クルマを速くするのに一番手っ取り早い方法。それは、もっとパワーのあるエンジンを積むこと。日本でも86にシルビアやシビックのエンジン、ローレルにGT-Rのエンジンなんて話はよく聞きますが、海外にはもっとブッ飛んだエンジンスワップがあるのをご存知ですか?今回はそんな動画を5本ご紹介します!
ハイパワーに耐えられず、ボディが折れるんじゃないかと心配!
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エンジンスワップとは
まず、スワップ(swap)というのが「交換する」という英語になります。
つまり、エンジンスワップとは「元あるエンジンを外して、別のクルマのエンジンと交換する」ということ。
日本でも、チューニング業界ではかなり定着化してきており、D1マシンなど、競技の世界でも積み替えている車両も多いですよね!
しかし、車体自体がもともとのエンジンに合わせて設計されているので、積み替えるためには専用部品や、車体本体の改造が必須。
絶大な効果を生み出すがために、かなりの手間をかけなければならないので、簡単お手軽なチューニングではありません。
それでもやっちゃうのがクルマ好き!そして世界中の愛すべきクルマバカたちは、誰もが驚くようなスワップをやってのけます。
では、早速動画を見ていきましょう!
FIAT500に、スズキ隼(GSX1300R)のエンジンを搭載!?
ルパン三世でおなじみのチンクエチェントことFIAT500!空冷2気筒、OHVで排気量はおよそ500cc(後期は600cc)
パワーは18PS、トルク3.6kgで、トコトコ走るのが可愛いチンクに、1300cc、197馬力、トルク15.8kgのハヤブサエンジンを搭載(2008年スペックで掲載)
車重がおよそ500kgなので、パワーウェイトレシオは驚異の2.5kg!超ショートホイールベースにハイパワーエンジンなので、驚きの回頭性能。
おそらくめちゃめちゃ速いんでしょうけど、チンク本来の可愛さとは決別してますね…。
というか、バイクのエンジン積んじゃおうという発想がスゴイ。
NコロにVFR800のエンジンを搭載!?
昭和を代表する軽自動車、ホンダN360。通称Nコロの愛称で親しまれたこのクルマに、同じくホンダのバイクVFR800のエンジンを搭載しています。
厳密にはN360ではなく、輸出モデルのN600なので、排気量的には約200ccしか差はありませんが、そこは時代の差。驚異のパワーアップです。
FFで空冷2気筒、43馬力、トルク5.2kgだったNコロが、V型4気筒80馬力のトルク6.9kgのFRマシンへと変化しています。倍近いパワーアップ。
パワーアップだけならまだしも、後輪駆動にしたことに驚き。パドルシフトになってるし。あとガソリンタンクがそのまま…。
車載映像もあったので、併せてどうぞ。
ミニにVTECエンジン!?ちっちゃなシビック?
VTECの音が聞こえるなぁ。シビックっぽいなぁ~。なんて思っていて、目の前を通り過ぎるのは英国車ミニ。
あの小さな車体に、ホンダ製のVTECエンジンが搭載されています。無茶しやがって…。
どうやらこのカスタム、海外のミニ乗りの間ではスタンダードなようで、インテグラ・シビック・S2000など色々なVTECが搭載されている模様。
1300ccのミニクーパーだとしても、62馬力のトルク9.7kg。シビックも、93年のEG6だとしても1600ccの170馬力、トルク16kg。
これで車重710kgだっていうんだから、面白くないわけないでしょ。
別の車体ですが、ニュルブルクリンクでの車載映像もあったので、あわせてどうぞ。
ホンダS600に、ホンダCBR1000RR!
世界一有名なカーマニア「ジェイ・レノ」が紹介しますこのホンダS600。通称エスロク。
外装こそボロく仕立ててありますが、なんとこれに同じくホンダのバイクCBR1000RRのエンジンを搭載しています。
エスロクが約600ccで57馬力、トルク5.2kgだったのに対し、CBRは1リッターで174馬力、トルク10.6kg!こんなの速くないわけがない!
車体のセンターに、CBRのメーターがそのままついているのは、流用が楽だからなのか、洒落を利かせているのかどちらでしょう?
エスロクの元のエンジンも、かなりいい音がしますが、これも負けず劣らず。加速時の音がタマラナイですね!
もうやりすぎ。バスだけどバスじゃない。
最後はバスでお別れです。詳細は不明ですが音的にはV8エンジンでしょうか?排気量も7リッター以上ありそう…。
火を噴きながらウィリーして駆け抜けていく様に観客は大興奮。
ドラッグレースってなんでもアリだから凄いですね。
こういうショー要素があるから、スタンドは超満員なんでしょう。
日本のレースでも、こんなブッ飛んだ光景が見てみたい!
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本と違って車検制度がないからこそできるとも思いますが、個人的には、世界って広いんだなと驚くばかりです。
クルマをありのままの姿で楽しむか、自分好みの姿に変えて楽しむのか。
ちなみに僕はありのまま派ですが、速くしなきゃいけない理由があったら…手段を選ばないかも!
これを読んだ皆さんは、どちらが好きですか?