愛知県名古屋市のAUTO RIESENが、ロシアから輸入しているハンター。ロシア本国では50年もの間、外観的には大きなモデルチェンジを行わず、現役として生産されているモデルです。小柄なボンネットバスのような形状は、かなり印象的。車両サイズも、ランクルのロングより短く、ショートより長いちょうどいいサイズ感と、5ドア形状による、使い勝手と取りまわしの良さは、かなりのレベルです。
PHOTTO&TEXT :Kazuhiro NASU
室内は無骨ながら、必要十分!
元が軍用車なので、車内には装飾的なものは一切ありません。
しかし、それがまた良く、素材として考えれば、ここからオーナーの方向性に合わせて様々な味付けが可能です。
逆に、このシンプルさは、今現在の国産新車では絶対不可能ではないでしょうか。
セカンドシートの足元と、リヤのカーゴスペースの広さは、必要十分。
長いものが積めるように、シート下にはフリースペースが用意されています。
セカンドシートの足元はかなり広く、ロングドライブでも疲れません。
室内高も高いので、身長176センチの筆者が乗っても圧迫感をかんじることはなく、居住空間的にも申し分はありません。
質実剛健なラダーフレーム。フロントコイル、リヤリーフのリジットアクスル。
軍用車ということもあり、フレームにはラダーフレームを採用。
サスペンションは、フロント3リンクのコイルリジット、リアにはリーフリジットが採用されています。
最新のダブルウィッシュボーン式ではありませんが、しなやかなチューニングが施されており、乗り心地はかなり良好。
構造がシンプルなので、耐久性に優れた信頼性の高さが特徴と言えます。
パートタイム4WD。本格仕様の4Lあり!
お洒落系RV車とは異なり、4WDシステムはかなり本格派。
通常走行の2H、不整地走行用の4H、極悪路走行用の4Lが備えています。
このスペックは、いわゆるクロカン四駆と呼ばれるオフロード走行愛好家が好む仕様で、フロアに伸びるトランスファーレバーが、かなり印象的だ。
死角を無くすモニターとカメラを標準装備。
国内の車両規定に合わせ、車両前部と右フロントタイヤ周辺の死角を無くすために、カメラとモニターを標準装備。
イグニッションをオンにすると、常時モニターしてくれます。
左ハンドルですが、運転に不慣れでも、かなり安心できる装備です。
印象的なルックス!お洒落要素が満載だ!
程よい車両サイズに、丸目のヘッドライト、ランクル40を彷彿させるボンネット形状、クラシカルな給油口、スライド式の窓など、他人と被らない個性的な作りがお洒落感をさらに増加。
エンジンはインジェクションのガソリン仕様。
外観こそ旧車的ですが、中身はやはり現代車。
インジェクション仕様のガソリンエンジンで、かなり低速トルクに振った仕様となっています。
実際に乗ってみると、下からトルクが立ち上がるので、扱いやすさは抜群。
航続距離は450キロ前後と、極端に長いわけではありませんが、必要十分と言える長さです。
気難しさは全く無く、乗り味はマイルド。常用域での不満は、全く感じません。
サービス体制は万全!
ショップには、経験豊富なメカニックが常時待機しており、パーツストックも豊富。
他府県からの車両購入でも、消耗品関連であれば即納体制が整えられています。
しかも、定期的に様々なアイテムをコンテナ単位で輸入しているとの事。かなり頼りに出来る体制で、安心感は抜群です!
アウトドアのパートナーに最適!
マネージャーの中島氏は四季を問わず、アウトドアの達人。
ハンターのことも誰よりも詳しく、車内スペースを活かしたアウトドアの楽しみ方や、積載できるアイテムなど、様々なアドバイスを受ける事もできます。
今後、様々なアクティビティに対応した、ルーフラックのバリエーション展開も行う予定だそう。
さらに、ロシア本国へのオーダー時に、カラーオーダーも可能。
個性的なシルエットをベースに、オーナーの個性を上乗せし、自分だけのクルマを新車で手に入れることができます。
誰とも被らない、お洒落なリアル猫バス!使い勝手の良さと、オートリーゼンのサービス体制が、ハンターの魅力をさらに上乗せしているのです。
ショップ情報
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電話番号052-774-6151 FAX番号052-775-3341
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