「ナビだけ新しくしたい」という願いを、ダッシュボードに置くだけで叶えるKEIYOのポータブルディスプレイオーディオ。

今回は3モデル(AN-N004 / AN-N002E / AN-N005)を、グランツーリスモ世界王者の山中智瑛選手が愛車のインプレッサワゴン(GF型)で徹底検証!ナビを超えた“車載スマホ”並みの実力をレポートします。

工事なしでナビが“生える”という新しい体験

この3機種に共通しているのは、とにかく導入のハードルが低いことだ。

ダッシュボードにスタンドで固定し、シガーソケットに電源を挿す。それだけで、Apple CarPlayやAndroid Autoが使えるようになる。

つまり、純正ナビをわざわざ外す必要もなければ、内装をバラす必要もない。今ある環境をそのまま残したまま、もう一つ“画面”を追加する感覚だ。

スポーツカーでも軽自動車でも関係ない。内装を傷つけずにアップデートできるというのは、思っている以上に精神的なハードルを下げてくれる。

できることはほぼ同じ。違いは“使い方の濃さ”

3機種とも、基本的な機能はしっかり揃っている。

スマホとつなげばGoogle MapsやAppleマップがそのまま表示され、地図更新という概念から解放される。音楽もSpotifyやYouTube Musicをワイヤレスで再生でき、ハンズフリー通話も問題なくこなす。

さらに音声操作にも対応しているので、「近くのカフェ」や「目的地まで案内して」といった指示も自然に通る。

いわば、スマホの機能をそのまま車内に持ち込んだようなものだ。

“ちょうどいい”を突いてくるAN-N004

最初に触れたAN-N004は、8.1インチのシンプルなモデルだ。

これが意外なほどバランスがいい。

起動は軽く、地図の表示も見やすい。何より本体が軽いため、ダッシュボードに置いても圧迫感が少ない。

軽自動車やコンパクトカー、あるいはスポーツカーのように視界を大事にしたいクルマとの相性はかなり良い。

「とりあえずナビを今っぽくしたい」というニーズには、これで十分すぎるほど応えてくれる。

画面の存在感で選ぶならAN-N006

一方で、存在感という意味ではAN-N006(AN-N002E)が一気に別次元になる。

10.26インチのワイドディスプレイは、車内に置くとかなりのインパクトがある。ただし横長設計のため、意外にも視界の邪魔にはなりにくい。

このモデルの面白さは、ワンセグが搭載されている点だ。

今の時代にテレビ?と思うかもしれないが、渋滞中や車中泊、あるいは子どもを待たせている時間など、意外な場面でじわじわ効いてくる。

山中選手が「これは残したくなる」とコメントしていたのも納得できるポイントだった。

ナビとしての実用性に加えて、“車内の暇つぶし装置”としての完成度が高い。

もはや車載タブレットのAN-N005

そして最も異質なのがAN-N005だ。

このモデルはスマートフォンを必要としない。単体でインターネットに接続できるクラウドSIMを内蔵しているため、これ一台で完結してしまう。

YouTubeもNetflixもGoogle Mapsも、すべて本体だけで動く。

さらに面白いのは画面分割機能で、ナビと動画を同時に表示することもできる。もはや“運転席の横にタブレットが生えている”ような状態だ。

加えてWi-Fiルーターとしても機能し、車内で最大8台まで接続できる。家族や友人との長距離ドライブでは、かなり頼もしい存在になる。

やれることが多すぎて、正直「やりすぎでは?」と感じるレベルだが、それがこのモデルの魅力でもある。

3機種のキャラクターは驚くほどはっきりしている

実際に触ってみると、この3機種は性能差というより“役割の違い”で分かれていることがよく分かる。

シンプルにナビを追加したいならAN-N004。大画面とテレビで車内時間を楽しみたいならAN-N002E。そして車内エンタメを全部まとめてアップデートしたいならAN-N005。

どれが上位というより、「どんなカーライフを送りたいか」で選ぶべき製品だ。

古いインプレッサでも“普通に使える”という現実

今回のテスト車は年式の古いインプレッサワゴンだったが、それでも走行中の安定性は十分だった。

ダッシュボードにしっかり固定すれば、ナビとしての視認性に問題はない。取り付けも一度位置を決めてしまえば簡単で、着脱もスムーズだ。

もちろん注意点はある。ダッシュボードの形状やエアバッグの位置、そして視界の確保は必ず確認しておきたい。

それでも、古いクルマがここまで“今っぽくなる”というのは、なかなか衝撃的だ。

結局これは“ナビ”ではなく“車内の拡張”だ

今回の3機種をまとめると、共通しているのは「ナビを付ける」という発想ではないということだ。

むしろ、車内にもう一つスマホを増設するような感覚に近い。

古いクルマほど、その変化は分かりやすい。地図が新しくなるだけではなく、音楽の聴き方も、動画の見方も、車内での時間そのものが変わっていく。

クルマを買い替えなくても、体験はここまで変えられる。

それがこの3兄弟の一番面白いところだ。

※運転中の画面注視・操作は危険です。必ず安全な場所に停車して使用してください。

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■AN-N006(AN-N002E):ワンセグ搭載10.26インチワイドディスプレイオーディオ
・特徴:ワンセグ(テレビ)を搭載。スマホのナビを使いつつ、テレビも見たい方向けのスタンダードモデル。
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