新車を購入する多くの方がガラスコーティングを施工されます。コーティングが一般的になってきてディーラーや販売店以外でも、コーティングを受ける選択肢が増えてきました。ガソリンスタンドで手軽にオーダーするのも良し。しかし、Motorz編集部ではプロショップでの施工をオススメします。その理由についてまとめました。

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コーティングは奥が深い

さっそく小難しいことから始めてしまい恐縮ですが、本当にコーティングは奥が深いのです。

例えば、クルマにおける整備やメンテナンスであれば、純正の状態が100%であるので、そこの基準に持っていくことがゴールです。

チューニングであれば際限なく高みを伸ばすことができると言えども、クルマ自体が持っているポテンシャルに左右される部分も否めません。ある程度は天井があると言えます。

しかし、コーティング、カーディテイリングの世界では終わりがないのです。

ある人にとっては、クルマの汚れが洗車で落ちていれば「キレイ」であると認識をします。

しかし、別の人にとってはそれはキレイでなく、ポリッシャーで磨き上げた状態で初めて「キレイ」になったと認識するケースもあります。

またまた別の人にとってはポリッシャーで3段階で磨き上げて初めて「キレイ」だと感じる方もいらっしゃるでしょう。

つまり、クルマが「キレイ」である状態には個人の主観や判断基準が大きく関わることになり、コーティングのプロショップは専門店を謳うだけにこの基準がシビアであることが特徴と言えます。

愛車をキレイに仕上げるために「そこまでやるの?」と一般ユーザーが唸るほどの、拘りと技を持ちわせているのがプロショップと言ってもいいでしょう。

何が違うの?

結論を急ぐなら以下の3つが違いと言えます。

①ゴールの基準 (どこまで拘るか?)

②職人の技術力

③装備 (コーティング溶剤の質と施工の道具及び環境)

①と②はお店の施工の基準と技術、つまり技術者の目利きと腕に紐づきます。

③はその目利きを具現化するためのモノたちです。

これらが三位一体になって高クオリティ仕上がりが成せるわけですね。

神奈川県綾瀬市にてセラミックコーティング専門店を営む【磨き屋Progressive】の施工職人久保氏にお話を伺いました。同氏はこの道30年の大ベテラン。きっと満足いく答えを持っていることでしょう。

専門店の施工のゴール

久保「そのクルマ個体が出せる最大限の美しさを求めて作業します。当店では、コーティングには必ず研磨作業セットにしていて、クリアコートの上についた汚れはもちろん、ポリッシャーで落とせる傷は全て落とします。そのためにかける時間で言えば数時間から丸一日以上に及ぶこともしばしば。非専門店様や大型店様など、施工価格に時間を紐づけて管理されていらっしゃるご業態では中々難しいことだとは思います。しかし、当店では専門店としてのプライドの元、そこはとにかくこだわって取り組んでいます」

なんと、これはのっけから驚かされます。ちなみに新車はキレイな状態のはずですが、研磨は必要なのでしょうか?

久保「正直にお話しすると、新車といえども汚れは付着しています。工場出荷からユーザー納車までの間、どうしても100%室内保管は難しく、ヤードでの保管や車両回送も含め、汚れが付着する機会はたくさんあると言えます。さらに、輸入車であれば輸送期間が長くなり尚の事。意外にも納車前の洗車でキレイにするはずが、誤った洗車方法により、傷が付着しているケースも見かけます」

何故、研磨をすることがいいコーティングにつながるのでしょうか?

久保「言ってしまえばコーティングは最終パックですね。下地をきれいに仕上げてこそ、コーティングの効果が最大限発揮されます。乗りも良くなりますし、とにかくキレイな状態をパックすることができます。だから新車時に磨きでコーティングすることが1番効果が得られるわけです」

コーティング専門店ならではの装備

例えば同店にも採用されているいるハニカムライト。

ここ最近SNSなどでも見るようになった六角形の蜂の巣状の独特なライトです。

クルマがよりキレイに見えるので、コーティング専門店が演出上導入しているとも思われるかもしれませんが、このライトがカーディテイリングでは力を発揮します。

ボディ表面の凹みや塗装の歪みを細かく見ることができ、クリアのうねりなどをポリッシャーで慣らすことを可能しています。

またそれ以外にも施工ブースには複数種類の特殊なライト装備しております。これらを用いて、傷や汚れを確認しながら磨き上げることを目的としているのです。

久保氏曰く「自然光や一般的な電灯では、細かい傷を目視できない」とのこと。

専用ブースがあるかないかで、施工の是非の判断はありかもしれませんね。

久保氏「磨きはもちろん大切ですが、最終的にはコーティングの溶剤です。各専門店、こだわりをもって自社オリジナルなど開発もされていると見受けますが、当店の場合はオープン以来セラミックコーティングに特化しています。せっかく磨き上げたクルマをより美しく長くキープするには、純度の高い溶剤を使うことが有用と判断し、セラミックコーティングを採用しています」

※What is セラミックコーティング

セラミックコーティングはガラスコーティングの一種

ガラスコーティングに比べ、有機物をほぼ含まず、ガラスの純度が高いことで知られる

結果、ガラスには出せない光沢やボディ保護性能を発揮する

セラミックコーティング専門磨き屋Progressive

セラミックコーティングを安くやりたい!

専門店のコーティングの凄さは歴然たるものであったことはよくわかりました。

良いものですので、もちろん価格に添加されるのでしょう。

久保「そんなことはありません。当店はセラミックコーティングは業界最安級を自負しております。専門店のガラスコーティングと同価格で上位メニューのセラミックコーティングを同価格帯で実施しております。確かにガラスコーティングに馴染みのない方には高く感じられるかもしれませんが、専門店のセラミックコーティングと比較するとバーゲン価格とも言えます。無駄なコストを徹底的に排除し、お客様にご負担いただく費用を少しでも軽減することが当店のモットーです。」

気になる価格を聞いてみました。

スポーツカースープラ(Mサイズ)のお見積もり例

プログレッシブセラミックコート ダイヤモンドグロス(5年サポート)

→182,800円(税込)

ボディ鏡面研磨(新車・納車登録1ヶ月以内)

→52,800円(税込)

合計 235,600円(税込)

※コーティングサポート期間1ヶ月あたり 3,926円

人気SUVレクサス・NX(LLサイズ)のお見積り例

プログレッシブセラミックコート ダイヤモンドグロス(5年サポート)

→231,800円(税込)

ボディ鏡面研磨(新車・納車登録1ヶ月以内)

→65,800円(税込)

合計 297,600円(税込)

※コーティングサポート期間1ヶ月あたり 4,960円

※人気SUVのレクサスRX、マツダCX-60、ポルシェ マカンも同サイズ

例えば、毎月、簡易コーティング剤を購入してDIY施工することと比べてはいかがでしょうか?

DIYでは出せないクオリティと保護性能を鑑みると、決して高い買い物ではないかもしれませんね。

また、同店では現在室内除菌キャンペーンを実施中。

「Motorzの記事を見た」と申込み時にお伝えいただければ、室内除菌の施工(通常22,000円相当)を無料でサービスしてくれるとのことです。

詳しくは店舗までお問い合わせください。

取材協力

磨き屋Progressive

神奈川県綾瀬市上土棚中4-7-53

0467-73-7037

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