トヨタの歴代レーシングカーを、別の車で再現した動画をご存知ですか?2000GTや、セリカ、スープラなど様々な名車たちかと思いきや、並んでいるのは全てトヨタ86。ToyotaUKが作った、どこか洒落の利いた動画と、それぞれ登場するカラーリングの名車たちをご紹介します!!

出典:http://blog.toyota.co.uk/

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往年の名車が登場するトヨタ公式動画

車内からの映像に始まり、縦列を組んで走行するトヨタ・86。

キーを取って走り出すのは、赤い車体に黒いボンネットの86。

しばらく駆け抜けた後に登場するのは、どこか見覚えのあるカラーリングでゼッケン99と36のトヨタ86。

こんな調子で動画を眺めていると、続々登場してくる86は総勢6台。

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実はこの86たちは、全てトヨタの名車を模したカラーリングなんです。

初登場は2015年のグッドウッドフェスティバルで、博物館級の名車が集まるイベントに登場した86たちは、往年のモータースポーツファンからすると、生唾もののレプリカたち。

では、これらのモデルの車体はどんなクルマなのか、次の項目でご紹介します。

 

OVE ANDERSSON’S TOYOTA CELICA 1600GT

スウェーデン出身のオベ・アンダーソンがサファリラリーでドライブした、トヨタセリカ1600GT!

元々はラリードライバーで、後にトヨタのF1チームの代表も務めたアンダーソン。

自身のチームで1970年代前半からラリーに参戦していたアンダーソンは、75年からトヨタ公認の「トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)」を名乗り、カローラレビン(TE27)を駆って1000湖ラリーで優勝。これがトヨタのラリー初優勝となります。

TTEは、現在まで続くトヨタの海外のモータースポーツの根幹に当たる部分で、アンダーソンはその基盤を作り上げ、常に第一線にあり続けた偉大な功労者なのです。

出典:http://blog.toyota.co.uk/

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そんなアンダーソンが、ラリー参戦当時の1972年に使用していたのが、このセリカ1600GT。

見比べてみると、デカールなど非常に細部にまでわたって再現されていることがよくわかります。

前述の通り、アンダーソンはトヨタのモータースポーツにおける偉大な功労者。

動画の一番最初に登場するのは、トヨタからの愛なのかもしれません。

 

IMSA GTU CLASS TOYOTA CELICA

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アメリカの自動車レース統括団体であるIMSA(International Motor Sports Association)が主催するIMSA-GTチャンピオンシップ、GTUクラスで活躍したトヨタセリカをモデルにした86がこちら。

このカラーリングは1983年にオール・アメリカン・レーシングから参戦していたTA60型のセリカのもの。

IMSAでは7回のポールポジションと、3回のファステストラップ、そして2回のシリーズチャンピオンを獲得。

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アメリカ中で大人気を博した日本車の一台であるのがこのセリカであり、ドライバーはクリス・コード、ジム・アダムスとなっています。

 

さぁ、ここまでで2台登場したレプリカ、ご存知でしたか?

次のページでは、ついにカストロールカラーのあのマシンや、2000GTが…?