出典:http://ccne.mofcom.gov.cn/
もうほとんど、エンジン組み立てじゃなくて建築工事です。
出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/
排気量や形式の差によって違いますが、ボンネットを開けて覗いてみたら縦横のサイズぐらいはわかりますよね。
とはいえ、エンジンルームから出して見たわけではないので、高さがわかりにくい…。
今回はわかりやすい組み立ての動画があったのでご紹介します。
フォード製V8エンジン。461キュービックインチとのことなので、排気量はおよそ7.5リッターです。
一般的な国産車から見ると、ちょっと大きすぎる排気量ではありますが、エンジン単体ではそこまで大きくないのがわかります。
少々話は逸れますが、ピカピカのパーツが手際よく組まれる姿は、目を奪われてしまいますよね。
出典:https://www.youtube.com/
クランクシャフトも、美しいです。
日本車の場合、排気量は2000cc前後で直4が主流なので、これよりもさらに小さいことになります。
さて、では船のエンジンはどれぐらい大きいのでしょうか?
動画がスタートした瞬間から何やらよくわからない巨大なパーツに焼き入れしています。
そのあとに置くから吊られて届く部品。クランクシャフトです。しかも2本。
出典:https://www.youtube.com/
先ほど見た自動車のものと比べ物になりません。
その後もシリンダーやヘッドブロックをクレーンで運んで、何とか配置。
出典:https://www.youtube.com/
完成したエンジンは、通路を見るに、4階建ての建物に相当するサイジング。
さっきまでのクルマのエンジンがおもちゃに見えてきますね。
では、内部はどうなっているのでしょうか?次の動画で見てみましょう。
尋常じゃなく巨大なディーゼルエンジン。そのピストンがクレーンで運ばれてくる瞬間がみれますが、クルマは手のひらサイズだったのに、大人が腕を回しても回らないぐらい巨大です。
同じ形をしているパーツなのに、クルマとのサイズ感が全然違います。
信じられないぐらい巨大なピストン(出典:https://www.youtube.com/)
なお、動画の中でも書かれていますが、このエンジン108,688馬力あるそうです。
もはや大きくなりすぎてピンときませんが、どれぐらい大きいのか、クルマのスペックと比較してみてみましょう。
非常に簡単な比較ではありますが、これだけ見ても異様に巨大だということがわかります。
ボアはシリンダーの内径、つまりピストンの外径とほぼ変わりないのですが、ヴィッツが7.5cmに対して、船は98cm。
また、ストロークも2m40cmなので、単純に、シリンダーの中に人間がすっぽり収まることになります。
異様な大きさ。しかし、数字にしてみると先ほどの4階建てのビルのようなサイズ感も、なんとなく納得できますね。
巨大すぎる船のエンジン。いかがだったでしょうか?
けれども、基本は大きいだけで、同じ構造で動いています。
もちろんそれ専用の部品はたくさんあるのでしょうけれども、細かいパーツの形状も同じ。
エンジンの構造に対する知識をつけると、こういった様々なエンジンを見て、楽しめると思いますよ!
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