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Garageで限定1台限り、販売している「アウディR8 GT3 LMS」ですが、このマシンがどのようなマシンかをお伝えしていなかったので、お伝えします!世界的にも活躍しているアウディのGT3マシンのスペックと戦績もご紹介します。
なんと、Garageにて販売することとなった「TAISAN SARD R8」。
こんなにオープンに車両販売されることが珍しい、FIA-GT3マシンの詳細について紐解いていきましょう。
※TAISAN SARDは新車のアウディR8へ変更しています。
Audi R8 LMS ultra とは?

出典:http://www.evo.co.uk/
マシンスペック(2013年)
排気量 5200cc
最高出力 585PS
最大トルク 56kgfm
駆動方式 MR
吸気方式 NA
全長 4583mm
全幅 1997mm
全高 1171mm
車両重量 1225kg
そもそも、FIA-GT3車両が何かというと、各メーカーが取り決められた開発費の中でお金をかけずにレーシングマシン作ろうぜ!と始まったもの。
今では、開発費の高騰やマシンの価格高騰などの、またもや性能競争になってきましたが、当時は販売価格から開発費までを大枠で決めていたのです。
販売中の「TAISAN SARD R8」のレース実績とは?
販売中のTAISAN SARD R8(Audi R8 LMS ultra )は、2013年に一つ山レーシングでスーパー耐久レースに参戦していたマシンです。
そこから紆余曲折あり、いろいろな縁が重なり、2016年にチームタイサンで戦うことになりました。
2016年の開幕戦。
3年のマシン差がある中、メカニックやドライバーの頑張りで最新のマシンと対等にレースをすることとなったのは、元々のマシンポテンシャルの高さが証明される結果となりました。
レースレポートより
2016年SUPER GT SERIESのGT300クラスにジョイントチームとして参戦を開始した「Team TAISAN SARD」が短い準備期間の中で開幕戦からの参戦を無事に果たした。
マシントラブルのため、 公式練習走行・公式予選と不出走となったが、決勝朝のフリー走行15位の走りで競技審査委員会 からの決勝出走許可を得て、クラス28番目の最後尾という逆境からのスタートに。
だが、逆境に も負けずにスタートドライバーの密山祥吾選手が30周目にピットインするまでに暫定18位まで 順位を挽回する速さを見せた。
最終ラップでも1台をかわすなど最後まで闘志溢れる速さを見せ、「Team TAISAN SARD」は、初陣を不屈の闘志で克服し20位完走を見事に果たす結果となった。
出典:http://www.sard.co.jp/
予選はマシントラブルにより出走できなかったが、決勝当日のフリー走行では「1分29秒268」というタイムを記録しており、最新のGT3マシンの約1秒しか遅れていないという脅威のポテンシャルを見せた。
スーパーGT開幕戦直前に用意した車両であるにも関わらず、セッティングも決まりきっていない状態でのレース結果であるのが驚きです。
このマシンにご興味のある方は、レーシングガレージから楽しみ方まで一括でご紹介します。
まとめ
2013年のマシンでありながら、最新マシンと対等に戦えるだけのスペックとポテンシャルを持っている、Audi R8 LMS ultra。このマシンの楽しみ方や買い方などは、また次回お伝えしますね!!