工事現場や物資の運搬でよく目にするトラック。そのトラックにきらびやかな電飾や塗装を施したデコトラ。そんなデコトラたちのレースがあったことをご存知でしょうか?ダートの上で荷卸しや車庫入れも行うこのレースは、さながらトラックのオートテスト?今回はそんなデコトラのレースについてご紹介します!
掲載日:2017/07/21
10tダンプがギャップでハネてる!?
CONTENTS
デコトラとは
デコレーショントラックの略称「デコトラ」。アートトラックとも言います。
基本はトラックをカスタム、ドレスアップしたものを指します。
トレンドとしては、メッキパーツや電飾、荷台にド派手なイラストを施し、車内にはシャンデリア、カーテン、総チンチラ張りがスタンダード。
多くは荷台がコンテナ状のトラックをベースにカスタムされますが、ダンプ(荷台が持ち上がるトラック)をカスタムするオーナーも多いとか。
今回ご紹介する動画は、そんなデコトラ、しかもダンプでダートを爆走するオドロキのレースをご紹介します!
激突!全日本トラックレースグランプリ!
まずはこちらの動画をご覧ください。
トラック・ダンプカーがサイドバイサイド、横転なんて姿、見たことありますか?
接触は当たり前。トラックだらけのオーバーテイクショー。それが全日本トラックレースグランプリなのです。
全国のトラック乗りたちが、日頃の運転で鍛えたドラテクを見せるこのレース。
開催されていたのは1980年ごろ。
2tダンプ、4tダンプ、10tダンプとクラスが分けられており、2tは軽快に走る姿が非常にカッコいい!
逆に10tなどは、とにかく大きいため、コーナーでドリフトして立ち上がってくると、異常な迫力があります。
とにかく何もかもがド迫力のこのレース、ただ速く走り切るだけじゃなく、トラック乗りだからこそのドラテクも試されるのです。
全日本トラックレースのココがスゴい!
こちらがトラックレースのコース図。一見オーバルコースのように見えますが、トラックレースはひと味違います。
ただぐるっと回るだけではないのです!
トラックだからこそ、荷積み・車庫入れ・荷卸し
ダンプである以上、避けて通れないのは荷積み、荷卸し。
トラックレースでは所定の場所で荷物を積んで車庫入れし、所定の場所に降ろさねばならないというルールがあります。
日々の仕事で必ず活用しているテクニックですが、これを素早くこなせてこそ真のトラック乗りです。
この動画でも、思い思いの方法で積み、降ろしを完了させています。トラック版オートテストといったところでしょうか?
車幅感覚が問われる!バックS字!
コース中央のS字区間をバックで抜けなければならないバックS字!
工事現場や青果市場など、非常に狭い場所へモノを輸送しなければならないトラック。
入った先でクルマが回せないなら、バックで入らないとだめですよね?
そんなことを日々やっているトラック乗りからすれば、10tダンプでもバックはスイスイなのです。
WRCさながら!?コースは池やギャップだらけ!
ダートで行われるトラックレースグランプリ。
コース上には様々なギャップがあり、雨が降るとそこは巨大な池に変わります。しかし、池もギャップもなんのその。
サスペンションが底付きしてるんじゃないかと思うような動きをしながら突破していくトラックたち。
バランスを崩して横転。なんてこともなく華麗に通過していく様に、トラック野郎のポテンシャルの高さを感じずにはいられません。
司会がみのもんた!レースクィーンが八代亜紀!
芸能界の超大物2人が、今では考えられないようなロケに参加しています。
およそ30年前のこの動画の頃は、まだ若手だったということなのでしょうか。
出演者や、テロップの感じを見て、何となく時代を感じてしまいますね。
まだまだたくさんある!トラックレース動画まとめ!
第三回・激突!!全日本トラックレースグランプリ(オープニング) / ’87 Japan Truck race (Opening)
第三回・激突!!全日本トラックレースグランプリ(決勝リレーレース) / ’87 Japan Truck race ( Final race )
第三回・激突!!全日本トラックレースグランプリ(エンディング) / ’87 Japan Truck race ( Ending )
まとめ
いかがだったでしょうか?
海外にはトレーラーヘッドレースがありますが、日本が誇るトラックレースと言えばコレ?それとも軽トラ?
現在は開催されていないようなので、是非とも復活してほしいレースのひとつです。
日本の物流を支えるトラックドライバーたちが、日本最速のトラック野郎に変わる姿、ちょっと見てみたいと思いませんか?
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