一口にクルマと言っても多種多様、顔つきも様々です。今回はこれまでに販売された車の中で、顔のクセが強い車種をフォーカスします。これが世界のブサカワカーたちです。

掲載日:2020/03/15

日産 ジューク

日本国内では、すでに生産終了となったしまった日産 ジュークは、デザインの好みが分かれる定番車種であることに、疑いの余地はないでしょう。

ぼってりとしたボディフォルムと、独特なフロントフェイス、そしてどっちがヘッドライトなのかよくわからないフロントのライト類など、最近のSUVに見られるスタイリッシュな印象はありません。

実はこのジュークのヘッドランプは、ナイトラリーでお馴染みのフォグランプを装着したラリーカーを意識したデザインが取り入れられているのです。

下の丸いライトがヘッドライトで、その上に装着された目を細めた柴犬のようなライトは、フロントコンビランプに該当します。

現在日本では新車は売られていませんが、2020年6月ごろに、日本向けの後継モデルとして、キックスが発売されると言われています。

トヨタ WiLL サイファ

Photo by Artem Svetlov

トヨタが2002年から2005年にかけて販売していた5ドアハッチバックのコンパクトカー、WILL サイファ。

このなんとも言えない顔つきが印象的です。

街中で見かけたことはあっても、名前は知らないという方も多いのではないでしょうか。

このクルマは、「サイバーカプセル」というテーマで、ネットワーク社会と自動車の融合をイメージして製作されました。

改めて見てみると、まるでロボコップのようです。

ちなみにこの車、トヨタ車の中で初めてG-BOOK(トヨタのテレマティクスサービス)が装備された1台でもあります。

フィアット ムルティプラ

ブサカワ系自動車というと、外すことができないのがフィアット ムルティプラです。

別名、「世界で最も醜い車」。

1000系パノラマスーパーカーと言わんばかりの段重ねのようなAピラー付け根部分のフロントデザインが、印象に残る5ドアトールワゴンです。

バンパー上部にあるのがロービーム用ヘッドランプとウインカーで、Aピラーの根元部分にあるのがハイビーム用ヘッドランプとなっています。

まとめ

世界のブスカワ自動車を、3車種紹介しました。

奇抜なデザインとなっていても、何かテーマが掲げられて開発されているのが自動車です。

少し理解ができないデザインを持った自動車に遭遇した際には、どのようなコンセプトテーマで作られたのかを一度調べてみてはいかがでしょうか。

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