ここ最近その名をよく耳にするオールシーズンタイヤですが、我々日本人にとって冬用タイヤと言えば“スタッドレス”というイメージが根強く残っています。履き替えの手間がいらないとは言え、本当に乾いた路面から雪道まで走れるのか、疑問に思っている方も多いと思います。そこで今回は、ヨコハマタイヤからリリースされているオールシーズンタイヤ、「BluEarth-4S AW21」のオンロード性能と雪上性能をインプレッションします。

Photo : Kiyoshi WADA Text : Shingo MASUDA

市街地から高速道路では比較的静かな夏タイヤという印象

今回のインプレッションに使用するのは、今大人気のSUV 、トヨタ RAV4 ハイブリッド。

オンロードからオフロードまでこなすSUVと、オンロードから雪道まで対応するBluEarth-4S AW21のは、性能をテストする上で、最適な組み合わせです。

さらに詳しいインプレッションはヨコハマタイヤ公式サイトをチェック!

 

まずは、都内にあるシノハラタイヤで、純正タイヤからBluEarth-4S AW21に交換。サイズは純正と同じ、225/65R17です。

まずは都内を中心としたオンロード性能のテストということで、市街地から高速道路を走ります。

午後からは雨も降りだし、図らずもウエット路面のインプレッションも行うことができました。

全体を通して感じた印象としては、良くも悪くも普通の夏用タイヤです。

スタッドレスタイヤのようなグニャグニャ感や、高周波気味のロードノイズもありません。

ステアリング操作にもしっかりと反応してくれ、冬用タイヤを履いているという違和感を感じることなく走ることができます。

ウエット路面になっても“夏タイヤ”という印象は変わらず

天気は曇りから雨へ。路面がウエットになっても、夏用タイヤのような印象は変わらず、大きく水しぶきが上がるような路面でのブレーキングでも、剛性の高さが感じられ、安定した状態で減速することができました。

やや水が浮いているような場面でも、ハンドルの手ごたえが減ったり、グリップを失うような感覚もありません。

年中履き続ける夏タイヤとしては十分アリ!

オールシーズンタイヤであるBluEarth-4S AW21は、スタッドレスタイヤではないため、凍結路面やチェーンを必要とするような深い雪道では使用できません。

しかし、夏用タイヤには無いプラスαの安心感を手に入れることができました。

これで履き替えの手間や保管の悩みがなくなるのであれば、年に1回から2回雪が積もるかどうかという非降雪地域に住んでいる人には、特におすすめできるタイヤです。

次回へ続く…To be continued

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