簡単にカメラの専門用語を解説します。

カメラを買うときに気になるのはスペックですよね?しかし、一眼レフカメラのスペックは中々難しいのも事実。必要な性能を確保するために知っておきたい一眼レフカメラこととは?

画素数

画素数とは点の数だと覚えておくのが良いと思います。デジタルカメラでお撮りになられた写真は言い換えると点描画なのです。

点描とは

絵画などにおいて線ではなく点の集合や非常に短いタッチで表現する技法

実際に、印刷することが少なくなった昨今では加工や引き伸ばし等には画素数の高さが有利ですが○○○○万画素は必要ないとも言えるでしょう。

L版(8.9 12.7cm)に必要な画素数は80万画素〜200万画素と言われています。A4サイズでも500万画素ほどで良いのだとか。カメラの懐の大きさを決める性能ですが、現在の様々なカメラスペックを比較してもあまり気にしなくても良いのかもしれません。

 

シャッタースピード

シャッタースピードの表記の仕方 出典:http://www.nikon-image.com/

シャッタースピードの表記の仕方 出典:http://www.nikon-image.com/

シャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いている時間のことを指します。
カメラの構造として、シャッターが開いている時に光が撮像素子にあたり被写体を記録するのですが、シャッタースピードが速いと、光が当たる時間が短くなり動きのある被写体(動いている車など)が止まって映るようになります。

速い動きのあるモータースポーツを撮影するには一番必要な機能かも知れません。

 

ISO感度

出典:http://www.nikon-image.com/

ISO200、400、800、1600、3200 のように表示されます。出典:http://www.nikon-image.com/

シンプルに、ISO感度を上げる→シャッタースピードが速くなる→手ブレや被写体ブレを防止。けど、ノイズも増え、ざらつきが発生する可能性がある。と覚えておきましょう。

ISO感度の違いによる差はコチラをご覧ください。→Nikonホームページ

デジタルカメラは、撮像素子に当たった光を電気信号に変換しています。
ISO感度とは、その光を捕まえる性能のことであり、ISO感度をあげるとは、電気信号を増幅(増やす)することで、シャッタースピードを速くすることを言います。

暗い場所では、光が捕まえにくいため、シャッタースピードが遅くなり(光を電気信号に変換するのが遅くなるため)手ブレや被写体のブレが大きくなることがあります。

ISO感度をあげる事で、僅かな光の電気信号も増幅(大きく)することでシャッタースピードを速くし、手ブレと被写体ブレを防ぎます。

注意点としては、電気信号が増幅されると同時にノイズも増幅されるので、ISO感度を上げるほどノイズが増えるという現象が起きます。なので、写真にざらつきが目立って来ることがあります。
上手く撮るために、ISO感度を上げておけばいいじゃん!と思うかもしれませんが、ブレなどを防ぐために必要であればISO感度を上げる。必要がなければISO感度は上げすぎない。

ということが大事です。

 

オートフォーカス(AF)

カメラが自動的にピントを合わせてくれる機能です。便利ですね!

基本的には、シャッターボタン半押しでピントを合わせてから撮影するのが一般的なオートフォーカス機能だと思います。

カメラメーカーによって色々なオートフォーカスがあるので、お持ちのカメラや検討中のカメラで色々と試してみることをオススメします。(動く被写体用のオートフォーカスもアリます)

また、マニュアルフォーカスと言い手動でピントを合わせることもできるので、是非使い分けてみてください。

 

絞り値(F値)

出典:http://diji1.ehoh.net/contents/sibori.html

出典:http://diji1.ehoh.net/contents/sibori.html

出典:http://www.nikon-image.com/

出典:http://www.nikon-image.com/

デジタル一眼レフカメラで、よく話題になるのはレンズのF値と呼ばれる、絞り値のことです。
F1.2、F1.5 等とF+数字で記載されており、F1.5〜F5.0等とレンズスペックに書かれていたりします。

写真はレンズを通った光を撮像素子に当て、記録するのですが、その光の量をコントロールするのが、レンズの絞りなのです。

なぜ、絞りを調整するのかというと、体験したことがある方もいるかと思いますが、人の目と同じで光が強いところでは瞬間的に目の前が真っ白になる様な現象がカメラでも起こるのです。
皆さんは、そうなった時に目を細めますよね?

カメラではその状態を、絞り込むと言います。

光の通りをコントロールすることを、「絞り」というのです。

 

また、絞りを調節する事で被写界深度が変わり絞りを小さくすると(レンズが開いている状態)ピントが合う範囲が狭まり周囲がボケた写真を取ることが出来ます。

 

焦点距離

出典:news.mapcamera.com

出典:news.mapcamera.com

レンズを選ぶ際に気をつけたいのは焦点距離です。一般的には28mm、50mm、100mm等と表記してあります。また、ズームレンズは18-55mmと焦点距離の最小値と最大値で表記されます。

モータースポーツを撮影される方は、最低でも100mm以上のレンズがあれば十分足りるでしょう。
初心者のかたは、ダブルズームレンズキットを選べば標準レンズと望遠レンズがセットでついてきますよ!!

出典:cweb.canon.jp

出典:cweb.canon.jp

もっとカメラを楽しみたい!というかたにオススメのレンズ。

広角レンズ

出典:www.8volt.com

出典:www.8volt.com

焦点距離約35㎜(APS-C機なら約24㎜)以下が広角、焦点距離約約24㎜(APS-C機なら約16㎜)以下で超広角レンズと言われています。幅広い画角で取れることから、まさに目で見た景色の切り抜きのような写真が可能です。

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自分の足で楽しむ、

単焦点レンズ

出典:http://blueskyfuji.blogspot.jp/

出典:http://blueskyfuji.blogspot.jp/

ズームは出来ませんが、とても明るいレンズです。写真をめちゃくちゃボカして楽しみたい方にオススめ。

なにより、ズームが出来ないので自分の足で距離の調整や構図やらを決めなければいけないので、写真がうまくなるレンズとも言われています。

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レンズは語ると長くなるので、この辺りでやめておきます。

 

フルサイズ?APS-C?

出典:diji1.ehoh.net

出典:diji1.ehoh.net

昔のカメラはフィルムに記録していました。そのフィルムのサイズが35mm。そのサイズのことをデジタル一眼レフカメラでもフルサイズと呼びます。

撮像素子と呼ばれるものが、デジタル一眼レフカメラにおけるフィルムになります。
イメージセンサー(撮像素子のことね)とも呼ばれます。

このセンサーサイズが、フルサイズ、APS-Cという規格で分けているわけです。

性能がいい=イメージセンサーが大きい ということなんです。

出典:http://bonzo.blog45.fc2.com/

出典:http://bonzo.blog45.fc2.com/

実際にどのような違いが合うかというと、イメージセンサーが小さくなるので、画角(写真の大きさ)が狭くなります。(同じレンズで撮影した場合、APS-Cは1.6倍狭くなると言われています。フルサイズの方がワイドに撮れる)

そこだけ、抑えておけば問題無いでしょう。
フルサイズのデメリットとしては、

カメラの金額、レンズの値段が高い、カメラの大きさが大きいことです。

メリットは、
イメージセンサーが大きいので、画質が良い。
画角が広い。

しかし、カメラにハマるなら・・・それ以上のメリットもあるので悩ましいところですね。

 

APS-Cのデメリットは、

フルサイズ機のものと比べてしまうと、全てがワンランク落ちている気がする。

メリットは、

軽くて(倍くらい重さが違うことも・・・)持ち運びが楽。(これはカメラにハマる前の人には大きなハードルなのです。)
お試し出来る金額から始められる。

 

 

RAW撮影とは?

出典:http://cweb.canon.jp/

出典:http://cweb.canon.jp/

RAWとは「生」の意味なんです。集中力データを圧縮加工せずにそのまま保存する方法です。
何が良いかというと、パソコンで取り込んだ際に未加工のデータ(生)の状態で緻密に調整できるのです。

特に、後から最適な明るさや色に調整できるので、撮影時には細かい設定を気にせず、被写体に集中できることもRAW撮影のいい所。(特に、目で見た状態を切り抜きたい場合は、絶対調整が必要です)

しかし、生データなのでとてもデータ容量を食うのがデメリットです。

ここも、自分の状況に合わせて使い分けていきましょう!

 

 

まとめ

カメラについては、ハマればハマるほど・・・レンズや機材にお金がかかっていくのが特徴的ですが、手元にある機材でも十分に良い写真を撮影することが出来るのもカメラの楽しみ方の一つですよね?

また、多少失敗した写真やもっと良くしたい時に、加工できるのもカメラが楽しくなる秘訣です!

画像加工は、見たまんまを表現することもできるし、もっとオリジナリティを出すこともできるのでデジタル一眼レフカメラをお持ちの方は是非、体験してみてください。