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アロンソ、バトン、マルケス、ペドロサが夢の競演!ホンダ・サンクスデーで実現した夢のデモランを一挙紹介!

毎年恒例となっているホンダのファン感謝イベント「Honda Racing THANKS DAY2016」が12月4日、ツインリンクもてぎで行われ、2万人が来場し盛り上がりました。こういったイベントはトヨタ、ホンダ、日産と行なっていますが、その中でも“夢の競演”を見せてくれるのがホンダ。今回はF1のフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトン、MotoGPのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが夢のようなデモランを披露してくれました。今回は、その“夢の競演”を一挙紹介します。

Photo by Tomohiro Yoshita

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フェルナンド・アロンソ×ホンダRA301

Photo by Tomohiro Yoshita

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1968年、ホンダの第1期F1挑戦の頃のマシン。まだ葉巻マシン全盛期の頃からリアウイングがつきはじめたころのマシンです。

もちろん、彼も生まれる前の1台ですが、今でもホンダコレクションホールが細かくメンテナンスし、しっかり走行できる状態で残っています。

こちらも3.0リッターV12エンジンから繰り出される大迫力のサウンド。もちろん、当時そのままの音です。

この迫力に驚いたファンも多かったようですが、アロンソ自身もここまで歴史のあるマシンに乗るのは初めてで、楽しくドライブしていました。

 

ジェンソン・バトン×マクラーレン・ホンダMP4/6

Photo by Tomohiro Yoshita

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1991年にアイルトン・セナ、ゲルハルト・ベルガーのコンビで8勝し、ドライバーズ・コンストラクターズの2冠を勝ち取ったマシン。何より日本では唯一走行可能な状態で残っているホンダ3.5リッターV12エンジン搭載マシンでもあります。

これにバトンが乗り込みデモ走行。あの懐かしいV12サウンドをサーキット中に響かせていました。おそらく現地に行った(当時を知る)ファンの皆さんも「懐かしい」と感じたと思います。

マクラーレンには7シーズン在籍していたバトン。実はイギリスのマクラーレンにも、この時代のマシンが動態保存されているんですが、これに乗ったのは初めてだったとのこと。また最近ではパドルシフトのF1マシンが主流となっていて、3ペダルのHパターンシフトは久しぶりでした。走行を終えると「スゴイネ!」と驚いていました。

 

マルク・マルケス×RC142

Photo by Tomohiro Yoshita

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今シーズン、MotoGPでは通算3回目、世界選手権キャリア通算5回目となるチャンピオンを獲得したマルケス。イベントでは彼の愛機とも言えるRC213Vの迫力あるデモ走行も披露したのですが、その前にホンダの2輪レースの歴史を語る上で欠かせない1台、RC142に乗って登場しました。

これは1959年にマントT.T.レースに出場した時のワークスマシン。ホンダのWGP参戦50周年を記念して復元作業が行われ、今では50年以上も昔のマシンですが、しっかりメンテナンスされて走行可能な状態に仕上がっています。

とは言っても、いざデモランとなるとエンジンがかからず、スタートできるか心配されましたが、そこはMotoGPチャンピオン。徐々にスピードをあげ、今とは少し違ったホンダサウンドを響かせてくれました。

 

ダニ・ペドロサ×RS125RW

Photo by Tomohiro Yoshita

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ペドロサが乗ったのは、彼にとって思い出深い1台。ロードレース世界選手権の125ccで自身が初のチャンピオンを獲得したマシン。

現在では26番が彼の持ちナンバーという印象が強いですが、この時は3番。

今のMotoGPバイクから比べると、排気量も小さく、そこまでのスピードも出ませんが、当時を思い出すかのようにライディングしていたのが印象的でしたね。

またペドロサは、今年もてぎで行われた日本GPで転倒を喫し右鎖骨を骨折。決勝は出場せずに帰国してしまい、彼のレースを見られず残念な思いをしたファンも多くいました。

現在では怪我も治り、RC213Vでも元気のいい走行を見せていました。

 

アロンソ、マルケス×RC213V

Photo by Tomohiro Yoshita

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昨年、完全サプライズでRC213Vに乗ってファンやメディア関係者を驚かせたアロンソですが、今年もMotoGPバイクでのデモランを披露しました。

しかも、今年は本格的で、このために2輪用のヘルメットを新調。前日のリハーサルでもしっかり走り込んでいたようです。

さらに今年は2016MotoGPチャンピオン輝いたマルケスとともにデモラン!2人は同じスペイン出身で仲も良く、1周目からハイペースで周回。現役の、しかもチャンピオンと一緒に走っているのに、それにしっかりついていっていたアロンソのライディングが印象的でした。

Photo by Tomohiro Yoshita

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途中のコーナリング中にひざをすったらしく、走行が終わってからその事で興奮しているほど、彼にとっても楽しいひと時だったみたいですね。「一生の思い出に残る走行になったよ!」と最後まで笑顔でした。

 

バトン、ペドロサ×NSX CONCEPT-GT

Photo by Tomohiro Yoshita

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4輪の方でも夢の競演!スーパーGTのGT500クラスに参戦しているNSX CONCEPT-GTにバトンとペドロサが乗り込み、コースインします。

バトンは以前からスーパーGTに興味があり、F1を引退して来年はスーパーGTか?と噂が出ているほど。彼にとっても、このマシンに乗るのが楽しみだったみたいで、1周目からデモランではなく全開走行を披露。実際にタイムは測っていませんでしたが、公式戦のレースペースに匹敵するほどの速さだったとか。

走行を終えたバトンは、「F1と比べると直線でのスピードは遅いけど、ドライビングする楽しさから言うと、めちゃくちゃ楽しいレーシングカーだよ!」と大絶賛。

Photo by Tomohiro Yoshita

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GTマシンには、昨年マルケスが乗りましたが、今年はペドロサがドライブ!さすがにバトンの超ハイペースにはついていけませんでしたが、今週末に初めて乗ったとは思えないくらいスムーズなドライビングをみせ、特に彼をよく知るMotoGPファンたちを驚かせていました。

「バイクと違った体験ができた。コーナリングはドキドキワクワクしながら走ったよ。本当はもっと走りたかったくらい。ファンの皆さんに楽しんでいただけたら、すごく嬉しいよ」と、こちらもめちゃくちゃ楽しんでいたみたいですね。

 

まとめ

Photo by Tomohiro Yoshita

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正直、ホンダサンクスデーでは恒例のサプライズプログラムでは、当たり前になり始めていますが、普通に考えると、まず実現しない組み合わせなのです。

F1で2回もワールドチャンピオンに輝いたアロンソが、MotoGPのバイクに乗る。

MotoGPでは毎回優勝候補の一角と言われているペドロサがSUPER GTのマシンで走る。

でも、「もし、あの選手がこのマシンに乗ったらどうなるんだろう」「こんなデモランが実現したらスゴイよね」と、妄想の世界で語っていたことが、実現してしまう。これができるのは、現状ホンダだけなのかもしれません。

今年はMotoGPでチャンピオンを獲得しましたが、F1をはじめ4輪では好結果を得られず、バッシングも少なくなかったです。

でも、ホンダはいつの時代でも「夢を見させてくれるメーカー」だな…と、あらためて思った1日でした。

来年はどんな“夢の競演”を見せてくれるのか?楽しみですね。

Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

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