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ヨンクのクルマに興味はありませんか?アウトドアをさらに楽しみたいならジャオスにお任せ!

日本にRVブームがやってくる少し前、1985年に創業したJAOS(以下ジャオス)は2018年現在に到るまで、誰よりも強い”ヨンク愛”を持って日本の4WDシーンを牽引し続けてきました。当初からアンダーガードやバンパーガードなど、ヘビーデューティーなユーザーが装着するパーツをリリースし続けているイメージが強い同社ですが、実はそんなことは全くなく、むしろ気軽に4WDライフを楽しみたい方にもぴったりのブランドなのです!

 

こちらは現在開発中のエアロパーツ。原型をモデラーさんが手作業で仕上げていました。 / ©️Motorz

 

 

ヨンクの魅力をもっと知ってもらいたい!

 

1993年頃のジャオスの広告。 / ©️Motorz

 

1985年、4WDマニア向けにオフロード車のガードバーなどの輸入商社としてスタートしたジャオスは、『Japan Offroad Service』の頭文字を取ってJAOS(ジャオス)という社名になったそうです。

この頃に主流だった4WD車と言えば、三菱・ジープやトヨタ・ランドクルーザー(40系/60系)などのクロカン系の4WD車で、のちにブームが到来する『RV車』(Recreational Vehicle=休暇を楽しむための車)よりは少しヘビーデューティーなマシンたち。

これらのクルマは、そもそも林業や電力会社、農村の人など山間の地域で働く人が扱う道具としての側面が強く、カスタムして遊ぶという人はまだまだ少ない時代でした。

しかし、そんな当時から、これらオフロード向け4WDモデルが大好きだった創業者の赤星嘉昭さんの強いヨンク愛から、ジャオスは生まれたのです。

 

ジャケットを羽織る感覚でカスタムを楽しむ

 

マットガードひとつでもカスタムである、とジャオスは考えます。マットガードは地面に近い方からダメージを受けていくのでアルミ板で補強されていたりするのです。 / ©️Motorz

 

創業当初は60系ランクルやパジェロ(初代)などのパーツを輸入していたのですが、これらの輸入パーツは取り付けが大変だったのだそう。

それならば自分たちで作ってしまえ!ということで、1991年に初のオリジナル商品として『ブルバー1』というバンパーガードを発売し、パーツメーカーとしての道を歩み始めます。

その後、1990年代に入ると日本にアウトドアブームが到来します。

この頃には三菱・パジェロ(2代目)やトヨタ・ランドクルーザー80系、トヨタ・ハイラックスサーフ、いすゞ・ビッグホーンや日産・テラノといったRV車と呼ばれるカテゴリーのクルマが流行りました。

それらの車種に極端なリフトアップを施した”ビッグフット”と呼ばれるカスタムが流行するなど、その4WDブームは過熱していきますが、ジャオスはそんな時勢においても自らの役目に徹します。

それは、”ヨンクの魅力を世間にもっと広めていくこと”。

激しい悪路を走りに行くのであれば、まず最初に必要となるカスタムは、ボディの補強パーツでしょう。

その為、ジャオスの代名詞とも言える『ブルバー』のようなバンパーガードなど、これらの補強パーツの敷居をもっと下げる工夫が行われました。

例えば製品の取扱説明書を図解付きで分かりやすくしたり、製品自体も特別な加工無しで誰でも簡単に取り付けできるように開発するなど、様々な試行錯誤が重ねられます。

とはいえ、これらのパーツは決して、必ずしも誰もが必要するものではありません。

だからこそ「それでもジャオスを選んでくれる人を大切にしたい。」という想いが、製品には込められているのです。

 

伝統の”ジャオスタイル”を貫く

 

“ジャオスタイル”で統一された同社のデモカー達。 / ©️Motorz

 

1990年代後半のRV車のカスタムは、バンパーガード、アンダーガード、フォグランプを取り付けるのがスタンダードでした。

そして当時、ジャオス製のそれら”3点セット”を装着した車両が並ぶと、パッと見ただけではそれがパジェロなのかランクルなのか判別できなかった、というエピソードが残っているほどにヨンク界で流行した定番アイテムとなったのです。

その時に赤星さんは「あっ、これがジャオスのスタイルなのでは!」と気が付いたそう。

そこから生まれた言葉が『ジャオスタイル』で、ジャオスではタイヤ以外は他社のパーツは付けない!というポリシーを持ってデモカー、そしてパーツを製作しています。

そんな”ジャオスタイル”は道路交通法が厳しくなるなどの時代の流れによって少しずつカタチを変えながらも、現在まで脈々と受け継がれているのです。

 

こちらは8月下旬にデビュー予定の150系プラド用オーバーフェンダー。 / ©️Motorz

 

今回、取材に伺ったタイミングでは、150系用プラドの新しいオーバーフェンダーの開発が大詰めを迎えていました。

フロントスキッドバーとサイドステップなどが既に装着されていますが、これにフェンダーが加わると更にジャオスらしさが引き立つ事が分かって頂けると思います。

 

ジャオスとレース活動

 

©️Motorz

 

パリ・ダカール・ラリーに参戦する三菱・パジェロにスポンサードをするなど、古くからモータースポーツとの関わりがあるジャオスですが、自らモータースポーツに参戦し始めたのは10年程前のこと。

2004年、2005年とタイで開催されている『アジアクロスカントリーラリー』への参戦を開始するわけなのですが、その少し前の2000年に、今ある群馬県榛東村へ本社を移設させました。

このことがきっかけとなり、地元の群馬トヨタとの関わりが生まれ、当初は群馬トヨタのチームをサポートする形で参戦します。

その後、ジャオスが創立30周年を迎えた2015年に『チームジャオス』を結成し、10年ぶりに同ラリーへFJクルーザーで参戦しました。

そして、翌2016年には当時日本未導入だった『ハイラックス(現地名 ハイラックスREVO)』をいち早く導入し、2017年、そして今年もハイラックスでタイのジャングルを駆け抜ける予定です!

ドライバーの能戸選手は、同時にジャオス開発部の主任でもあり、ここで得た情報や経験が商品にフィードバックされているというのも同社の強みと言えるでしょう。

実際に今回参戦する車両にも、KYB株式会社と共同開発をしている同社の『BATTLEZ』シリーズのサスペンションや、ホイール、など、市販されているジャオス製品が装着されており、このレースを製品開発の場としても存分に活用しているのです。

さらに加えると、能戸選手のコ・ドライバーを務める田中選手はKYBのダンパー開発者でもあり、このような本格的なフィールドで熟成されているジャオスのサスペンションのポテンシャルの高さは想像に容易いでしょう。

もちろん、群馬トヨタとのサポート関係は今でも続いており、今年も群馬トヨタから数名のメカニックが帯同します。

チーム一丸となって上位入賞へ向けて鋭意準備中という事で、その様子を少しだけ見学させて頂きました。

 

3年目の熟成されたハイラックスで上位入賞を狙う。 / ©️Motorz

 

この日は最終テスト前の整備が行われており、クラッチプレートなどが交換されていました。 / ©️Motorz

 

3年の歳月をかけて熟成されたサスペンションはいよいよ完成の域に達してきたそうです。/ photo by JAOS

 

エンジン周りなどは特にチューニングされておらず、主にジャオスが得意とするボディ補強や保護といったパーツが現場に投入されていますと、ドライバーの能戸さんにご解説頂きました。 / ©️Motorz

 

企業情報

 

住所:〒370-3504 群馬県北群馬郡榛東村広馬場3586-1

TEL:0279-20-5511

FAX:0279-20-5549

E-mail:info@jaos.co.jp

URL:https://www.jaos.co.jp/

 

こちらはレーザーカッターと、手前はその端材。 / ©️Motorz

 

こちらはプレス機。簡単なプレス加工にはこちらで対応。 / ©️Motorz

 

まとめ

 

©️Motorz

 

今回はクロカン好きなら一度は聞いたことがある『ジャオス』さんへ取材に行って来ました。

そして、同社のものづくりに対する姿勢や、レース活動など、色々な話を伺う度に「クロカンが好きだ。」という創業当時の想いが、未だに強く根付いており、全てがその想いに帰結していることを強く感じる事に。

そんなジャオスが掲げる”ジャオスタイル”は、同社がクロカン車へ注ぐ情熱を具現化した、まさに愛のカタチなのだと思います。

 

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Writer Introduction
前田勇介

物心ついた頃には既にクルマが大好きだったらしく、家族で出かける際には必ず助手席に座り、対向車線のクルマのメーカー名を諳んじていた子どもだったそうです。 大学は美術系大学へ進学して自動車デザインを勉強し、電気自動車を作ったりしていました。 その後、某出版社で自動車雑誌の編集を務め、現在に至ります。 1991年式のキャブクーパーに乗っています。

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