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土屋×織戸×根本が夢の競演!?クルマ好きのカリスマが語るカスタムの未来とは【東京オートサロン2018】

出展社数442社、出展車両台数880台、3日間の累計来場者数は319,030人と、大盛況の中で幕を閉じた東京オートサロン(TAS)2018。そこにIT企業として初めて出展を果たしたMotorzの運営会社、MiddleField INC.が運営するもう1つのサービス『モタガレ』。そのブース内では、モタガレからクルマ好きに向けたメッセージとも言えるトークショーを開催しました。まだ聞いてない方にも是非知って欲しい!そんなトークショーの内容をお届けします。

 

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モタガレトークショーに参加してくれたのは、この3人

 

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今回モタガレブースのトークショーを盛り上げてくれたのは「ドリフトキング」の異名を持つ土屋圭市氏と、現在もSuperGT GT300クラスなどで活躍中のMAX ORIDOこと織戸学選手というカスタムの世界でもカリスマ的存在のお二人。

そして現在、海外を主戦場に活躍中の若手レーシングドライバー根本悠生選手という、4輪モータースポーツの過去から現在、そして未来を知る究極の組み合わせです。

 

早速、トークショースタート!

 

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現在と過去のレースの始め方

織戸:まずね、この根本君いくつだと思う?まだ若くてね、21歳なんだよ。土屋さん21の時なんてもう何してたか覚えてないんじゃない?

土屋:21はね~レース始めた歳だね。

根本:そうなんですか!!?

織戸:そうですよね。土屋さんとか僕らの時代もそうですけど、20歳こえたぐらいですよね。レース始められたのが。

土屋:そう。免許取って金貯めて、金が貯まったのが21で、21から始めたの。

織戸:でも、根本君なんかは5歳からやってるんだっけ?

根本:そうですね。レーシングカートを5歳ぐらいから始めて……というのが僕の経歴ですね。

土屋:エリートだ!

織戸:エリートですね。

土屋:今のレーシングドライバーってみんなそうでしょ。カートから始まって、トヨタ・日産・ホンダが育成プログラムに入れる。

根本:はい。

織戸:逆にそれぐらいからやらないと、もう遅いって感じなのかな?

根本:そうですね。もちろん、そうじゃない方もいらっしゃるんですけど、今だと日本ではFIA-F4っていうレースがメインになるじゃないですか?

そこにはカート上がりの子とかが多いので……。

 

土屋圭市氏のこれからのカスタム

 

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土屋:僕が生きている間はまだ、AE86とかNSXとかRX-7とか存在していると思うんで、ガソリンエンジンですよね!

音、匂い、そういうものを聞ける時代で良かったなって。

自動車メーカーの動きを見ていると、30年後ぐらいには7割が電気自動車になってるかな?って感じもしますけど、でもまあ、後20年ぐらいは音と匂いを楽しめるぞ!と思ってます。

クルマのカスタムをしていて、もうこれでいいかな?と思うと、その2~3年後には売って違う車を何か買おうかな?って思う事が多いんだけど、今所有してるレース用のAE86もそうだし、ナンバー付きのAE86もそうなんだけど、AE86って行き着くところがないんだよね。

毎年毎年どっかのチューニングショップがギアを出したり、ファイナル出したり、コンロッド出したり・・・ってなると売れないよね!

クルマを売る気にならないし、カスタムに終わりがない。

例えば世の中に5AGとか7Aが無ければ多分売ってたと思うんだよね。4AG(※AE86の初期搭載エンジン)しか世の中になくて、4AGで3台も4台もエンジン壊してるとさ~、もういい加減嫌になってくる訳よ。

織戸:土屋さんが現役で乗ってる頃は、あのレベルのエンジンはギリギリまだなかったですもんね。

土屋:無いよね。だから当時のエンジンっていうのは、4AGを改造して200馬力にするっていうね。

織戸:そうそう!200馬力がいいところですよね。

土屋:で、アメリカの「フォーミュラ・アトランティック」っていうレースのエンジンだと10,000回転ぐらいまわるの。

TRDとしては9500回転ぐらいで壊れないレース用エンジンというのを作ってたんだけど、フォーミュラ・アトランティックのエンジンは10,000回転まわるってことで、それを500万円で買ってきて、2時間ぐらいで壊れちゃうとかね。

もう、いい加減にしろよ!って。でも、そういうのを積み重ねていくと5AGのエンジンができましたよ!みたいなね。

じゃあもう、4AG諦めて5AG行くかって。で、またそこでも2台3台って壊れる訳よ。エンジンが。

で、もうやめよっかな~と思うじゃない?売っ払って何か違うクルマ買っちゃおうかな?って。

じゃあ、7Aがありますよって(笑)

7Aか~!!それはちょっと積んでみたいなって。

織戸:7Aだと排気量はいくつになるんですか?

土屋:1750。

織戸:そっか~。元々1600㏄なんですもんね。

土屋:そんな感じでAE86は終わんないよね。

 

織戸学選手のこれからのカスタム

 

©ChikaSakikawa

 

織戸:今、乗りたいクルマっていうのが少なくなってきてて、ホントに乗りたいクルマってなると20年とかそれ以上前のクルマになっちゃうんだけど、そういうクルマって価格が異様に高いのね。異様に。

だから、両極端になると思うんだけど、近未来的なクルマがどんどん出てくるのと、古いクルマをレストアしてカスタムする文化がどんどん流行ってくると思うんです。

でも、僕的には今持ってるスープラを大事にしたいなと。

後、ドリフトに使ってた新しい86もあって、それにはV8(エンジン)積んでるんですけど、壊れたままになっちゃってるんで・・・。

土屋:え?何で直さないの?

織戸:お金が無くて直せないんですけど、あれをちょっと直して綺麗にして、サーキットとかでちょっと遊べるクルマにしたいなって。

土屋:直してホットバージョンに持ってくりゃいいじゃん!俺のと勝負してやるよ!

織戸:ちなみに、7500㏄のV8ですよ?7500㏄のV8って大げさじゃなくて、クラッチ離しただけでホイルスピンするからね!

土屋:じゃあ……根本のランボルギーニ持ってくる(笑)

 

根本悠生選手のこれからのカスタム

 

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根本:土屋さんだったり、織戸さんだったりというレジェンドの方々が昔からやっているカスタムにはまだ触れたことがなくて……。

だけど、昔から雑誌とかで見てるんで、すごく憧れがあるんですよ!!

もちろん新しいクルマのカスタムというのも今後たくさん出てくると思うし、土屋さんが言われたように、電気自動車の時代が来るとも思うんですけど、今主流になっている、いわゆる旧車のカスタムというのも、やっぱり僕は無くならないと思ってて、クルマのレースが始まっても競馬が無くならないように、今の文化はそう簡単には無くせないと思うんですよ。

それで僕も、この業界に携わる1人として、86だったりとか面白いクルマでやりたいな~という事で、この前買いまして……。

織戸:新車買ったの?新車の86買ったんでしょ?

根本:……。いや……古い方。

織戸:AE買ったの?

根本:はい。AEの方を!写真があるんですけど。

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土屋:……ゴミ。

織戸:……ゴミ。

根本:書類が付いているので…法律上はクルマなんです!!

織戸:ゴミ以下。鉄くずを買ってきたという事で。

土屋:空きビルみたいなもんだよね。

根本:78,000円ぐらいで買ってきました。

土屋:こんなん買うか?

織戸:普通は買わないよね。

土屋:スゲー金かかるよ!これは、めっちゃ金かかるよ。

根本:この業界に携わる1人として、やっぱりAE86は外せないな!と思って、土屋さんや織戸さんにお世話になりながら、作っていこうかと思います。

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土屋:でも、好きなんだろうな。こういうの選ぶって事は。

織戸:変なんだろうな。

根本:変って言わないでくださいよ~!僕はお二方を見ていたから、こういうクルマを選んだので。

土屋:根本もこんなのになっちゃうのか~怖いな。こんなの、どっから手をつけていいかわかんないじゃん。

まず、腐ってる所を張り替えなきゃだしさ。

根本:1からとかじゃなくて0から。そこもちょっと面白いなと思って。

織戸:でも、夜中にディスカバリーチャンネルとか見てるとさ、こういう腐ったクルマを直す番組とかやってるよね。

1週間ぐらいで直しちゃう。スゴイよね!アメリカって。まずこれを酸の中に入れるの。

土屋:溶けちゃうじゃん!

織戸:そう!溶かしちゃうの。で、弱いとこが全部溶けちゃうじゃないですか?それを残しておいて、フレームをくっつけていくの。そういう番組がやってるんだけど、面白いよ。

根本:じゃあ、その展開はMotorzさんでお伝えしていきます!

 

来場者アンケートからの質問

 

©ChikaSakikawa

 

【質問】

土屋さん、織戸さん、根本さんは様々なクルマを運転されておりますが、初乗りの時に各車で1番に感じ取る部分や気にする部分があれば教えてください。

 

土屋:マイカーの場合だと、職業柄出たクルマは全て乗れるじゃない?その時に、何かマイカーにしたいなーと思ったら買っちゃう。

でもインプレッションだと、まともな事を言わないと次使ってもらえないじゃない?だから、いろんな味を付けなきゃいけない訳よ。

だから、自分の感性で選ぶのはマイカーだけど、インプレッションの雑誌やDVDだと分かりやすく伝えなきゃいけない。

その辺で……ダメなクルマは困るよな。ダメなクルマは1周で何て言えば誤解を生まないかな~って。

いいクルマだと、出て行って1発目のタイヤがあったまる前にこりゃいいぞ!っていうのが来るしね。これは難しいよね。

でも、生放送では絶対俺を使わないね。TVは特に(笑)

織戸:もちろん外観の好みはあるじゃないですか?それはあるけど、まずドアを開けて座った時のポジションとかハンドルを触った時の質感とかね。

そういうのを結構大事にしてるかな。

実際に走り始めるとスロットルとエンジンのバランスだったりとか、タイヤから伝わってくるハンドリングとかボディーの感じとか……。

でもやっぱり1番はスロットルとエンジンのバランスがすごい気になるね。

根本:僕は他のお二方ほど色んなクルマには乗ってないので、ちょっと抽象的になってしまうかもしれませんが、僕が初めて車に乗る時に見るのはまず外観。外観を愛せるかどうか。

織戸:例えば根本の場合だと一般のクルマの経験は少ないけど、レーシングカーでさ、初めてのクルマで初めてのサーキットでタイム出してくるじゃん?

そういう時の感覚を知りたいな。

根本:僕はどっちかと言うと感覚派なんで、初めてヨーロッパのレースで乗ったのがモンツァだったんですけど、モンツァなんかも走りやすくてピットロードに出た時に、この車気持ちいいなって思って。

で、気持ちいいなって思えたクルマはだいたい速く走れるっていう……。抽象的な感じで申し訳ないんですが、そんな感じです。

それが何か違うな~って思ったときは、だいたいタイムが出ないです。

 

カスタムパーツを買う場所について

 

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織戸:僕は意外とこの業界で古くて知り合いが多いから、ダイレクトにメーカーに連絡をして、そういう所から送ってもらって買うかな。

でも、簡単なものは結構ネットとかでも買うけどね。

基本的に僕は作業的な部分もできるんで。

メカニック出身だから、ある程度自分で判断が付くんですよね。

ただ重要なものとか知らないものは、やっぱりプロと相談して買う事が多いです。

 

クルマやカスタムの魅力について

 

©ChikaSakikawa

 

土屋:まずは、こういうショーで見て、毎年毎年若い子が入場者数として増えてますけど、無理しないで購入していくって事なんですよね。

コンプリートカー1台というと、何百万、何千万になるんで、僕も織戸も成功したというか、ずっとこの業界にいれる理由はそこだと思います。

毎年毎年コツコツコツコツ手を入れていって、1台を完成させていくっていう。

一気にやっちゃうと、ホントに生活が苦しくなるんで。

だから皆さんもクルマに興味を持って、毎月でも毎年でもいいんだけど少しずつ手を入れていって仕上がっていくと、僕や織戸みたいに売りたくないなっていうクルマに仕上がっていくと思います。

織戸:土屋さんが言うように、1台の自分がホントに好きなクルマを、根本君もそうだけど、愛してちょっとずつちょっとずつ改造するのは楽しい事だし、変化を楽しむというのがカスタムの楽しさだと思います。

一気にローンを組んでドバドバとやるよりは、1個1個やっていった方が楽しいよね!絶対。

根本:僕は年齢で言うと大学3年の歳で、同年代の人たちには、クルマを買いたいけど買えないという人たちがものすごく多いんですけど、まずはいろんなクルマ、憧れのクルマってそれぞれあると思うんですけど、臆することなく販売店に行っちゃって、そこで試乗してみるというのをもっともっと勧めたいと思っています。

僕の周りにも、あのクルマすごく好きで乗ってみたいけど、お店まで行くのはな……という方は多いですが、その1歩ってもっと気軽でいいと思っていて、運転して初めて知る事ってすごく多いので、そこからは、各自の財政状況とか色々とあると思いますが、まずクルマの世界の魅力を知ってもらう第一歩として、お店で乗ってみるという行動に出てみてもいいと思います。

 

まとめ

クルマ業界の過去・現在・未来、全てを網羅すると言っても過言ではないメンバー構成でお届けしたモタガレブースのトークショー。

現在のカスタム界のカリスマが、過去に試行錯誤してきた背中を見て若者が憧れ、踏み出していく。

そんな未来を感じて頂けたのではないでしょうか。

カッコイイクルマに乗りたい!あのデモカーみたいなカスタムをしたい!

その気持ちを実現する第1歩として、まずは1パーツだけ変えてみる。

そうやって少しずつ少しずつ、愛車を理想に近づけようとする行動の積み重ねが、土屋氏や織戸選手のようなカリスマを創り上げていくのです。

 

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Writer Introduction
Chika Sakikawa

モデル・ライターをしながらモータージャーナリスト目指して奮闘中( *´艸`) 好奇心旺盛で、モータースポーツを観戦するのも挑戦するのも大好き! そんな大好きな世界の魅力を伝えていきたいと思います。http://chika-sakikawa.com/

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