突然ですが、皆さんは『チタンマフラー』にどのようなイメージを持っていますか?「軽いけど、耐久性に難あり。」なんて思っている方も、中にはいらっしゃると思います。しかし、2018年6月1~3日に行われたスーパー耐久シリーズ 富士SUPER TEC24時間レースのST-4クラスを走った100号車と27号車のTOYOTA86には、アミューズ製R1チタンマフラーが装着されていたのです。そんな24時間耐久レースの現場でも使われているチタンマフラーの耐久性は、かなりのものなはず!?その噂の真相を、現場で解明してきました!
チタンマフラーってどんなもの?
スーパー耐久に出場する100号車と27号車に、自社オリジナルの製品である『R1チタンマフラー』を供給している『パワーハウス アミューズ』。
その代表である松井仁志さんに、チタンマフラーの特徴について聞いてみました。
チタンマフラーを装着するメリットとして、1番最初に挙げられるのはその重量。
ステンレス製マフラーと比べると、その重量はなんと約半分だそうです!
一部、バイク用だとアルミ製マフラーもあるそうですが、クルマ用のマフラーをアルミニウム合金で作るのは至難の技。
そのため、現状のクルマ用マフラーで最軽量となると、チタン製マフラーに行き着きます。
しかし、その軽さから「チタンはあまり耐久性がない。」と思われがちですが、スーパー耐久シリーズや今回の24時間レースにも用いられているように、チタン合金自体の耐久性は十分。
それに加えてR1チタンマフラーは同じチタンでも、素材を変えたり製造工法を試行錯誤したりして、更なる強度が出るように工夫が成されているそうです。
ちなみに今回の24時間レースでは夜間走行の関係で音量規制などがあり、使用されているR1チタンマフラーは市販品とは別の特別仕様となっていました。
実際にドライバーに訊いてみた!
実際にマシンをドライブするドライバーにも、チタンマフラーについて質問してみました。
100号車をドライブした山田 遼選手は、アミューズのチタンマフラーが装着されたS耐マシンに3年ほど乗っているそうです。
そして、その魅力として、なにより排気音の良さを推していました。
また、レーシングマシンのようにチューニングが施されているクルマとの相性も非常によく、レスポンシブでパワーも出るそうです。
気になる耐久性についても、これまのレースでマフラーが割れるといったトラブルは起きていないので、問題無いと太鼓判を押してくれました。
同じく100号車をドライブした日比野哲也選手も、やはり音が特徴だと語ります。
また、チタンマフラーの特徴として軽さを挙げ、それに加えてR1チタンマフラーは排気効率も考えられているため、パワーアップにも寄与してくれるとの事でした。
R1チタンマフラーの排気音を動画でチェック!
山田選手、日比野選手ともにチタンマフラーの魅力は「音だ!」と話してくれましたが、チタンに限らずマフラー選びの際に気になるポイントは、やはり”音”ではないでしょうか。
ということで、もちろんR1チタンマフラーの排気音を動画に納めてきましたよ!
24時間レース仕様に音量が控えられているとはいえ、迫力のあるサウンドは健在です。
ぜひ聴いてみてくださいね!
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