ファミリーカーとして、また高級セダンの代替えとしても人気の30後期のアルファードとヴェルファイア(以下アルヴェル)。40が発売されてもなお、その人気は衰えることがありません。オーナーはご存知だと思いますが、ほぼ非の打ちどころが無いアルヴェル唯一の欠点と言えるのが純正のディスプレイオーディオ(以下DA)です。今回は、そんなオーナーの不満を解決する「30後期アルヴェル専用ビッグX11アップグレード」について、詳しくみていきます。
Photo : Takanori ARIMA Text : Shingo MASUDA
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グレードダウンだ!と言われる30後期アルヴェルの純正DA
純正DAは、9型という決して小さいわけでは無い大きさでありながら、豪華でゆとりのある30系アルヴェルのインテリアにはやや不釣り合い。
ディスプレイが収まるスペースは大きく取られているのに、9型のディスプレイではベゼル(画面の縁)が太く、野暮ったい印象を受けます。
また、低い位置に設置されたエアコン操作パネルとの境界に段差があることで、純正らしからぬ「取って付けた感」があり、高級ミニバンであるアルヴェルの上質さを損なっていると言わざるを得ません。
さらに、DAである以上スマホと接続して使用するのが前提ですが、トヨタ純正アプリをインストールする必要があったり、CDやDVD、HDMIが非搭載と使い勝手と拡張性が今ひとつ。
オプションでDVDプレーヤーは追加できるものの、なんだかひと昔前に流行ったCDチェンジャーのような大きさ・・・。といったような状況から、「グレードダウンだ」と嘆く30系後期オーナーも少なく無いのだそうです。
交換品をカーナビメーカーが出す安心感
では、30後期アルヴェルオーナーとして取れる対策はあるのか?ということになりますが、まず考えられるのはメーカーオプションとして設定された「JBLプレミアムサウンドシステム」です。
しかし、メーカーオプションの価格は65万円〜と高価であり、中古車で搭載している車両は多くなく、そもそも後から取り付けるこもはできません。
そうなると次の選択肢は社外品のナビやDAとなるわけですが、従来のようにそのまま交換することはできず、強引に交換したとしても、もともと純正DAで使えていた機能が使えなくなる心配がありました。
そんな30後期のアルファードオーナーの嘆きを聞いたアルパインが今回発表したのが、純正ディスプレイオーディオの交換を実現した30後期アルヴェル専用ビッグX11アップグレードです。
これまでもアルパインは直営店のアルパインスタイルで純正DAをラゲッジに移設するモデルを販売していました。
同様の方法で純正DA交換を行う一般のカスタムショップもありましたが、正式にカーナビメーカーが商品化するとなれば、やはり安心感が違います。
最新車種の要素を取り入れられる先進性と操作性
まず特筆すべきは、純正DAよりも明らかに豪華で先進的になったこと。
もともと用意されたスペースいっぱいの11型ディスプレイと、エアコン操作パネルまで段差の無いシームレスな操作スイッチは、純正と言っても気が付かないほど自然な仕上がりです。
左右には「AUDIO」「NAVI」というよく使うスイッチを配置。ただ青く光るだけでなく、何層にもカットを重ねたというこだわりのデザインは、奥行き感と上質感を演出しています。
そして、目玉機能と言えるのが、ビッグXの画面上でエアコンやスライドドアを操作できてしまうということです。
シフトレバーが邪魔して操作しにくいもともとのエアコン操作パネルに対して、操作しやすくなります。
また、ナビ画面表示状態でエアコンを操作した場合、ポップアップで温度や風量を表示。より運転時の目線に近い位置になるため、安全性が大きく向上します。
スライドドアやサンルーフの開閉も画面上で行うことが可能で、ルームミラーの根本よりも楽に操作可能。それぞれの操作時には、わかりやすいアニメーションで表示され、最新の電気自動車にも似た先進的な印象を受けます。
痒いところに手が届くパーソナライズ設定とバックドア設定
エアコンやスライドドアの操作が大画面で行えるだけでも嬉しいポイントですが、30後期アルヴェル専用ビッグX11アップグレードでは、使い勝手もアップグレードさせてくれます。
それが、最大3名まで登録できる「パーソナライズ設定」です。これは、シートポジションをはじめとして、アイドリングストップやブレーキホールド、ECOモードなどの車両設定をドライバーごとにメモリーしておくことができます。
この機能の嬉しいポイントが、車両側に依存せず、お気に入りの設定を記憶してくれるということ。
具体的にいうと、例えば最近の車種に搭載されていることの多いアイドリングストップやブレーキホールドは、エンジンを掛け直すと常にデフォルトの状態(アイドリングストップ=ON、ブレーキホールド=OFF)にリセットされます。
しかし、30後期アルヴェル専用ビッグX11アップグレードのパーソナライズ設定で記憶させておけば、いつでもドライバーの好みに合わせた設定で走り出すことが可能です。
さらに、痒いところに手が届く!と感じさせてくれるのが、パワーバックドアの設定。
現役オーナーいじゃなければ知らないことかもしれませんが、30後期アルヴェルでは、外からパワーバックドアを開けることができず、ヨイショっと手動で開けなければなりません。
パワーバックドアを電動で開けるためには、ルームミラー根本にある室内スイッチかリモコンを使わなければならないのです。
もしかしたら、安全性を重視してそういう設定になっているのかもしれませんが、両手に荷物を抱えている場合はちょっと不便と感じているユーザーも多いと聞きます。(40アルヴェルにはテールランプにスイッチあり!)
30後期アルヴェル専用ビッグX11アップグレードなら、パワーバックドア設定を「する」としておけば、バックドアスイッチを2回押すことで電動オープンが可能です。
現行の40にあって30後期には無い、オーナーのあったらいいなを実現してくれます。
使い勝手と車内エンターテイメントもアップグレード
もちろん、ビッグXならではの充実機能も、純正DAから交換する大きなメリットです。
WXGA液晶を採用した鮮やかな高画質11型ディスプレイと、地デジやDVD、CD、SD、USBに加え、HDMI入力も可能なフルメディア対応で、車内エンターテイメントもバッチリ。
ワイヤレスCarPlayやAndroid Auto、Amazon Alexaともスムーズに連携でき、地図アプリや音楽アプリなどさまざまなアプリが使用できます。
そして、忘れてはいけないのは「音のアルパイン」ということ。ハイレゾ音源に対応していることに加え、アルヴェル専用のサウンドチューニングも魅力です。
そのほか、リアビジョンやデジタルミラーなどとのシステムアップも豊富に用意されています。
特に前後で音声を切り分けられる「ダブルゾーン」でリアビジョンを活用すれば、長時間の移動や渋滞でぐずりがちなお子さんも安心。家族みんなの快適度もアップグレードされること間違いありません。
現役オーナーも中古車検討組も注目して損ナシ!
これまで何度も紹介してきたかっこいいオープニング画面も先進的なデザインになるとともに、「Tuned by Alpine」というメッセージは「Upgraded by Alpine」に変更され、今回発表された30後期アルヴェル専用ビッグX11のキーワードが「アップグレード」であることがわかります。
見た目と質感、さらに先進的な使い勝手と、30後期アルヴェル専用ビッグX11はまさに純正からのアップグレード!今回取材したフルメディアモデル以外にも、DVDやSDの再生機能を省き価格を抑えたメカレスモデルの発売も予定されています。(2024年春)
純正DAに不満がある方、さらに30アルヴェルの中古車を検討中の方は、2024年1月中旬の発売をお見逃しなく。