地域柄や趣味の都合で、タイヤを自宅保管されている方は少なくないと思います。ただ、タイヤは保管中も劣化するため、保管方法にとても気を使います。そこで、お手軽にタイヤを保管するための便利グッズが、『タイヤカバー』なのです。

Text / Photo :Motorz編集部

掲載日:2019/06/19


半年間カバー保管したタイヤ&ホイールの状態とは…?

寒冷地に住んでいる方、ウィンタースポーツを楽しむ方、サーキット走行をする方等、自宅でタイヤを保管されている方は少なくないと思います。

しかし、タイヤは日光や紫外線、オゾン等に弱く、保管方法や保管場所にとても気を使うもの。

今日は、スノーボードが趣味というエクストレイルオーナーが、スタッドレスタイヤからサマータイヤへ交換するということで、作業を見学させてもらいました。

今回使用するサマータイヤは、半年間自宅の軒下でタイヤカバーをかけて保管していたものとのことで、状態をチェックするのが楽しみです。

いかがでしょうか?

目を凝らしてみると僅かなチリは確認できるものの、タイヤに変色やひび割れは見当たらず、ホイールにも目立つ汚れはありません。

まるで、収納した半年前にタイムスリップしたかのようです。

ちなみに、Motorz編集部のウチハラが、自宅ベランダにて素の状態で長期保管したタイヤとホイールがこちら。

タイヤが変色し、ホイールは腐食しています……。

綺麗なタイヤは交換も楽ちん!

それでは、スタッドレスタイヤを取り外し、サマータイヤへ交換していきます。

タイヤ交換は危険を伴う作業なので、適正な位置にジャッキをかけて、ウマを使います。

自信のない方はプロにお願いしましょう。

保管状態が良いと、そのまま組み付けが可能なので、タイヤの組み換えがとても楽です。

ナット。締め付ける際は、必ずトルクレンチを使い、トルクを管理しましょう。

さらに、空気圧をチェックすれば完璧です。

タイヤカバー、どれを買ったらいいの?

ボディーカバーのメーカーとして、高い知名度を誇るユニカー工業。

耐久性の高さとラインナップの多さから、この分野において高いシェアを誇り、定番商品を多数ラインナップしています。

そのユニカー工業がボディーカバーのノウハウを活かして商品化したのが、『ユニカー工業・タイヤ収納カバー』です。

使用方法は、4本重ねたタイヤに上からすっぽり被せ、付属のヒモを締めつけるだけ。

側面には、簡単に脱着が行えるよう、ファスナーも装備されています。

サイズはS・M・Lと3種類あり、13インチ~18インチに対応。
幅広い車種で使用可能です。

価格も1000円台と破格なので、高価なタイヤの寿命を延ばすための投資と考えれば、費用対効果は言うまでもありません。

取り外したタイヤは万全の状態で保管するためには?

左:ホイール洗浄済み 右:ホイール洗浄前

取り外したスタッドレスタイヤも翌シーズンのことを考え、メンテナンスしてから保管した方がより良い状態を保てます。

タイヤは、ブラシを使って水洗いしてから、ヒビやパンクがないかを確認し、ホイールは、洗剤を使って水洗いします。

特に細部や裏側は取り外した状態のほうがメンテナンスしやすいので、丁寧に仕上げましょう。

十分に乾燥させたら、いよいよ『ユニカー工業・タイヤ収納カバー』へ収納します。

今回は、分かりやすいように、カバーをタイヤに被せているだけですが、タイヤを置く際、ブルーシートやマット等を敷くと更に良いコンディションで保管できるのでオススメです。