MotorzでAE86レストア企画を進めている事でもお馴染みの根本悠生選手ですが、2018年シーズンは、全日本F3選手権Chanpionshipクラスに参戦しています。そんなレーシングドライバーでもある根本選のシミュレータートレーニングの様子を大公開!!シミュレーターを使って効果的にトレーニングするためのコツもご紹介します!
KAM Simulator Studioにやってきた根本選手
栃木県那須塩原市にあるKAM Simulator Studioにやってきた根本選手。
レース前になると、ここで欠かさずシミュレータートレーニングを行い、本番に備えます。
都会の喧騒から離れたリゾート地にある快適な環境で、集中してトレーニングに励むのです。
トレーニング内容をご紹介!
トレーニングに使うのはフォーミュラカー用にチューニングされた筐体で、ドライビングポジションも実車に近い設定にしていきます。
それに加えて、根本選手自身が経験した鈴鹿サーキットでのセッティングを再現するべく、速く走るためのセッティングではなく、実車と同じ挙動が出るように調整していく事が重要だそうです。
使用しているソフトウェアはIMAGE SPACE社製の『rFactor』で、こちらのソフトではタイヤのコンパウンドはもちろん、ガソリン搭載量から細かいサスペンションのセッティングまで、実際のマシンを忠実に再現する数値が設定可能。
シミュレーターで実車にかなり近い感覚を再現することができるのです。
また、トレーニングを効果的に行うためには、一人きりでタイムを追求するだけではなく、実際のレースを想定してバトルの練習をすることも必須。
そのため、根本選手も仲間の力を借りて、レースでの駆け引きもシミュレーションするそうです。
シミュレータートレーニングのコツ・活用術
レーシングドライバーの練習風景というのは、社外秘的な部分もありますが、今回は隅々まで大公開。
レーシングシミュレーターを使った練習は実際のコースで行うテストと違い、何十周、何百周することも可能ですが、実車よりも走り込みが出来る反面、目的を見失いがちな事も事実。
そのため、毎回キチンと目標を決めて取り組むことが最も重要になるそうです。
また、シミュレーターならではの練習風景として、リプレイ画像をコクピット目線だけでなく、俯瞰して客観的に確認することも可能です。
自分のドライビングを客観的に見ることで、ライン取りの修正をしたり、他者と議論することもできるので、悪い癖などを改善する事にもつながり、結果的にタイムの向上かつ実戦に活かせる経験が積めるというわけです。
気づけば12時間以上も滞在し、述べ6時間はシミュレータートレーニングを行なっていた根本選手ですが、実戦に活かすことはできたのでしょうか?
Motorz編集部は、今後、全日本F3選手権のレースウィークにも潜入予定なので、今回のトレーニングの効果もチェックしたいと思います。