春の富山湾を青く彩る「ホタルイカ」。深夜の海岸に打ち寄せられる神秘的な姿を求め、大人6人と愛犬のボーダーコリー1匹によるキャンピングカーの旅が始まった。
今回の相棒は、ダイレクトカーズの「オーステリア」。5m×2mというコンパクトなボディながら、6人乗車・6人就寝を可能にしたモデルだ。この一台に大所帯が乗り込み、北陸を目指す検証の旅が幕を開ける。
長距離走行を支える事前のアップデート

重量のあるキャンピングカーでの長距離移動に備え、まずは足回りを強化。横浜市の「ロッキー2」にて、ブレーキパッドを制動力に定評のあるDIXCEL製(Type X)へと交換した。重い車体や峠道の下り坂でも、安定した制動力を確保するためだ。

また、デジタルの備えとして個人用AIクラウド「Lauoud(ラウド)」を導入。車載Wi-Fi経由でスマートフォンの写真や動画を即座にバックアップできるほか、読み込ませた車両の取扱説明書からAIがトラブルの解決策を提示してくれる機能も備え、旅の心強いサポート役として活用する。
ご当地グルメを巡りながら富山へ
一行を乗せたオーステリアは、一路富山へ。5m×2mというサイズは取り回しが良く、サービスエリアの普通車枠にも無理なく収まるのが強みだ。

道中、「道の駅 八ヶ岳」で食材を調達し、新潟県では「鮨かつ」で新鮮な地魚を堪能。さらに「栄食堂」の名物・たら汁を熱々のアルミ鍋で味わい、伝説のコンビニ「立山サンダーバード」では珍しいジビエおにぎりを購入するなど、北陸ならではの味覚を楽しみながら目的地へと歩みを進める。
6人就寝のリアリティ

初日の夜は「道の駅 KOKOくろべ」に停泊。隣接する温泉施設でリフレッシュした後、最大の課題である「6人就寝」の準備に入る。

ダイネットのテーブルを下げて展開するメインベッドと後部の2段ベッドを組み合わせることで、大人6人が横になれるスペースが出現。身長183cmの男性も足を伸ばして眠れる広さが確保された。翌朝、全員が一度に座っての朝食は難しいため交代制となったが、移動中もテーブルを囲んで密なコミュニケーションが取れるのは、多人数乗車モデルならではの魅力だ。
深夜の海岸、青白い光を追って
2泊目は、ペット同伴が可能な「朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場」を拠点とした。全員でお揃いの胴長(ウェーダー)に身を包み、深夜1時、いよいよホタルイカ掬いの本番へ。

暗闇が広がる海岸をライトで照らすと、波打ち際に青白く光る姿が。初挑戦のメンバーも夢中で網を振るい、この夜は約10匹のホタルイカとカニを確保することに成功した。
翌朝、キャンプ場では獲れたての海の幸が食卓に並んだ。丁寧に下処理をして茹で上げたホタルイカの味は、自ら収穫した達成感も相まって、これ以上ない贅沢な朝食となった。
旅を終えて
大人6人と1匹による2泊3日の旅。キャンプ場などの施設を賢く利用することで、多人数でのキャンピングカー旅行も十分に成立することが証明された。移動そのものが思い出になり、仲間との絆を深める最高のエンターテインメント。次の休日は、大切な仲間を誘ってキャンピングカーで出かけてみてはいかがだろうか。
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