クルマの購入と合わせてガラスコーティング。すでにお馴染みのルーティーンとなってきました。しかし、コーティングを施工された自分の愛車を眺め「本当に綺麗になったのか?」とちょっと愕然した経験がないでしょうか?

本項ではカーディティーリングの「実は」の話を、プロショップに協力いただきまとめました。

クルマをキレイにするには?

「結論から言うと、クルマをキレイにするには塗装面の上にある、クリア層の上の汚れや傷が落ちたかどうかで決まります」

そう語るのはセラミックコーティング専門店「磨き屋Progressive」代表の吉田洋基さん(以下吉田)。

吉田「下の画像のように、ボディとバンパーの色味が変わってしまったクルマを見た経験はないでしょうか?これこそがクリア層の痛みによる塗装の色あせです。ひどいものですと、塗装面が完全に侵食されガサガサになったりします」

クリア層が剥げてしまうと、クルマをキレイにすることが難しいそう。。。

しかし、疑問が湧きました。なぜ、クリア層とガラスコーティングが関係あるのでしょうか?

 

吉田「巷では、ガラスコーティングの効能がボディをキレイにすることと思われがちですが、これは違います。誤解です。本来の目的は、保護に近いと言えます」

なんと、これは意外な結論に至りました。それでは何故、ガラスコーティング=クルマをキレイにする施工と誤解されるのでしょうか?

 

吉田「本来のコーティングの施工の過程は、クリア層の上の汚れや傷をできる限り取り除き、下地をキレイにしてから、コーティングで保護膜を作るようなイメージです。なので、クリア層の汚れと傷を取ることが一番大切なプロセスです。本質的には、コーティングそのものにキレイにする作用はありません。ちなみに、汚れや傷は通常の洗車では落ちきりませんので、研磨(磨き)が肝になります」

 

コーティングしたのにキレイかどうか微妙な理由

本項冒頭でもありました「俺のクルマはコーティングしたはずのなのに・・・」と少々疑念をいだいてしまう理由はなんでしょうか?

吉田「理由は3つ考えられます」

①下地作りををやっていない、もしくは十分ではない

吉田「当店のお客様の7割は新車施工です。上の画像は納車後すぐに施工したGR86で、3時間以上かけて研磨を行ってからコーティングを施工しました。ソリッドカラーであるにも関わらず光沢感を放ち、お客様には大変ご満足いただいております」

なんと。新車でコーティングが必要なのか?という議論がある中で、そこまでやるとは。

吉田「コーティングは新車購入時に行うことが味噌です。一番ボディがキレイな状態で保護膜をつけることができますので」

またここで疑問が湧きました。何故新車なのに研磨が必要なのか?

吉田「実は新車と言えども、工場出荷時から油分であったり、納車前の洗車や納車直後の走行による小キズなどが付着しています。その状態でコーティングを施工すれば、ベストな状態とは言えません。ディーラーさんの新車の安いコーティングメニューでは、研磨作業を簡略化されているとよく耳にします」

では具体的にどんな工程を施工されているのでしょうか?

吉田「コーティング前の下地作りには、ボディクレンジング、施工前洗車、鏡面研磨の3工程で対応しております」

洗車はイメージが付きやすいですが、ボディクレインジングとは?

吉田「ボディの状態に合わせて、専用溶剤を選択し、汚れやシミの除去をします。洗うというよりかは化学的に除去をするイメージです」

なるほど。それであれば、施工前洗車にもこだわりがあるのでしょうか?

吉田「全体的な洗車はもちろんですが、パネルのつなぎ目等、普段洗浄しない場所に蓄積した汚れの除去に集中しています。細かい部分にアクセスできる専用道具を用います。クレンジングと洗車で2−3時間を必要とします

なんと。そこまでやってもすべて全部落ちないのでしょうか?

吉田「はい、そこで鏡面研磨がスタートします。前工程で取れなかった汚れと傷を取り除いていきます。なぜそこまでやるのかというと、コーティング施工前の下地作りの有無で同じコーティング溶剤を使用しても最終的な耐久年数が異なるからです。本当に下地作りは大切です」

 

 

②ガラスコーティングが取れてしまっている

吉田「ガラスコーティングの謳っている耐久年数はかなりアバウトです。と云うのも、保管状況などに左右されることがしばしば。3年耐久のものが半年で取れることもザラです」

たった半年でリセットされてしまうとは・・・コーティングの意味があるのか?疑問になってしまいます。

吉田「このポルシェ・ケイマンは2013年式で新車から9年経過しています。オーナー様はマンション暮らしですので青空駐車です。大切に管理はされていましたが、経年によるコーティングの劣化が否めず、当店に入庫されました」

ガラスコーティングではすぐに落ちてしまうのに、何故、磨き屋Prigressiveさんへ入庫されるのでしょうか?

吉田「当店がセラミックコーティングの専門店という理由でお越しいただきました。セラミックコーティングとはガラスコーティングの一種ではありますが、耐久性と光沢感はガラスとは別次元です。当然、保管環境によりますが、通常のガラスコーティングよりも効果は持続します」

吉田「また当店では、下地処理の研磨の際に、コーティングの定着をよくするプライマー的な処理を行っております。これにより、さらにコーティングの耐久性を向上させることに成功しています。溶剤の質もさることながら、下地作りも後々効いてきます」

③職人の腕・施工環境

吉田「ディーラーさんの安めの新車コーティングも然り、ガソリンスタンド系であったり、入りやすい価格のコーティングには、人件費の削減が付きまといます。研修を数日受けたスタッフさんが屋外で施工をしていることもしばしば。本当にキレイにするには職人の腕と施工環境にも妥協はできません」

吉田「当店の多くのお客様が何かしらのコーティングサービスを施工された経験があります。しかし、そこでご満足いただけず当店にご入庫いただくケースが多いのも事実です。ご期待に応えるために、専用ブースを構え、30年の経験を持つ職人が一貫して施工をいたします」

 

セラミックコーティングを安くやりたい!

まさに、美は一日してならず。やはり、本当にいいサービスはお金をかけなければ請けることができないのでしょうか・・・

吉田「そんなことはありません。当店のセラミックコーティングは業界最安級です。ガソリンスタンド系のコーティングサービスと同価格帯で実施しております。確かにガラスコーティングに馴染みのない方には高く感じられるかもしれませんが、専門店のセラミックコーティングと比較すると半額近いとも言えます。高いものを安くすることが当店のモットーです。」

気になる価格を聞いてみました。

ポルシェ・ボクスター(Sサイズ)のお見積り例

プログレッシブセラミックコート グロス(5年耐久)

※「プログレッシブセラミックコーティング・グロス」は、セラミックコーティングの、スリック(滑り)と艶を高級ガラスコーティングレベルまで引き上げた特別メニューです。

→95,200円

ボディ鏡面研磨(新車・納車登録1ヶ月以内)

→25,900円

合計 121,100円(税込)

※コーティング耐久期間1ヶ月あたり 2,018円

例えば、毎月、簡易コーティング剤を購入してDIY施工することと比べてはいかがでしょうか?

DIYでは出せないクオリティと保護性能を鑑みると、決して高い買い物ではないかもしれませんね。

また、同店では現在モニターキャンペーンを実施中。詳しくは店舗までお問い合わせください。

 

取材協力

磨き屋Progressive

神奈川県綾瀬市上土棚中4-7-53