クルマ選びの基準にもなりつつある燃費。環境問題の観点から燃料消費率、いわゆる燃費の基準は年々厳しさを増しており、自動車メーカーも燃費を向上させる方法を日々研究しています。しかし、ユーザーとしての観点からは、今乗っているクルマの燃費をいかに向上させるかということが、家計を助ける方法といえるでしょう。今回は、すぐに使える燃費向上アイテムを厳選して5つご紹介します。
ホイール軽量化
おしゃれアイテムのひとつでもあるホイールを軽量なものに変えることで、燃費が向上します。
燃費が向上する理由としては、バネ下の重量が軽くなることでフットワークが軽くなるからです。
また、操縦性の改善にも一役買うこともあり、人で例えるなら、重い靴よりも軽い靴の方が動きやすく、疲れにくいのと同じこと。
ホイールを軽量化する方法には、大きく分けて2つあります。
ひとつは、軽量な素材で作られているホイールに変える方法。
もうひとつは、ホイールのサイズを小さくするインチダウンです。
どちらも軽量化するという意味では同じ効果が期待できますが、乗り心地や操縦安定性が異なってくるので、現在と変わらぬ乗り心地や操縦性で、燃費を良くしたいのであれば、軽量素材のホイールに変更する方が良いでしょう。
燃費の向上と併せてソフトな乗り心地にしたいのであれば、インチダウンが効果的。
クルマに求める操作性や乗り心地に応じて最適な方法を選択することをおすすめします。
タイヤ
手軽な方法で燃費を向上させたいのであれば、タイヤを変えるのもひとつの手段です。
エコタイヤと呼ばれる転がり抵抗が低いタイヤにするだけで、日常使いでの燃費も向上します。
特に、グリップ性能重視のスポーツタイヤからコンフォート性能を重視したタイヤに変えると違いが分かりやすく、燃費の良さをすぐに実感することができるほどです。
しかし、ハイグリップタイヤからコンフォートタイヤやエコタイヤに変えると、グリップ力が落ちることもあるため、タイヤを交換したときには注意が必要です。
アルミテープ
近年、某大手自動車メーカーから純正パーツとして販売され一躍話題となったアルミテープ。
なぜ燃費が向上するのかというと、車両走行時に発生する静電気を逃がし、空気の流れを整えることで、車両が持つ本来の性能を発揮することができるため、燃費が向上するという仕組みです。
静電気は車両のみならず、空気中にも発生しており、いずれもプラスの静電気を帯びています。
そのため、アルミテープを貼り付けることでプラスの静電気を逃がすことができるので、燃費の向上が見込めるのです。
また、空気の流れが良くなるということは、走行安定性にも貢献するため、フワッと浮くような不安感がなくなる効果もあります。
アルミテープだけでそんなに変わるのかと思われるかもしれませんが、高い速度域になるほどアルミテープの効果を実感することができるため、高速道路を走るときに試してみるのも良いかもしれません。
コーティング
最近は、ボディやガラスにコーティングを施すオーナーが増えてきました。
実はコーティングの施工も燃費の向上に貢献します。
特にボディは、コーティングを施すことにより、微細な凹凸が少なくなるため、車両が持つ本来の空力性能を発揮することができ、燃費が向上。
また、コーティングの種類によっては、静電気を除去する効果を持つものも存在し、アルミテープと同じように空気の流れを整えることにより、燃費が向上するコーティング剤もあります。
定期的に洗車をするついでに簡単にコーティングできるコーティング剤もあるため、すぐにでも実行できる燃費向上アイテムといえるでしょう。
さらに、ボディやガラスの微細な凹凸が少なくなることにより、風切り音が低減するのもコーティングの魅力のひとつです。
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ペダルワーク
最後に番外編としてご紹介するのはアイテムではなく、アクセルやブレーキのペダルワークです。
これまで紹介してきた燃費向上アイテムを装着したからといって、個体差はあるので必ず燃費が良くなるとは限りません。
しかし、ペダルワークはドライバーが少し気を遣うだけで、あっという間に燃費が良くなります。
方法としては、よくいわれる「急」がつく操作である、「急ブレーキ」や「急発進」をやめるだけ。
ほんの少しの気遣いで十分な燃費向上の効果を得られるペダルワークは、最も身近で効果的な手段です。
また、アクセルをオフにして走行するシーンを増やすだけでも燃費は向上します。
先の交通状況に応じた適切なペダルワークを、見直してみるのも良いかもしれません。
まとめ
今すぐにでも始められる、燃費向上アイテムをご紹介しました。
「ほんと?」と思われるようなアイテムもあったかと思いますが、科学的根拠やジャーナリストの証言からも、効果が期待できる燃費向上アイテムであるため、ぜひ試してみることをおすすめします。
それぞれのアイテムで向上できるのは、わずかな燃費かもしれませんが、ちりも積もれば山となる!燃料を給油する頻度が減ったり、航続距離が伸びたりすることから、燃費が良くなったことを実感することができるでしょう。
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