過激なカスタム・チューニングカーが集るタイムアタックイベント、WTACことヨコハマワールドタイムアタックチャレンジ(YOKOHAMA World Time Attack Challenge)!オーストラリアはシドニーで行われるこのイベントには、日本からも多くのドライバー、チームが参戦し0.001秒を削り合っています。そんな南半球で行われているWTACをネットで見ることができるのをご存知ですか?今回は、そんなWTACに参戦するドライバー、そしてネット配信についてご紹介します。
実車の原型が残らないぐらい、カスタム・チューニングされたマシンを眺めるだけでも面白い!
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WTAC(World Time Attack Challenge)とは
2010年より開催されているWTACは、オーストラリアのシドニーモータースポーツパークで開催されているチューニング&カスタムカーフェスティバルです。
イベント名の通り、タイムアタックがメインとなっており、世界中から様々なカスタム・チューニングカーが集まって0.001秒を削り合います。
そのカスタムは、イベント期間中のほんの数周だけ持てばいいといったギリギリの状態まで突き詰められており、マシンの見た目も超過激。
日本からも、数多くのドライバー、チューナーが参戦し、優勝を記録するなど、現地での注目も集めています。
また、イベントロゴにYOKOHAMAと入っている通り、タイムアタックはヨコハマADVANタイヤのワンメイク。
参加車両に日本車も多く、ワールドワイドなイベントながら、日本が多く活躍するイベントでもあるのです。
なお、タイムアタックのみのイベントと思われがちなWTACですが、カーフェスということもあり、ショップ・メーカーの展示や、往年の名車やレーシングカーによるデモラン、アクロバット飛行のショーが行われたりと、チューニングカーのフェスティバルとして一日中楽しめるイベントとなっています。
クラス分けなど詳しく知りたい方はコチラ:世界中からクレイジーなチューニングカーが集まる、WTACを知っていますか?
ネット配信ページ
WTACですが、以下のページからストリーミング配信が行われるようです。
URL:http://live.worldtimeattack.com/
放送開始は2016年10月13日(金)、14日(土)の9時30分からと表記されており、開催地のシドニーは日本との時差が2時間。
なので、日本時間の7時30分ごろから放送が開始されると思われます。
参戦している日本人
前述の通り、WTACには日本人が多く参戦しています。
2016年の参加選手は以下の通りです。
TOMOHIKO “UNDER” SUZUKI
チーム:スコーチレーシング
参戦車両:日産シルビアS15
日本でタイムアタックと言えばこの人を知らないとモグリと言うぐらい有名なアンダー鈴木選手。
2014年に筑波サーキットのTC2000で出した51秒127という驚異的なタイムは、いわゆるハコ車の中ではまだ破られていません(2016年10月時点)。
毎年のように参戦しているアンダー鈴木選手は、今年もボディがフルカーボンのスコーチアドバンシルビアで参戦です。
NOBUTERU TANIGUCHI
チーム:サットンブラザーズ
参戦車両:日産シルビアS15
GT300クラスにグッドスマイルレーシングから参戦中のレーシングドライバー、谷口信輝選手。
雑誌やDVDでも引っ張りだこで大人気ドライバーの谷口選手ですが、こういったカスタム・チューニングカーのイベントでは世界中のイベントで活躍中。
筑波サーキットのTC2000では、トップフューエル S2000 Type-RRで51秒762という驚異的なタイムを記録しており、今回のWTACも期待が止まりません。
TETSUHIRO KUROKAWA
チーム:カーショップドリーム ロータス7
参戦車両:マツダ RX-7(FD)
北海道にある中古車販売店、カーショップドリームの代表でもある黒川てつひろ選手。
Attackなど、国内タイムアタックイベントへも参加しており、モータースポーツへ精力的に参加しています。
筑波サーキットのTC2000では56秒076を記録。今回のWTACでも結果に期待してしまう一台です。
EIJI “TARZAN” YAMADA
チーム:LIGHTNING RESI
参戦車両:日産 R32スカイラインGT-R
”ラーマン山田” ”ターザン山田”等の愛称で人気のレーシングドライバー山田英二選手。
メディア用の破天荒なキャラクターと、レースに臨む際の実直な姿勢から、モータースポーツファンからは根強い人気を誇っています。
今回ドライブするのは現地チームのR32型GT-R。赤くド派手なカラーリングで目立つこと間違いなし!
HIDEKI MAEDA
チーム:スイフト王子/トップフューエル
参戦車両:スズキスイフト
スイフトマガジン元編集長で、スイフト王子の愛称で有名な前田英樹選手がドライブするのは当然、スズキ・スイフト!
チューニングショップのトップフューエルが作ったこのスイフト・ターボのスイタ君は最大出力350馬力、最大トルク35kgを発生。
筑波サーキットTC2000では1分01秒319というタイムを記録。日本勢唯一のクラブスプリントクラスへの参戦ということで、結果に期待してしまう一台です。
DAIGO SAITO
参戦車両:ランボルギーニムルシエラゴ
タイムアタックではないですが、同時開催のインターナショナルドリフトチャレンジに、D1で大活躍中の斎藤太悟選手も参戦!
2016年のD1では、6戦目が終了した時点で4回優勝!もはや誰も追い付けないほど驚異的な成績で今シーズンは絶好調。
オーストラリアでも、台風の目になってくれることは間違いないでしょう!
まとめ
世界中からカスタム・チューニングカーが集まるWTAC。
信じられないぐらい巨大なエアロパーツを取り付けた各国のマシンが全開で走り抜けるのを見るのも、見どころのひとつですよ!
そして、実は参戦車両のほとんどは日本車。
ただし、コンマ1秒を削るために、原型がギリギリある程度までカスタムされているので、元の車両と見比べてみても面白いかもしれません。
おそらく、今後はもっともっと規模が大きくなっていくので、今のうちからイベントをチェック!
ちなみに、今回ご紹介した出場選手の他に、ドリキンこと土屋圭市選手がパガーニ・ウアイラやAE86でデモランを行いますよ!
WTAC公式HP(英語):http://www.worldtimeattack.com/
ライブストリーミングURL:http://live.worldtimeattack.com/
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WTACのマシンをまとめて見ました。part.2。まだまだクレイジーなチューニングカーが集まっています。
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