かつて自分のクルマを”模様替え”したいとなったら、全塗装(オールペン)するしかありませんでしたが、今でしたら塗装せずともフルラッピングするという選択肢もありますよね。昔から愛車を憧れのレーシングマシンのスポンサーカラーと似せたりしてレプリカマシンを作るコアなファンはいましたが、現在では”痛車”などの登場により、一層ポピュラーになったと思います。そこで、気になるクルマのラッピングに関する工賃や作業時間などを調べてみました!
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“グッスマ”のラッピングも行なっているお店を例にご紹介!
明日、明後日はSUZUKA 10 HOURSタイヤテストです。この通り、テンエイチカラーにラッピングし直した昨年のSUPER GTチャンピオンマシンで走行します。#fightgsr #gsr10h pic.twitter.com/TekU3tsXwr
— GSR公式アカウント (@goodsmileracing) 2018年5月22日
今回、参考にさせて頂いたのは痛車のステッカー制作やデザインなどを得意としている『のらいも工房』さんです。
冒頭の動画でもご紹介しているように、SUPER GTのGT300クラスに参戦している『グッドスマイルレーシング』の車両のラッピングを施工している神奈川県 川崎市にあるショップです。
ちなみにこちらの動画では鈴鹿10時間耐久レースに向けた、専用仕様のカラーリングのラッピングを施したのだそうです。
『ブログ更新』
グッドスマイルレーシング 初音ミクAMGテンエイチ仕様 ラッピング施工をさせて頂きました!動画もアップしてますので是非チェックして下さい!https://t.co/CaklKEJwmShttps://t.co/Oso1UsUCGs pic.twitter.com/bqDYoiyvuK
— 痛車制作のらいも工房 (@noraimokobo) 2018年5月23日
施工対象はGT3マシンなので当然、カーボン製のボディですが、そんなことを感じさせないレベルの見事なフルラッピングに仕上がっているのがわかると思います。
フルラッピングの場合!
『ブログ更新』
【痛車】ぱれっと「ましろ色シンフォニー」仕様 トヨタ86 デザイン&ラッピング施工をさせて頂きました!https://t.co/R7SHYO2OUf pic.twitter.com/aD9bpPRWAI— 痛車制作のらいも工房 (@noraimokobo) 2018年5月30日
フルラッピングの場合、デザインも依頼するのか、自分でデザインしたものを出力するのか、自分でDIYして貼るのか、ノウハウのあるプロにお任せするのか?という選択肢で値段の変動があります。
また、ラッピングする面積によっても印刷するシートの量や作業時間も大きく変わるため、フルラッピングの料金メニューは要相談としているお店がほとんどです。
あくまで参考程度ではありますが、一般的な業者さんに印刷から施工までをお願いする場合、Bセグメントと呼ばれるコンパクトハッチバックサイズのクルマ(スイフトやヴィッツなど)で、フルラッピングのプリント代で30万円、施工料金で20万円、合計で50万円前後と言われています。
また、プロに施工をお任せしたとしても、時間は3〜4日ほどかかる所がほとんどだそうです。
部分ラッピングの場合!
「ご依頼いただいたお客様よりシリーズ」ブログ更新しました!https://t.co/j7XNawpHDU
のらいも工房では随時施工後に撮影したお写真を募集しております。
皆様のご協力よろしくお願い致します。
お得なクーポン情報も掲載しております! pic.twitter.com/W9508V2W47
— 痛車制作のらいも工房 (@noraimokobo) 2018年5月29日
ボンネットなど、ボディの一部分だけをラッピングならば、フルラッピングに比べかなりハードルは下がります。
業者で印刷する場合、1m×1mの印刷でおよそ1万円ほどが相場となっています。
また、印刷するシートの質によっても値段は変わりますが、のらいも工房さんでは3500円から始めることが出来ます!
施工時間は貼り付ける場所にもよりますが、1m×1mのサイズであれば、小一時間程度で完了するケースがほとんどです。
キャラへの愛が止まらない!自分で痛車を作りたい!という方は
画像のようなフルラッピングにするには三次曲面向きの『カーラッピングシート』でないと貼っていくのは難しいです。
カーラッピングシートは素材としては最高級の素材となっているため、もっとも素材も高くなってしまいます。
また曲面に気泡を作らず、キレイに貼るには技術力も要されるため、高い素材を無駄にしたくない……!ということからプロに施工をお願いすることがほとんどです。
未経験の素人がいきなりフルラッピングにチャレンジするのはかなりリスキーだと言えます。
部分貼りだったら自分でも出来る…かも!
家庭用のプリンターでは、一般的にA4サイズまでしか印刷できず、自動車のボディに何かを貼り付けるとしたらすこし物足りないサイズとなってしまいます。
なので、印刷は業者にお願いして、施工は自分でやる!というのが1番お手軽にラッピングカスタムを楽しむ方法だと言えます。
特に画像のような部分貼りでしたら、難易度もそこまで高くなく、DIYのファーストステップとしては最適なのではないでしょうか?
水貼りと呼ばれる貼り方が一般的で、霧吹きなどで濡らした施工面にシートを貼り付け、施工位置を検討します。
貼り付け位置を決定したら、ヘラなどでシート裏の水滴を搾り、気泡を抜いて完成となります。
準備するものは、霧吹きと樹脂製のヘラ程度なので、慣れてしまえば10分程度でお手軽DIYを楽しむことができます!
ボンネットなどのワンポイントの施工になれたら、少し大きな面に貼りたくなってきますよね?
上記の画像のように、ある程度大きなサイズになってくると、カーラッピングシートでないと施工が難しくなってきます。
カーラッピングシートは熱にも強く、ドライヤーなどで温めることで伸縮性が増し、曲面などの難しい面にもフィットするようになっています。
こちらも同様にヘラで気泡を抜きながら、ドライヤーで温めて……というように地道に少しずつ曲面に貼り付けていきます。
こうやってノウハウを得ていけば、いずれは自分の手でフルラッピングすることも出来るようになることは間違いないでしょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
ボディにペタリと貼り付けるだけで意外と簡単にカスタムすることが出来るカーラッピング。
“貼るだけ”と言っても平らな面ばかりでなく、またその面積が大きくなるにつれて難易度も上がりますが、ある意味”奥深い”とも言えるでしょう。
「愛車をオンリーワンにしたい!」という思いからラッピングされる方が大多数だと思いますが、もしアナタがDIYなども好きでしたら、自分でフルラッピングに挑戦してみるのも、いい経験になると思います!
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