ワイパーブレードを定期的に交換していますか? 今回は、ワイパーブレードを交換しないで放置すると何が起きるのか?適切な交換時期はいつなのか?など、気になる疑問をご紹介します。
掲載日:2020/05/06
ワイパーブレード、放置するとどうなる?
常に雨風や直射日光に晒されているワイパーブレードは、使わなくても自然に劣化していくパーツです。
黄砂や埃、紫外線の影響によって酸化が進んでいくと樹脂部品やゴムが固くもろくなっていき、本来の性能を発揮できなくなってしまいます。
そんな、ワイパーブレードが劣化した結果、最も怖いのがやはり視界不良でしょう。
雨天走行時にワイパーがフロントウインドウの水分を十分に除去できない場合、思わぬ事故に繋がる恐れがあります。
交換時期はどのように判断すれば良い?
まず、雨天走行時に拭き残しやスジが残るようになってきたら、すぐに交換するべきです。
その他にも、ゴムの擦れる音が大きく聞こえる「鳴き」と呼ばれる症状や、目視でワイパーのゴムが切れていたりする場合も、交換の目安と言えます。
また、「ビビリ」と呼ばれる、ゴムが引っかかってフロントウインドウに密着せずにワイパーが動いてしまっている現象も、ワイパーブレードの劣化が考えられます。
このような症状が出た場合は、かなり劣化が進行している可能性が高いため、日頃からチェックを欠かさないことが重要です。
交換費用の相場はどのくらい?
ワイパー交換をショップに依頼すると、ワイパーブレードの交換で200円程度、ワイパーゴムの交換で300円程度です。
また、ガソリンスタンドでのワイパーブレード交換は無料、ワイパーゴム交換は500円程度となっています。
ディーラーにお願いした場合は、部品代込みでワイパーブレード2本で4000円程度、ワイパーゴム2本で2000円程度が目安となります。
DIYでの取り付けは意外と簡単!
自力でワイパーブレードの交換を行うと、部品代しかかからず、特別な工具も必要ない為おすすめです。
大きく分けてワイパーブレードの交換とワイパーゴムの交換の2つの作業となりますが、多くのワイパーブレードにはワイパーゴムがセットになっているので、ブレードごと交換してしまうのがオススメです。
ワイパーゴム単体での交換も可能ですが、替えゴムの種類は様々で、事前に自分の車種のワイパーブレードに適合するか、下調べすることが必要となってきます。
交換の手順は下記の動画で紹介しているので、是非ご覧ください!
ワイパーゴムを長持ちさせる方法!
いちばん簡単な方法として、こまめにワイパーゴムを拭き取ってあげるのがおすすめです。
柔らかめのタオルやスポンジ等で拭き取るだけでも結構な汚れが取れるため、ゴムの劣化を遅らせてくれます。
また、ワイパースタンド等の名称で販売されている、ワイパーアームに取り付けてワイパーゴムをガラス面から離すグッズもおすすめです。
使用しない時には、このアイテムを取り付けておくことで、夏場の高温下における固着や、寒冷地での凍結を防ぐことができます。
まとめ
意外と見落としがちなワイパーの劣化ですが、交換も簡単な上、値段も高いものではありません。
久しぶりに運転した日が豪雨で、ワイパーがダメになってしまっていたら、視界不良で非常に危険です。
そうならない為にも、こまめにワイパーの点検を行い、必要に応じて交換をしておくことをこころがけましょう。
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