメージリーダーとして位置付けられ, 海外でも高い評価を受けました。

WRCなしには語れないランサーエボリューションですが、その活躍は「ランエボ」の歴史の半分ほどでしかなかったのです。

それでも最後のファイナルエディションまで、その血統が続いていることが、名車たる所以ではないでしょうか。

 

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Writer Introduction
Mr.ブラックビーン

子供のころからモータースポーツに憧れ、小学校5年生の時の愛読誌はオートスポーツ。リアルタイムでジル・ビルヌーブを観ていたのが自慢。 古き良き時代のF1などのモータースポーツや、名車などを中心に、クルマの面白さ、モータースポーツの楽しさを様々なwebメディアで執筆しています。http://blackbeansht.blogspot.jp/

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