皆さんこんにちは、レーシングドライバーの根本悠生です。AE86レストア記#4となる今回は、AE86とモータースポーツの関係を調べていくと共に、AE86で現在参加できるレースをまとめましたのでご紹介します。レストア後の参戦もあるかも?

 

©Motorz

 

AE86がレースで一躍有名になった土屋圭市さん×富士フレッシュマンレース

 

出典:https://www.tsikot.com/forums/garage-150/initial-d-ae86-came-first-26425/

 

東京オートサロン2018のモタガレブースで行われたトークショーでご一緒させて頂いた、”ドリキン”こと土屋圭市さんが、”ドリキン”と呼ばれるようになったきっかけが、1984年の富士フレッシュマンレースでした。

1983年にハチロクが発売されると、翌1984年に同レースにハチロククラスが新設されるなど、モータースポーツ内でも広く愛される車となります。

土屋圭市さんはこの富士フレッシュマンレースにAE86で参戦を開始すると、同クラス全勝。

パワー面で不利なハチロクでも総合優勝を果敢に狙いに行くその姿勢や、ドリフトを多用するそのドライビングスタイルから”ドリフトキング”の異名を持つことになったそうです。

Motorzではこの富士フレッシュマンレースについて別記事でも詳しくご紹介しているので、是非こちらもご一読下さい。

 

DTCC AE86ワンメイクレース

 

出典:
http://chris-chrisgray.blogspot.jp/2012/03/nakayama-racing-ae86.html

 

こちらは、十勝スピードウェイを舞台にシリーズ開催されているAE86ワンメイクレースで、その最高峰クラスであるDT-1、それに続くDT-2、最低重量が900kg以上となるいわば入門クラスであるDT-3と、クラスごとにレギュレーションが制定されています。

また、レギュレーションもそのほとんどが最低重量とエンジンスペックのみの制限となっており、外装や吸排気系、足回り等にチューニング範囲を残していることから、より良いクルマ作りを楽しむ醍醐味をレースに参加しながら楽しむことも!!

そして更に注目なのが『N+』と呼ばれるクラスで、こちらはなんとエンジンやECU、駆動系を原則”純正パーツに限定する”というレギュレーションを持つクラスで、キャブレター装置への変更及び4連スロットルの取り付け等は可能なものの、過給機の装着は禁止されるなど、より”当時のままのAE86レース”を目指したクラスと言えるのではないでしょうか。

”AE86といえばチューニング”と言われるほどチューニングレースが多い現在ですが、そんな中あえて基本に戻ったレースを開催するという、とても面白いシリーズです。

YouTubeにもレースの様子がUPされており、映像からもそのエキサイティングなレース展開が読み取れて、自分も一度は見てみたいレースの一つになりました!

 

 

ハチロク祭り

 

出典:http://hachiroku2016.anime-voice.com/

 

「関東住みのボクには、北海道はちょっと遠いな・・・。」ということで、次にご紹介するのは筑波サーキットで毎年開催されている”ハチロク祭り”です。

チューニングカーの聖地とも呼ばれる筑波サーキットですが、ハチロクも例外ではなく、毎年様々なイベントやレースが開催されています。

ボクがS-FJ筑波シリーズで全勝でチャンピオンを獲得した2013も、AE86のレースが併催されており、ワクワクしながら車内を覗かせて頂いたことも!!

今回ご紹介するハチロク祭りは昨年からトヨタ86(ZN6)も加わって『AE86&トヨタ86が会場を埋め尽くすハチロクの祭典』となり、AE86やトヨタ86のワンメイクレースはもちろん、グリップ&ドリフト走行会やAE86が大集結する”AE86ミーティング”、さらには各車をベースにしたレーシングカーの同乗走行など、内容盛りだくさんなイベントとなっています。

2018年の開催概要はまだ出ていませんが、スケジュールが合えば必ず現地に行こうと決めているので、気になった方は是非現地で一緒にハチロク祭りを楽しみましょう!

 

AE86チューニングカー王者決定戦

 

Photo by Tomohiro Yoshita

 

”誰もが認める究極のハチロクチューニングカーレース”といえば、『AE86チューニングカー王者決定戦』です。

ハチロクのチューニングといえば4AGから7AGへの換装だったり、AE111のヘッドを導入したり、トレッドをワイド化したりと様々ですが、このレースでレギュレーションとして定められているのは『車両形式』と『駆動方式(FR)』のみ!

エンジンは自由に選択可能で、足回りも好きなメーカーのものを使用できて外装ももちろん自由。

さらにはタイヤも公道走行が可能な市販タイヤであればメーカー、サイズは自由という、本当の意味で”チューニングの頂点を極めるレース”なのです。

ちなみに昨年は『AE86 Festival with 頭文字D』というイベントの中のコンテンツとして開催されました。

また、『AE86チューニングカー王者決定戦』に加え、フリー走行形式の『チャレンジA(計測あり)』『チャレンジB(計測なし)』、頭文字D仕様のAE86が一挙に集まる『頭文字Dパレードラン』など、こちらもAE86尽くしのイベントです。

Motorzでも2016年に開催された当レースを取材しているので、こちらも併せてご覧下さい。

 

まとめ

 

出典:http://scontent.cdninstagram.com/t51.2885-15/e35/14727397_1823583304543450_7160773143240376320_n.jpg?ig_cache_key=MTM2Njg4OTgzOTM3NTE4OTU5Ng%3D%3D.2

 

いかがでしたか?

僕自身のAE86レストア企画が完遂した際には、走行会やレースにも是非参加していきたいと思っており、想像するだけでワクワクが止まりません!

AE86のレースは、他にない独特なスリル感があると思うので、機会があれば是非一度足を運んでみてくださいね。

 

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