軽自動車と言えば、660ccのエンジンを積んだ小さな車両ですが、その昔は360ccが排気量上限だったことをご存知ですか?1976年、軽自動車規格が見直され、排気量上限が360ccから550ccまで引き上げられ、1990年には660ccに。しかし、そんな古き良き時代の軽自動車を愛する熱心なオーナーは少なくありません。そして、そんな360ccまでの軽自動車が集まり、サーキットを埋め尽くすイベントがあるんです!今回は、そんな「360meet」(サブロクミート)をご紹介します。
いつだって全開で走れる、360ccの軽自動車が今アツい!
360meet公式HP:http://k660.net/360/
CONTENTS
サブロクミートとは
2016 年10月23日(日)に岡山県の中山サーキットで行われる軽自動車のイベント「360meet(サブロクミート)」。
サブロクに限らず、軽自動車なら参加できるイベントが多数盛り込まれたこのイベント、2015年から開催され、100台以上の旧車がサーキットに集結。大盛況のイベントになっています。
サブロクとは、1976年以前に発売された軽自動車のことを指しており、360ccという排気量からサブロクという愛称がつけられています。
そのため、サーキットには古い軽自動車が山のように集まり、まるで昭和にタイムスリップしたかのような光景に。
基本設計は当然古く、排気量も小さいため、エンジンを思い切り回さないと走らない。
だからこそ、全開時間が長く、小気味よいスポーツドライビングを楽しめるのもこのサブロクの魅力のひとつです。
そんなサブロクが集まるイベント、サブロクミートがアツいんです!
では、どんなイベントが行われるのか、次の項目で見ていきましょう。
サブロクミートを楽しむためのイベント一覧
サブロクオフミ&パレードラン
オフミとは、オフラインミーティングのこと。いわゆるオフ会です。
1台1500円の参加費で、車輌の展示とサーキットパレードランに参加が可能です。
街中ではなかなか出会えないサブロクオーナーの皆さんと、サブロク談義を楽しんでみてはいかがでしょうか?
パレードランは普段着かつ相乗りでの参加も可能なので、
フリーマーケット
フリーマーケットも開催されます!
参加者が持ち寄ったレアなグッズや、もう絶版になっているようなパーツまで、ココでしかみつからない一品もあるかもしれません!
なお、オフミ参加者は出店無料ですので、気になるアイテムを出してみるのもアリかもしれませんよ!
60分サブロク耐久レース
360ccエンジンまでの軽自動車による、60分耐久レースです。
フリー走行、予選、決勝と本格的にレースを楽しむことができ、何人エントリーしても料金は変わりません!
仲間とワイワイ走るのも良し、一人でストイックに走り切るのも良しと、楽しみ方は自由!
また、レーシングスーツが無い方は、長袖長ズボンでも代用が可能。
マシンのカスタム内容にあわせてクラスも分けられていますので、安心してバトルすることができます。
レースに出てみたいけどなかなかチャンスがなかった人は、特に楽しめるかもしれませんよ!
現行軽自動車レース
360meetと併せて、現行の軽自動車によるレース「K-UPmeet」も開催!
こちらは、軽自動車であればどんな車種でも参加可能なレース!
レース自体は90分の耐久レースと、2ペダル車両のみのスプリントに分かれており、改造範囲も広め。
流石に360ccの軽自動車は持っていないという人でも、併催イベントに参加できるのは嬉しいポイントのひとつです!
その他にも、屋内でのミニ四駆大会や、メーカーや飲食店などのブースも多数出店!
一日通して、サーキット内を思い切り満喫できるようなイベントが盛り沢山なのもこのサブロクミートの特徴です。
家族で来ても、仲間で来ても楽しめる。そんな工夫がたっぷりつまっているので、休日を満喫するには持って来いですね!
さて、そんな360meetですが、レースに参加する車両はどんなレギュレーションのもとで参加しているのでしょうか?
次の項目で、クラス分けを見てみましょう。
クラス分け
各クラスをご紹介する前に、全クラス共通のレギュレーションについてご紹介します。
まず、3点以上のロールケージ装着が推奨となっています(オープンカーは必須)
また、ホイールサイズは自由に選択可能ですが、スリックタイヤ、ならびにフェンダーからはみ出すタイヤは禁止。
当たり前ですが、ブローバイガスの大気開放は禁止です。
あわせて、ガラス製のライト類などはテーピングすること、バッテリーは確実な固定が必須。端子の絶縁も必須です。
ノーマルクラス(フルノーマル)
基本的に改造禁止のノーマルクラス。
外装、エンジンともに改造は禁止。マフラーやキャブ、エアクリーナーなども当然ノーマルでないといけません。
ですが、ブレーキやサスペンションは、ボルトオンで変更できるもののみ変更可能となっています。
ストッククラス(ライトチューン)
ノーマルクラスに比べて、多少改造範囲が増えたストッククラス。
過給機の装着や、キャブの変更は行えませんが、400ccまでボアアップが可能。
エクステリアに関しても、オーバーフェンダーの装着が許可されています。
オープンクラス(チューニングカー)
ノーマルから比べるとかなりカスタムされてきているオープンクラス。
ストッククラスと同様に400ccまでのボアアップが可能、オーバーフェンダーの取り付けも可能。
その上で、スポーツキャブレターや、インジェクションの使用など、吸気系の改造が可能となっています。
ビルダークラス(ハードチューン)
ナンでもアリなビルダークラス!ハードにカスタム・チューニングされたマシンが魅力です。
エンジンスワップやEV化も可能であり、フレームすらも変更可能。
また、360ccの軽自動車のボディーまたは、エンジンブロックを基本に製作する必要がありますが、言い換えれば、どちらか守っていればどんなチューニングも可能ということ。
エンジンの搭載位置すら変更可能なので、やりたい放題カスタムされたモンスターサブロクが登場するクラスは、一番気になるポイントかもしれませんよ!
なお、2015年モデルではありますが、360meet公式HPに載っているクラス分け早見表は以下。
サブロクミートのみどころ
なんといっても、今は街中でお目に掛かれない旧車たちが集まるというところ。
ホンダZやライフ、ステップバンなども!スズキのセルボ、フロンテ、アルト、マツダのポーターなどなど。
2ストロークエンジンの車両も多数です。
近年までモデルチェンジをしながら販売され続けている軽自動車の元祖を見ることが出来ます。
また、そんな軽自動車たちが、オーナーの思い思いの形にカスタム・チューニングされて、時代を超えてサーキットを激走します。
今の車にあるような電子制御は当然なく、クルマ本来のシンプルな状態でのレース。
クラシックカーな軽自動車がバトルを繰り広げる姿は、ココでしか見られないかもしれませんので、是非足を運んでみることをオススメします!
イベントの様子がわかる動画集
スタートシーンの動画です。
今の車じゃまず聞けない、甲高い2ストサウンドが響いています。
絶対的な速さはありませんが、ホームストレートに帰ってきた瞬間は、食い入るように見てしまいますね!
こちらは車載映像。
クルマ自体にパワーがないため、ワンミスであっという間に勝負権を失ってしまいます。
だからこそ、ギリギリの緊張感があって、目が離せません!
まとめ
いかがだったでしょうか?
岡山県は中山サーキットで行われるサブロクミート。
時代を超えた名車たちが争うこのレースの日程は、2016年10月23日(日)!
この日は予定を開けて、中山サーキットに集合です!
360meet公式HP:http://k660.net/360/
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