今季も盛大に開幕したF1の2016年シーズン。今季は昨年以上に激戦が予想され、序盤から波乱に満ちたシーンも多くみられるシーズン序盤となっています。そこで世界最高峰のフォーミュラレースで戦うドライバーをご紹介したいと思います。

出典:Pirelli

出典:Pirelli

5人の現役王者をはじめ、成長著しい若手ドライバーなど、色々な個性を持ったドライバー達が激戦を繰り広げているF1グランプリに参戦する22人のドライバーをご紹介します。

 

※順番は昨年のコンストラクターランキング順、番号はカーナンバー。
○はルーキー、△はレギュラー復帰ドライバー、▲は移籍、☆はチャンピオン獲得回数。

メルセデスAMGペトロナスF1チーム

No.44 ルイス・ハミルトン ☆☆☆

lewis-hamilton-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Lewis Hamilton

中継表記 HAM

国籍 イギリス 31歳

F1通算成績
デビュー 2007年
優勝 43回
ポールポジション 49回
ファステストラップ 28回
表彰台 87回
F1ワールドチャンピオン (2008,14~15)

2007年に黒人初のF1ドライバーとして話題を呼び、鮮烈なマクラーレンでのデビューで一気にスタードライバーの階段を駆け上がったハミルトン。

デビューイヤーからいきなり4勝を挙げ、前年王者であるアロンソそしてフェラーリのエースであったライコネンを相手に互角の戦いを見せ、その実力は1年目から誰もがその実力を認める程となり、翌年には僅か1ポイント差ではありますが、今度はマッサとの対決を制し当時史上最年少で2008年F1王者に輝きました。

F1デビュー以前からマクラーレンの秘蔵っ子としてレースキャリアを積んだこともあり、長年マクラーレンで活躍してきましたが、新たな挑戦を求め2013年より現在のメルセデスへ移籍。

すると2014年には自身2度目6年ぶりのF1王者に輝くと、昨年も圧倒的な強さを見せ2年連続3度目の戴冠を果たし、現役を代表する偉大なF1ドライバーとして今季も活躍が期待されます。

No.6 ニコ・ロズベルグ

nico-rosberg-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Nico Rosberg

中継表記 ROS

国籍 ドイツ 30歳

F1通算成績
デビュー 2006年
優勝 14回
ポールポジション 22回
ファステストラップ 14回
表彰台 41回
ドライバーズランク最高位 2位 (2014~15)

F1王者であるケケ・ロズベルグを父に持つ2世ドライバーとして近年活躍するニコ・ロズベルグ。

2006年ウィリアムズからデビューすると、開幕戦でいきなり7位入賞を果たし高い評価を獲得し、将来のチャンピオン候補としてキャリアをスタートさせますが、戦闘力の乏しかった当時のウィリアムズで思うような結果を残す事が出来ませんでした。

しかし低調なウィリアムズでの善戦が目に留まり、2010年より新しくチームを買収したメルセデスでシューマッハとコンビを組み徐々に成長を遂げ、2012年中国GPでデビュー7年目で悲願の初優勝を飾りました。

2013年からはカート時代からの親友であるハミルトンをチームメイトに迎え、翌年は遂に自身初めてとなるタイトル争いを演じますが、惜しくもハミルトンに敗れてしまいます。

昨年またしてもハミルトンに王者を許す事となりましたが、シーズン終盤に6戦連続ポールポジションと3連勝を飾り一矢報い、今季はヒル親子以来の親子でのF1王者に期待がかかります。

スクーデリア・フェラーリ

No.5  セバスチャン・ベッテル ☆☆☆☆

sebastian-vettel-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Sebastian Vettel

中継表記 VET

国籍 ドイツ 28歳

F1通算成績
デビュー 2007年
優勝 42回
ポールポジション 46回
ファステストラップ 25回
表彰台 79回
F1ワールドチャンピオン (2010~13)

現役最多となる4度のF1王者として、名門フェラーリ復活のカギを握ると言われるフェラーリのエース。

2007年負傷欠場のクビサにかわりスポット参戦したベッテルは、いきなりデビュー戦で8位入賞を決め当時の史上最年少入賞記録を樹立し、すぐさまトロロッソのレギュラードライバーに抜擢されます。

翌年のイタリアGPではわずかF1参戦22戦目で初優勝、初ポール、初表彰台と全ての史上最年少記録を塗り替え、翌2009年からはレッドブルへ移籍を果たし、ここから数多くの勝利を重ねることとなります。

移籍初年度は惜しくもランキング2位に終わりますが、翌2010年に大激戦の四巴えの争いを制し、今度はF1王者の最年少記録を塗り替え、その後2013年まで4年連続でF1王者に輝きます。

しかしメルセデスの台頭とともに王座を失い、長年蜜月を共に過ごしたレッドブルからフェラーリへ移籍し、早くも昨年は3勝を挙げる活躍でフェラーリにとってすでに欠かせない存在となり、今後名門を引っ張り5度目の王座に期待がかかります。

No.7 キミ・ライコネン ☆

kimi-raikkonen-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Kimi Raikkonen

中継表記 RAI

国籍 フィンランド 36歳

F1通算成績
デビュー 2001年
優勝 20回
ポールポジション 16回
ファステストラップ 42回
表彰台 80回
F1 ワールドチャンピオン (2007)

クールな振る舞いと、冷静なレース運びでアイスマンの異名で親しまれるF1界で屈しの人気ドライバーであるライコネンだが破天荒なプライベートも人気の理由。

彼のデビューにまつわる話は前代未聞で、F3などといった下位カテゴリーを飛ばし20歳でいきなりF1デビューをザウバーから飾りますが、F1に出場するためのスーパーライセンスは歴史上唯一の仮ライセンスで、デビュー戦で6位入賞を決めるとすぐに正式なライセンスが発給されました。

その走りに可能性を見出したマクラーレンは翌年ライコネンを獲得し、デビュー2年目にしてトップチーム移籍を果たすと03年、05年とすば抜けた速さを見せタイトル争いをしますが惜しくも届かず、07年よりフェラーリへ移籍すると6勝を挙げようやく悲願の初戴冠を決めました。

09年なんと30歳の若さにしていきなりF1を引退するとWRCで2年間を過ごし、2012年から今度はロータスで電撃的なF1復帰を果たすと、ブランクをものともせず1勝を挙げランキング3位を獲得し、翌年も開幕戦で勝利するなど活躍が認められ2014年からフェラーリ復帰。

しかし待っていたのは大スランプで2014年はシーズンを通して決勝最高4位、ランキング12位と振るわず、昨季もチームメイトのベッテルに大きく水をあけられ、今季は正念場として再起を図ることが望まれています。

ウィリアムズ・マルティニ・レーシング

No.19 フェリペ・マッサ

felipe-massa-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Feripe Massa

中継表記 MAS

国籍 ブラジル 34歳

F1通算成績
デビュー 2002年
優勝 11回
ポールポジション 16回
ファステストラップ 15回
表彰台 41回
ドライバーズランク最高位 2位 (2008)

現代のブラジル人ドライバーとして活躍してきたマッサはキャリアの多くを名門フェラーリで過ごしてきました。

しかしその役割はエースのサポートといった所で、なかなかマッサが主役になる日は来ませんでしたが、2008年チャンスが訪れマッサは当時のチームメイトであるライコネンを上回り、自らがチャンピオンを賭けハミルトンとの一騎打ちで母国での最終戦に臨みます。

マッサ優勝、ハミルトン6位以下でマッサの逆転王者で決まるかと思われましたが、最終周の最終コーナーでハミルトンが5位に浮上した為、わずか1ポイント差でタイトルを逃しこの話は悲劇のように語り尽くされました。

その後もフェラーリでアロンソの陰に隠れ苦しい戦いを強いられますが、2014年にウィリアムズ移籍を転機とすると移籍6戦目で6年ぶりのポールポジションを獲得するなど何度か表彰台に上がる活躍を見せ、昨季も好調を維持。

今季もベテランドライバーとしてウィリアムズに経験をもたらす存在として、また若きボッタスのお手本としてチームから熱い信頼を受けています。

No.77 バルテリ・ボッタス

valtteri-bottas-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Valtteri Bottas

中継表記 BOT

国籍 フィンランド 26歳

F1通算成績
デビュー 2013年
決勝最高位 2位
予選最高位 2位
ファステストラップ 1回
表彰台 8回

ドライバーズランク最高位 4位 (2014~15)

2013年ウィリアムズでデビューしたボッタスは今季4年目を迎える若手ドライバーで、今季初優勝を挙げることが期待されるドライバーです。

ルーキーイヤーはマシンの戦闘力が乏しく入賞もままならない状態が続きましたが、翌年よりマシンの性能が向上するとすぐに速さを見せ、6度の表彰台とランキング4位で一躍トップドライバーの仲間入りを果たします。

昨年も2度の表彰台を獲得し期待された初勝利には届かず、フェラーリ移籍の噂もありましたが、しばしばベテランのチームメイトであるマッサに先行を許す場面も見られたためかその話も流れてしまいました。

昨年終盤には同郷の先輩であるライコネンとのバトルで注目され、度重なる接触も見られましたが元王者相手に全く引けを取らない走りと度胸を見せ、今季こそ初優勝を飾りたいところです。

レッドブル・レーシング

No.3 ダニエル・リカルド

daniel-ricciardo-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Daniel Ricciard

中継表記 RIC

国籍 オーストラリア 26歳

F1通算成績
デビュー 2010年
優勝 3回
予選最高位 2位
ファステストラップ 4回
表彰台 10回
ドライバーズランク最高位 3位 (2014)

笑顔と少し変わったヒゲでおなじみのダニエル・リカルドは将来有望なドライバーで未来のチャンピオン候補と言われる活躍が期待されるドライバーの一人です。

2010年にF1へやって来たリカルドは下位チームであるHRTでデビューし、元々レッドブルの息のかかったドライバーだった為、その弟チームであるトロロッソへ移籍を果たすと2年間光る走りを見せました。

その後同じオーストラリア人でレッドブルのドライバーであったマーク・ウェバーの引退により、そのシートを埋めるべく白羽の矢が立ち見事トップチーム昇格を果たします。

移籍初年度からなんとチームメイトで4年連続王者のベッテルを上回り3勝を挙げランキング3位と大ブレイクすると、今度はベッテルの離脱に伴い移籍2年目にしてチームのエースを任されることとなります。

しかし昨年は思うような結果を残せず、わずか2度の表彰台のみで1勝も挙げることが出来ず後退の1年となってしまい、今季は彼の速さと持ち前の明るさでチームを引っ張ることが期待されます。

 No,26 ダニール・クビヤト

daniil-Kkvyat-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Daniil Kvyat

中継表記 KVY

国籍 ロシア 21歳

F1通算成績
デビュー 2014年
決勝最高位 2位
予選最高位 4位
ファステストラップ 0回
表彰台 1回
ドライバーズランク最上位 7位 (2015)

19歳の若さでのF1デビューには様々な疑問もありましたが、その速さで周囲を納得させシンデレラボーイのように次々と階段を上ってゆくロシア人ドライバー。

彼のキャリアのスタートはトロロッソから始まり5度の入賞を果たしますが、その時のチームメイトに及ばずながらも若さと将来性を買われレッドブルへ大抜擢で移籍が決まりました。

レッドブル移籍初年度となる昨年は序盤こそマシンのトラブルなどで、良いスタートを切ることができませんでしたが、自身初の2位表彰台を獲得するとそこからは安定した走りを披露。

ランキングでもエースとの見方が強かったリカルドを最終的に上回ってみせ7位と飛躍し、今季はロシア人として初めてのF1初優勝に大きな期待がかかっています。

サハラ・フォースインディア・F1チーム

No,11 セルジオ・ペレス

sergio-perez-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Sergio Perez

中継表記 PER

国籍 メキシコ 26歳

F1通算成績
デビュー 2011年
決勝最高位 2位
予選最高位 4位
ファステストラップ 3回
表彰台 5回
ドライバーズランク最高位 9位 (2015)

セルジオ・ペレスは2011年にザウバーでF1デビューすると、日本人ドライバーである小林可夢偉のチームメイトということで当初注目を浴びました。

2012年の第2戦マレーシアでは荒れたレース展開の中、当時フェラーリのアロンソとの優勝争いを演じ惜しくも2位に終わりますが、評価を高め次期フェラーリドライバーと噂されますがこの頃は不用意なミスも多く、荒い印象も見受けられましたがなんとか名門の一角であるマクラーレンへの移籍が決まります。

しかしマクラーレンはまさかの大不振に陥り、結局ザウバー時代の成績を超えることは出来ず1年でチームを去ることとなり、2014年よりフォースインディアへの移籍が発表されました。

フォースインディアでは移籍後すぐさま表彰台を獲得し、以前のようなミスを見られなくなった今高い評価を集めており、タイヤに優しい走りが彼の魅力で少ないピット回数のレースで活躍することが多く、また昨年より開催されるメキシコGPでは絶大な人気を誇り活躍が期待されます。

No,27 ニコ・ヒュルケンベルグ

nico-hulkenberg-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Nico Hulkenberg

中継表記 HUL

国籍 ドイツ 28歳

F1通算成績
デビュー 2010年
決勝最高位 4位
ポールポジション 1回
ファステストラップ 2回
ドライバーズランク最高位 9位(2014年)

2010年にウィリアムズでデビューしたヒュルケンベルグは、不本意なルーキーイヤーを送っていましたがシーズン終盤のブラジルGPで1年目にしてポールポジションを獲得する快挙を達成します。

しかしながらスポンサーの関係で翌年はシートを失う事となりますが、1年間テストドライバーを経て2012年からフォースインディアでレギュラー復帰を果たすと、抜群の安定感で入賞を重ね評価を獲得するとザウバーへ移籍。

ザウバーでも素晴らしい走りを見せますがなかなか速いマシンに出会うことが出来ず、翌年は古巣フォースインディアへ戻ることを決め、着実な走りで入賞を重ねますが表彰台にたどり着くことは叶いませんでした。

少々派手さには欠ける部分をありますが長年のF1ファンからはその実力を認められており、今季こそまず悲願の表彰台獲得が望まれています。

 

ルノー・F1チーム

No,20 ケビン・マグヌッセン △

kevin-magnussen-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Kevin Magnussen

中継表記 MAG

国籍 デンマーク 23歳

F1通算成績
デビュー 2014年
決勝最高位 2位
予選最高位 4位
ファステストラップ 0回
ドライバーズランク最高位 11位 (2014)

2014年にいきなり名門マクラーレンからF1デビューが決まったマグヌッセンは、早くもその期待に応えデビュー戦で2位表彰台を獲得し大きな話題を呼びました。

父は元F1ドライバーであるヤン・マグヌッセンは自らが達成出来なかった夢である、F1の表彰台に立つ息子を見て号泣、またデビュー戦での表彰台はハミルトン以来の快挙でもありました。

次なる目標は優勝のみとなりましたがその後は思うような結果が残せず、まだ新人だったため仕方ないとの見方もありましたが、フェルナンド・アロンソの移籍もありマクラーレンのシートを失ってしまいます。

昨年はマクラーレンのリザーブドライバーとしてアロンソが欠場したオーストラリアGPで代役を務めますが、スタート前にマシントラブルでリタイアを強いられ以来出走の機会は訪れず、今季からは新生チームのルノーへ移籍しその地位を確固たるものにしたいところです。

No,30 ジョリオン・パーマー ○

Jolyon-Palmer-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Jolyon Palmer

中継表記 PAL

国籍 イギリス 25歳

F1通算成績
デビュー 2016年
決勝最高位 -位
予選最高位 -位
ファステストラップ 0回
ドライバーズランク最高位 -位

2014年にF1の下位カテゴリーであるGP2で王者を取ったジョリオン・パーマーは昨年からルノー(ロータス)のテストドライバーとして13度の金曜日のフリー走行にて経験を積み、今季のレギュラードライバーの座を射止めました。

過去にGP2で王者に輝きF1へ昇格したドライバーは多く、ロズベルグ、ハミルトンの他にも多数おり彼にも大きな期待と共に、1年間リザーブドライバーとして過ごすこととなった悔しさをバネに奮起したいところです。

父は元F1ドライバーで「フライングドクター」の愛称で親しまれたジョナサン・パーマーで、父のような堅実な走りがF1でも出来るかというのも彼の見どころの1つです。

同じ2世ドライバーのマグヌッセンとのコンビは次世代のF1を背負う立場として将来有望と目されています。

 

スクーデリア・トロロッソ

NO,33 マックス・フェルスタッペン

max-verstappen-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Max Verstappen

中継表記 VER

国籍 オランダ 18歳

F1通算成績
デビュー 2015年
決勝最高位 4位
予選最高位 5位
ファステストラップ 0回
表彰台 0回
ドライバーズランク最高位 12位 (2015)

昨年18歳でのF1デビューという前代未聞のルーキーで、モータースポーツ界に激震を与えたマックス・フェルスタッペンは、自動車免許を持たないF1ドライバーという事も話題を呼びました。

遡ればなんと16歳の段階で金曜フリー走行に出場しその時すでに6番手タイムを記録しており、そう考えれば彼の活躍は妥当といったところか、決勝最高4位が2回とすでに表彰台まであと一歩の所まで来ており、驚異の新人として知られています。

すでにメルセデスやフェラーリが彼の獲得について検討しているという噂もあり、そのため多くのF1ファンはフェルスタッペンを未来のチャンピオン候補と見る人も少なくありません。

父は元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンであり、マックスはカート時代にレースで勝てないと家に入れてもらえないというエピソードもあり、F1版巨人の星のように親子で大きな夢に立ち向かっています。

NO,55 カルロス・サインツJr.

carlos-sainz-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Carlos Sainz Jr.

中継表記 SAI

国籍 スペイン 21歳

F1通算成績
デビュー 2015年
決勝最高位 5位
予選最高位 7位
ファステストラップ 0回
表彰台 0回
ドライバーズランク最高位 15位 (2015)

父をWRC王者であるカルロス・サインツに持つカルロス・サインツjrは、同じモータースポーツでも父と同じラリーを選ばずF1に進むことを決め、著しい活躍を見せています。

昨年は20歳でトロロッソからF1デビューし、フェルスタッペンとのコンビはF1史上最年少の新人コンビとして大活躍し、今季もF1界の台風の目として注目されています。

昨年は速さにおいて十分F1で通用することを示しましたが、マシンのトラブルが多かったことで結果として少々惜しまれる部分もあり、今季は速さと安定した入賞を重ねられるかという点が目標となってくるでしょう。

またフェルスタッペンとのコース上でのバトルは、お互い若いドライバーながらとても激しいバトルを繰り広げ、昨年に続き今年もファンは彼らの戦いを楽しみにしています。

ザウバーF1チーム

NO,9 マーカス・エリクソン

marcus-ericsson-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Marcus Ericsson

中継表記 ERI

国籍 スウェーデン 25歳

F1通算成績
デビュー 2014年
決勝最高位   8位
予選最高位 10位
ファステストラップ 0回
表彰台 0回
ドライバーズランク最高位 18位 (2015)

2014年にケータハムからデビューしたマーカス・エリクソンは小林可夢偉のチームメイトとしてF1デビューを果たしますが、資金繰りに苦しむチームの中で思うような結果を残せず、苦しい境遇の中F1キャリアをスタートさせました。

昨年からはザウバーへ移籍すると開幕戦で8位に入りF1初入賞を達成し、シーズンを通して5度の入賞と大きな前進を見せ、今季さらなる活躍が期待されるドライバーです。

スウェーデン人のF1ドライバーはエリクソンの前に遡ると1991年から誰もいなかったため、彼は今後のスウェーデンのレース界を再興される役割も若くして担っています。

かつてGP2などで共にチームメイトとして戦ったドライバーが多く、現チームメイトのナッセやルノーのパーマーとは再びF1で戦う事となり、その中でもF1に最初に上がって来たエリクソンが先輩として、上位に進出できるかは見どころとなるででょう。

NO,12 フェリペ・ナッセ

felipe-nasr-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Felipe Nasr

中継表記 NAS

国籍 ブラジル 23歳

F1通算成績
デビュー 2015年
決勝最高位   5位
予選最高位   9位
ファステストラップ 0回
表彰台 0回
ドライバーズランク最高位 13位 (2015)

昨年F1デビューをこのザウバーから飾り開幕戦で見事5位入賞を決め、デビュー早々大きな称賛を浴びたナッセ。

新人ながら堅実な走りが光り昨年のリタイアは2回にとどまり、安定感を武器にチームからの信頼を勝ち取り今季もレギュラードライバーとして残留となりました。

デビューイヤーながらに昨年はチームメイトを上回り高い評価を集めますが、終盤は開発の進まないマシンに手を焼き苦しい戦いを強いられることとなりました。

未来のブラジルのレース界を引っ張っていくと期待され、現在活躍する同郷の先輩であるマッサの次世代を担うブラジル人ドライバーの新星として、F1でさらなる飛躍を誓っています。

マクラーレン・ホンダ

No,14 フェルナンド・アロンソ ☆☆

fernando-alonso-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Fernando Alonso

中継表記 ALO

国籍 スペイン 34歳

F1通算成績
デビュー 2001年
優勝 32回
ポールポジション 22回
ファステストラップ 21回
表彰台 97回
F1ワールドチャンピオン (2005~06)

現役最強と名高くF1ドライバーの中でも抜群の技量を誇るアロンソは、2003年当時中堅チームであったルノーのレギュラーを射止めると次々と最年少記録を塗り替え、2005年にはそれまで最強といわれたシューマッハから王座を最年少王者にして奪ってしましまいた。

翌年も2年連続で王座に輝くと電撃的にマクラーレンへ移籍するのですが、ハミルトンとの確執もあり1年でルノーに出戻り、その後は戦闘力の低いマシンに手を焼きなかなか勝利を重ねられませんでした。

2010年からはフェラーリのエースとして5年間を過ごし何度か3度目の王座まであと一歩の所まで戦いますが、運にも恵まれずフェラーリでの挑戦を終え昨年からはマクラーレンへ移籍すると、戦闘力の低いマシンにアロンソをもってしても入賞すら敵わないシーズンとなっていしましました。

苦しいマシンでもマシンの最大限の速さを引き出せるドライバーとして、マクラーレンホンダの復活のカを握る存在として日本のファンからも熱烈な声援を受けています。

No,22 ジェンソン・バトン ☆

jenson-button-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Jenson Button

中継表記 BUT

国籍 イギリス 36歳

F1通算成績
デビュー 2000年
優勝 15回
ポールポジション 8回
ファステストラップ 8回
表彰台 50回
F1ワールドチャンピオン (2009)

2009年F1王者であるバトンは、2003年から2008年まで第3期ホンダF1のエースとして活躍してきたこともあり、非常に日本に縁のあるイギリス人ドライバーとして知られています。

王者に輝いたブラウンGPの後マクラーレンへ移籍し活躍を続け、2015年からは再びホンダとの共闘が始まりホンダF1にバトンありといっても過言ではないほど、密接な関係にあります。

非常に繊細なドライビングとマシンに優しいことに定評があり素晴らしい安定感を持つことで知られ、コンディションが不安定なレースでの上手さは現役随一で荒天のレースでは要注目なドライバーでもあります。

昨年は日本人モデルの道端ジェシカさんと離婚が報じられますが、F1界きってのイケメンドライバーということもあり、新しいガールフレンドもすでにいるそうだが、それでも彼には多くの女性ファンが黄色い声援を送る。

 マノー・レーシング

NO,94 パスカル・ウェーレイン ○

Pascal-Wehrlein-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Pascal Wehrlein

中継表記 WEH

国籍 ドイツ 21歳

F1通算成績
デビュー 2016年
決勝最高位   ー位
予選最高位   ー位
ファステストラップ 0回
表彰台 0回
ドライバーズランク最上位 (-位)

ウェーレインはメルセデスの息のかかったドライバーとして、今季からメルセデスパワーユニットを搭載するマノーから今季F1デビューを決めました。

2013年から昨年まではフォーミュラではなく、ツーリングカーいわゆる箱車のF1と言われるDTMに参戦し昨年は最年少王者に輝きF1への切符を手にしました。

マノーはF1チームのなかでも小規模のチームとして知られていますが、ウェーレインの実力はデビュー前から高く評価されており、1年目から光る走りに期待が集まっています。

今後の活躍次第ではいずれメルセデスチームに招かれる可能性もあるので、彼もまた未来のチャンピオン候補として、捉える見方も強まっています。

NO,88 リオ・ハリアント ○

Rio-Haryanto-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Rio Haryanto

中継表記 HAR

国籍 インドネシア 23歳

F1通算成績
デビュー 2016年
決勝最高位   ー位
予選最高位   ー位
ファステストラップ 0回
表彰台 0回
ドライバーズランク最高位 ー位

リオ・ハリアントはインドネシア人として初のF1ドライバーとなった、モータースポーツ史において歴史的なドライバーと言っていいでしょう。

昨年下位カテゴリーのGP2でランキング4位で終え、光る走りに期待がされ今季マノーからF1デビューを飾り、その実力を世界に示すチャンスが与えられました。

また彼はインドネシア政府からも支援を受けており、母国からの期待を一身を背負いインドネシアのスポーツ史においても重要な役割を示していると言えるでしょう。

またインドネシアだけでなく現在は日本人ドライバー不在ということもあり、アジア圏で唯一のF1ドライバーとして参戦し、モータースポーツの歴史を大きく打ち破る存在になれるか注目を集めています。

ハースF1チーム

NO,8 ロマン・グロージャン ▲

romain-grosjean-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Romain Grosjean

中継表記 GRO

国籍 フランス 30歳

F1通算成績
デビュー 2009年
決勝最高位   2位
予選最高位   2位
ファステストラップ 1回
表彰台 10回
ドライバーズランク最高位 7位 (2013)

ロマン・グロージャンは2009年ルノーからアロンソのチームメイトとしてデビューしましたが、思うような速さを見せることが出来ず一度はF1から姿を消しました。

だが彼はF1への夢をあきらめず、2011年のGP2王者に輝くと同じルノーが名前を変えたロータスより復帰し、元王者ライコネンを相手に堂々たる速さを見せますが、レースでの接触事故が多く批判的な見方も非常に多くありました。

しかし速いが荒いという見方は徐々に打ち消され、接触事故が見られなくなると一気に成績は向上し安定して表彰台に登る活躍を見せ、ライコネンが去った後のロータスを引っ張っていく役割を担うほどに成長しました。

その後もロータスで活躍を続けていたが、今季からは熱い信頼関係を持つ担当エンジニア、小松礼雄さんと共に新興チームであるハースへ移籍を決断し、チームのエースとして活躍が期待されています。

NO,21 エステバン・グティエレス △

esteban-gutierrez-2016

出典:http://www.f1world.it/

英字 Esteban Gutierrez

中継表記 GUT

国籍 メキシコ 24歳

F1通算成績
デビュー 2013年
決勝最高位   9位
予選最高位   7位
ファステストラップ 1回
表彰台 0回
ドライバーズランク最高位 16位 (2013)

エステバン・グティエレスは2012年よりザウバーにてテストドライバーを務めた後、翌2013年よりレギュラードライバーへ昇格し、夢の舞台へ足を踏み出すことに成功しました。

その後2年間レギュラードライバーを務め善戦しますが、2年で1度きりの入賞と結果を残す事ができず、レギュラーシートを守り切ることが出来ませんでした。

昨年はフェラーリのリザーブドライバーへと転身し代役を待ち出番は無いながらも、全戦チームに帯同し関係を強め、今季よりフェラーリパワーユニットを搭載するハースで再びレギュラードライバーに返り咲きました。

2シーズンのF1参戦経験をもってハースに貢献し、グロージャンと共に新チームの門出に花を添えられるか、彼の奮起に期待は高まっています。

まとめ

今季もF1に参戦する世界のトップドライバーが出揃いました。超人とも言える偉大なF1ドライバーでも、実は親しみやすく、感動的なエピソードを持つドライバー達はやはりF1ならではと言っていいでしょう。

ここでは個性豊かなドライバー達のほんの一部をご紹介させて頂きましたが、F1ドライバーのエピソードはこれだけに尽きず、これからもたくさんのドラマティックなレースがあるはずです!

様々なドラマを見せてくれる負けず嫌いなドライバーや、イケメン、2世ドライバー、苦労人。

ドライバーに思い入れが入ると、いつしか自分の事のように一喜一憂していまいますよ!?

あなたのお好みのドライバーは見つかりましたか?