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“ソレタコデュアル”ならぬ”タコII”?あだ名のついた名車5選[part.3]

皆さんは世の中に様々溢れている、車の名前をどう呼び分けていますか?メーカーがつけた車名?それとも型式やグレード?あるいはメーカーやブランド名で呼ぶ人もいると思いますが、特に印象深い車種や社会現象にもなった車、歴史的意義の大きかった車は「通称」で呼ばれることも。第3回目となる今回も、そんな車達の懐かしの愛称を5台ばかり集めてみました。

 

Photo by Ian Gulinao

 

 

3台まとめてポン!トヨタ・タコII(ターセル /コルサ/カローラII)

 

Photo by Ged Carroll

 

1999年に登場した初代ヴィッツと入れ替わる形で、スターレットと共に廃止されたのがトヨタの小型ハッチバック / セダンのターセル / コルサ / カローラII。

販売店の違いのみでいずれも3兄弟的存在ではありましたが、名前の通りカローラ店扱いだったカローラIIにだけは一度も4ドアセダンが存在しておらず、デビューも一足遅れて2代目のL20系からでした。

そんな、3兄弟をいつ頃からそう呼ばれるようになったか定かではありませんが、雑誌などで「タ(ーセル)・コ(ルサ)・(カローラ)II」をまとめて略し「タコII」と呼ばれるようになったのです。

他にもこの種の兄弟車、それも3兄弟以上の車はありましたが、このようなまとめられ方をされるのは珍しく、しかも意味さえ分かれば3台まとめて説明できるという、実に便利な略し方。

何しろリトラターボ(上写真)があった頃を除けば、3台ともスターレットとカローラ / スプリンターの間に挟まれて全く目立たず、「だが、それがいい」と売れていた車だったので、3台同時に思い出すには最高のネーミングです。

なお、1960年代に「ソレックス・タコ足・デュアルマフラー」の3種の神器をまとめて「ソレ・タコ・デュアル」と呼びましたが、それとは全然関係ありません。

 

名は体を表す、日産・ハコスカ(愛のスカイラインC10系)

 

Photo by Grif Batenhorst

 

続いては、メジャーどころでスカイラインからC10系「ハコスカ」です。

歴代スカイラインに10代目R34型までつけられていたキャッチコピーは、3代目C10系から始まり「愛のスカイライン」と呼ばれていましたが、それを「愛スカ」などと略して呼ぶかと言えば、あまり聞いた事はありません。

後世に伝わるC10系の通称と言えば何といっても「ハコスカ」で、名は体を表すという典型的な例でした。

大阪の環状線激走漫画?「ナニワトモアレ」および続編「なにわ友あれ」の外伝には、「なにわ友あれ外伝BLACK BOX」(いずれも作者:南 勝久)というハコスカが登場する話もあります。

父親から譲り受けた真っ黒に塗装したハコスカ、通称「ブラックボックス」で主人公が金属バット片手に相手の車を殴りながら環状を走り回る…という話でしたが、この妙にハマる通称が成り立つのも、「ハコスカ」の名がメジャーゆえです。

メジャーと言えばハコスカの名は海外でもメジャーなようで、英語圏でC10系スカイラインの情報を探してみたい時は「Hakosuka」での検索をオススメします。

 

キャッチコピーのまま、ホンダ・サイバー(2代目EF系CR-X)

 

    1. Photo by

James Willamor

 

このシリーズ、その2でご紹介した初代バラードスポーツCR-X、通称「バラスポ」。

初代が「バラスポ」なら、2代目CR-Xは何かと言えば「サイバー」でした。

同じEF系の「グランド・シビック」などと同じで2代目CR-Xも「サイバー・CR-X」と呼ばれており、そこから「サイバー」と呼ばれています。

もっとも、CR-X自体が初代はかなり早いうちに現存台数が減ってしまし、後々まで残った個体は2代目の方がはるかに多いため、単にCR-Xと言えば2代目を指すことが多いのですが、あえて呼び分ける必要がある時に限り、初代を「バラスポ」(あるいは型式から「AS」)、2代目を「サイバー」(同「EF」)と呼ぶくらいで、今ではあまりその機会は無いかもしれません。

 

最近のアルトバンに原点回帰を感じる、スズキ・47万円アルト(初代アルト)

 

Photo by Iwao

 

地味な実用車であっても長年続いたモデルならばそれだけファンもつき、歴代モデルを呼び分ける通称もつくものです。

スズキ アルトもそんな1台で、単に代表的な型式で呼び分けられることもありますが、いくつかの特徴的なモデルはそれに合わせた呼び名が付けられています。

初代アルトの場合はその型式(SS30V / 40V)から「SSアルト」と呼ぶ時もありますが、一番わかりやすいのは、破格の安さを誇った事で話題となった事を由来とする「47万円アルト」。

わずかに遅れてデビューした初代ダイハツ ミラ(デビュー当初は「ミラクオーレ」)でさえ48万円だったので、アルトの安さは際立ち「アルト47万円」のキャッチコピーとともに大ヒットしました。

とにかく安く売るために、助手席の鍵穴さえ無いほど簡素な作りでしたが、現在のHA36Vアルトバンの「とにかく乗れるのであろう椅子らしきものが後部座席の位置にボルト止めしてある」という簡素なリアシートを見ると、47万円アルトを思い出します。

 

ゼロニじゃないよ、マルニだよ!BMW・マルニ(2002など02シリーズ)

 

Photo by nakhon100

 

実は、BMW車でわざわざ通称がある車というのは数少なく、大抵は車名やシリーズ名、「E30」(2代目3シリーズ)など開発コード名で呼ばれています。

BMWで通称といえば、「ビッグシックス」「スモールシックス」などと呼ばれる直列6気筒エンジンの名機を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか(その定義は人によりけりのようですが)。

その貴重な例外が、通称「マルニ」ことBMW 2002シリーズです。

よく知られているのは「マルニターボ」こと2002ターボなどの2リッター直列4気筒エンジンを搭載した「2002シリーズ」ですが、それ以前からのモデルも含め、他にも1.5~1.8リッターの1502、1602、1802がありました。

それらを総称して本来は02シリーズと呼びますが、日本語の場合数字の「0」をゼロや零(れい)と呼ばず、「マル」と呼ぶことも少なくありません。

そのため02シリーズも、「マルニ」と呼ばれることが多いようです。

 

まとめ

 

今回もシリーズや兄弟車をまとめて呼ぶための通称、社会的現象にもなったキャッチコピーからの通称、あるいはハコスカのように「見たまんまでドンと勝負!」するような通称を紹介させていただきました。

「47万円アルト」や「サイバー」のようにキャッチコピー由来ならば、コピーライターなり広報担当なりが考えたのだろうと想像がつくのですが、それ以外は「最初に言いだしたのは誰だろう?」と、いつも気になります。

そんな、多数存在する車の通称!また機会がれば、是非紹介させていただきますね!

 

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Writer Introduction
兵藤 忠彦

ダイハツ党で、かつてはジムカーナドライバーとしてダイハツチャレンジカップを中心に、全日本ジムカーナにもスポット参戦で出場。
現在はサザンサーキット(宮城県柴田郡村田町)を拠点に、主にオーガナイザー(主催者)側の立場からモータースポーツに関わっています。

http://dctm.info/

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