オートバイという乗り物は、ヘルメットを被り『目的地』さえ決まれば、誰もがツーリング気分を味わえるから不思議です。そんな数ある『目的地』の中でも、『ライダーズカフェ』はその名の通り、ライダー達が行き着く為に存在する癒やしの場所なのかもしれません。今回は、そんなライダーズカフェの中から、2019年4月19日、大阪府南河内郡河南町にオープンした『Cafe Littlepine』にお邪魔しました。

掲載日:2019/05/22

ウッド調デザインのライダーズカフェ『Cafe Littlepine』/Photo by T.KURIHARA

念願のライダーズカフェ

『Cafe Littlepine』店長小松優美子さん/Photo by T.KURIHARA

大阪市内から、桜で有名な奈良県吉野方面へと繋がる国道309号線。

その国道沿いに在る『道の駅かなん』からバイクを10分程走らせた小高い丘の上に、今回お邪魔した『Cafe Littlepine』はあります。

オープン間もないライダーズカフェに訪問し、ウッド調デザインで造られた建物の扉を開けてみると、まず驚かされたのは開店祝いに届けられたお花の数がとても多いこと。

それもそのはずで、『Littlepine』は2016年4月のオープン以来、SNSを中心にライダー達の間ですぐに噂が広まった、人気のライダーズカフェだったのですが、2018年1月末に一度閉店。

そして今回、再オープンを果たしたのです。


 

『自分のお店が持ちたい‼』

小松さんが大切に保管してきた模型や小物たちが再びディスプレイされていた/ Photo by T.KURIHARA

「どうしても、自分のお店が持ちたいという気持ちがあって……。」と語り始めた店長の小松さんは、大阪市内でバイクも扱っている自動車整備工場などに勤務する傍ら、会社の所属チームからミニバイクレースに出場したり、相変わらずバイクと触れあう機会が多い日々を過ごしていたそうです。

そんなある日、この物件(従前ライダーズカフェを営んでいた同じ場所)が3月中旬をもって閉店するという運命的な連絡が入り、「『この場所』が空いたなら、以前と同じライダーズカフェを再開するしかない‼」

こうして、ふたたび同じ場所で、ライダーズカフェをオープンすることができました。

ライダーズ・カフェ『Cafe Littlepine』

店内にはゆったりとした音楽とコーヒーの香りが漂う/Photo by TEIJI KURIHARA

『Cafe Littlepine』の店名の由来は単純で、小松さんの名前『小=小さいをLittle、松=Pine』と対訳したもの。

いわばお店は、彼女そのものを表しています。

こだわりの店内に目を向けると、その名の通り『パイン材』を素材に製作されたカウンター席が8席。

オリジナリティー溢れる長方形の窓から光りが注ぎ込むスペースには、テーブル席が18席備わっていて、一番奥には冬場の暖房に使われている趣のある薪ストーブが目を引きます。

入り口横にはヘルメットやジャケット、タンクバックなどを置くことができる収納スペースがあり、ライダーは身体ひとつで椅子に座り、ゆっくりと過ごせる様になっています。

この収納スペ-スは、彼女自身がヘルメットやタンクバックが置きやすい様に大きさを考えて製作してもらった特注品で、この店ならではの『おもてなし』ポイントのひとつといえるでしょう。

ヘルメットやタンクバックやジャケットなどの収納ロッカースペースはライダーズカフェならではの特注品 / Photo by TEIJI KURIHARA

建物の裏側スペースには貸し切り時に、バーベキューを楽しむこともできる解放的なオープンテラス席も備えているので、お客さん自身がその時々、それぞれの用途に合わせて利用できる事もポイントです。

駐車場は、手前に4輪スペースが存在し、一番奥に『屋根付き』のバイク専用スペースが備わっているので、雨天時にレインスーツを着ての来店も安心です。

建物の裏側にも解放的なオープンテラス席が12席存在する。/ Photo by T.kurihara

気になるメニューは、コーヒー、紅茶、オレンジジュースのドリンク類はもちろん、フード類は『厨房担当』の小松さんのお母さんが作る、自家製ハンバーグやエビフライ、カツカレーや日替わりランチなどを楽しむことが出来ます。

カフェ・リトルパイン メニュー / Photo by TEIJI KURIHARA

ライダー達に人気が高いのが、オリジナルメニューの『焼きカレー(サラダ付)』。

簡単に説明するとカレーライスをグラタン用のお皿に盛り付け、その上にチーズなどをトッピングして、後は一定時間オーブントースターにて焼き上げるというものです。

焼きカレーの第一印象は『ドリア』そのもの。

早速、スプーンを手にして味わってみると、中から美味しいカレーライスが登場し、インスタ映えするメニューでした。

食べてみると不思議な事に、カレー独特の辛さが少し和らげられていて、南欧の家庭料理の様な優しい味が楽しめます。

リトルパインオリジナル『焼きカレー』ドリンク付きセットがお得。/Photo by TEJI KURIHARA

『Cafe Littlepine』 

住所:大阪府南河内郡河南町中38-1

TEL:0721-21-8669

営業時間:平日AM9:00~PM18:00

土日祝AM8:00~PM18:00

定休日:火曜日

『Cafe Littlepine』の未来予想図

『Cafe Littlepine』アイスコーヒー全てはこの一杯から始まる / Photo by TEIJI KURIHARA

『Cafe Littlepine』の未来予想図について聞いてみると「ライダーさんの憩いの場所になりたい‼」と笑顔で即答してくれた小松さん。

最初のお店をオープンした当時、解らないことをブログに載せると、たくさんのお客さんから的確なアドバイスがもらえたり、不思議と人脈に恵まれて難しい問題も乗り越えてきたというこのお店。

再オープンしてから来店してくれたお客さんの中には、「以前、やっていたときに来店しようとしたけど、来れなかったので……。」とか「京都から念願かなってLittlepineにやって来ました。」と言ってくれるお客さんが多いそう。

オリジナリティー溢れる長方形の窓からやさしい光りが注ぎ込む / Photo by TEIJI KURIHARA

「以前やっていた時に、『Cafe Littlepine』でライダーさん同士が、自然と友達になったりしていたんです。そういう風に、『ここ』でみんなゆっくりしてもらえたらうれしいかな。」と語る小松さん。

カフェ以外にも、オリジナルグッズの販売や、定休日を使ったお店主催のツーリング、バイク用品メーカーとのコラボ企画やクリスマスイベントなど、ライダー達を楽しませてくれる様々なイベントを、これからも実施していくそうです。

ツーリング開催やイベントの予定などは、全てお店のブログで告知するそうなので、気になる方は是非ブログをチェックしてみてくださいね!

*ライダーズ・カフェ『Cafe Littlepine』ブログ⇒https://ameblo.jp/littlepine2019/

まとめ

ライダーズ・カフェ『Cafe Littlepine』/ Photo by TEIJI KURIHARA

取材に訪れたこの日、大阪市内から初めて訪れたというツーリングライダーと私自身ランチを食べながら、リッターバイクのサブ機として購入して乗って来た彼の250ccについて語りあい、このカフェに流れるゆったりとした時間を自然と楽しむことが出来ました。

「次の休みには、オートバイで訪れてみたい」とライダー達から目的地として選ばれる特別な魅力が、彼女が営む『Cafe Littlepine』には既にあふれているのです。

「将来的には、ライダーだけではなく、いろいろな人たちの憩いの場所になれればいいな」と笑顔でその夢を語ってくれました。

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