今回は、不思議な形のサイドブレーキを持つ車の紹介です。手で上に持ち上げるレバータイプのサイドブレーキと、足で操作するパーキングブレーキタイプのサイドブレーキ、そして電動ブレーキなどが最近の定番ですが、ここでご紹介するサイドブレーキは、そのいずれでもありません。
掲載日:2020/02/27
トヨタ 2000GT
トヨタとヤマハが共同で開発し、今や日本が世界に誇るクラシックスポーツカーの1つに挙げられるトヨタ 2000GTには、ステッキ型サイドブレーキが採用されています。
ステッキ部分は金属で作られており、現代の車とは違う、一昔前の車特有の高級感を感じます。
ケータハム スーパー7
クラシックなイメージの車といえば、忘れてはならないのが、イギリスの自動車メーカーケータハムです。
そのケータハムが製造していたスーパー7には、助手席前方部分(ダッシュボード部分)にサイドブレーキが取り付けられているモデルがあります。
それゆえ、4点式ハーネスを装着した状態だと、サイドブレーキを解除することができなくて困ることもあるようです。
モデルによっては運転席のすぐ真横にサイドブレーキがついているタイプもあるので、スーパー7を見つけた際には、サイドブレーキの場所に注目してみてください。
UAZ-2206
ロシアで誕生したバンマイクロバス型の自動車、UAZ-2206にも個性的なサイドブレーキが採用されています。
50cmほどの長さで、鉛直方向に向かう黒の棒がサイドブレーキです。
左ハンドルの自動車ということもあってか、シフトレバーの左側に配置されています。
サイドブレーキレバーの上面についているボタンを押しながら前に押すことで、解除することが可能です。
現代の自動車とは違う世界にいるような雰囲気が、UAZ-2206の大きな特徴であり、魅力だと断言して良いでしょう。
初代モデルのUAZ-452が発売された1960年代から、外観がほとんど変更されていません。
アルファロメオ 75
1980年代から90年代にかけて販売されていたアルファロメオ 75は、イタリア車らしい雰囲気を醸し出す外装デザインがカッコイイ一方で、サイドブレーキはその反対を行くような形状です。
センターコンソール外側に装着されていて、スコップの取手部分のような形状をしています。
まとめ
古風で高級感のあるサイドレバーもあれば、奇抜な形状のサイドレバーもあります。
サイドレバーのデザインに興味を持った方は、その歴史などを調べてみてはいかがでしょうか。
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