営業車は企業やブランドを認知してもらうための広告車という役割も果たすため、個性的なデザインやカスタムのものが多数街中を走行しています。そこで、Motorzが厳選するかっこいいカラーリングの営業車をご紹介します!

Photo by Michel Curi

企業の宣伝するため派手なカラーリングの営業車が多数発見

営業車といえば、ほとんどが地味な単色カラーに企業のロゴが貼り付けてあるだけのクルマという印象をもちますが、企業の宣伝をするために個性的なカラーリングやカスタムを施された営業車も走っています。

営業車に派手なカラーリングを施すことでコストがかかるのではないかと思う方もいると思います。

しかし、実は広告費を抑えるには非常に有効な手段で、会社からいくつかの取引先へ移動する際に、さまざまな場所を走行することで広告カーとしての大きな役割を果たしているのです。

また、日本は自動車大国がゆえに自動車関連の企業も多数あるため、営業車の全面に自社ブランドのクルマやパーツを押し出したカラーリングを採用している企業も多く、本社が集中する都市部ではかなりインパクトのある営業車を多く見かけます。

厳選!営業車のカッコいいカラーリング・ランキングトップ10

ここからは、カッコいいカラーリングの営業車の、筆者独断ランキングTOP10をご紹介しましょう。

10位:ダイキン


エアコンや給湯器などを手掛けるダイキン工業は、営業車として採用したトヨタ iQに大幅なカスタマイズを施した、『ぴょんたくん号』を使用しています。

2009年5月に導入されてから、イベントに登場したり、ツイッターで目撃情報が多数投稿されるなど、かなりの注目を集めていました。

9位:TERRA SLATE

出典:https://terraslatepaper.com/blogs/sustainability-road-trip/official-press-release

アメリカ コロラド州に拠点を置く『TERRA SLATE』は、リサイクル再生紙や防水紙を製作している企業です。

環境に配慮する企業イメージを、多くの人に知ってもらうため、プラグインハイブリッドスポーツカーBMW i8を営業車に採用しました。

青いラインや地球のステッカーなど、エコロジーを意識させるカラーリングですが、それよりも営業車がi8ということのほうがインパクトが大きいかもしれません。

8位:東北新社

東北新社の本社ビル前に、サンダーバード2号カラーの営業車が停められています。

そんな東北新社はサンダーバードの日本における放映権・ビデオ化権・商品化権を保有しており、2015年8月からテレビシリーズをNHKで放送すると同時に、サンダーバード誕生50周年を記念して、東京都港区赤坂にある本社ビルの外壁にサンダーバードをラッピング。

その時に、サンダーバード仕様の営業車が採用されました。

カーキーに黄色いラインは、まさにサンダーバードそのものです。

7位:TONE


大阪に拠点を置く工具メーカーTONE(トネ)の営業車は、定番のトヨタ プロボックスを使用しています。

カラーリングはシンプルですが、ラチェットのイラストを大きく貼り付けており、一目で工具メーカーであることがわかるデザインです。

6位:Bianchi


イタリアの自転車メーカー『ビアンキ(Bianchi)』の営業車。

イタリア国旗のトリコロールカラーにワシの絵が施されたビアンキのロゴがなんともオシャレで、イタリアブランドらしいセンスの良さを感じます。

5位:コロンビア


コロンビア(Columbia)の正式名称は、『コロンビア・スポーツウェア(Columbia Sportswear)』。

アウトドアウェアを主体に展開する、米国のアパレルブランドです。

人気アウトドアウェアブランドと言うだけあり、営業車にもジープ ラングラーをチョイス。

営業車のカラーリングはシックですが、車体側面に大きなコロンビアのロゴが貼られており、営業車からも本気のアウトドアカーやオフロードカーをイメージさせるセレクトです。

4位:BRIDE


自動車用シートの国内最大手メーカー『BRIDE(ブリッド)』の営業車カラーは、なかなかイカしたデザインです。

プロボックスでありながら、カスタムカーのようなカラーリングが施され、このままレースに出場してしまいそうな営業車。

インテリアにはBRIDE製バケットシートが装着されているのでしょうか。

3位:永谷園


永谷園も、インパクトの大きいの営業車を採用しています。

軽ワンボックス全体を『永谷園 茶づけ』の馴染みあるカラーリングにし、ヘッドランプ、バンパーサイドスカート、ホイールまでもカスタムが施され、企業の営業車というより、チューニングショップのデモカーのレベル。

永谷園は、こういったクルマを使った宣伝に力を入れており、同じカラーのキッチンカーで全国を回って、自社のお茶づけの試食を行っているようです。

2位:埼玉自動車大学校


埼玉自動車大学校が、東京オートサロン2017に出品した日産サニトラ。

このサニトラのカラーリングは、パナソニック株式会社の旧家電ブランド『ナショナル(National)』の営業車のカラーリングです。

1981年ごろナショナルは、この出品車と全く同じサニトラを使い、営業まわりを行っていました。

これは、サニトラファンの間では、かなり人気のあるデザインだったそうです。

1位:DMG森精機株式会社


DMG森精機株式会社はWRCに参戦するトヨタガズーレーシングチームのパートナー企業であり、営業車のヤリスをヤリスWRCのレプリカカラーにしていました。

DMG森精機は愛知県名古屋市に本社を構える最大手の工作機械製造会社であり、WRC以外にWEC ポルシェ919ハイブリッド、F1 レッドブル・レーシング、スーパーGT チーム・ルマンのスポンサードを行っていたこともあり、モータースポーツにおいて積極的に広告を出しています。

ヤリスWRCと同じカッコいいカラーリングの営業車に乗れるなんて、モータースポーツ好きからすれば羨ましい限りです。

まとめ

 

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ROOMYs 営業車バージョン。 #トヨタ #トヨタグラム #営業車 #ルーミー

あいむ ななつ星さん(@hinokuni787)がシェアした投稿 –


営業車ベースとなる商用車といえば、白やシルバーといったカラーがほとんどですが、ホンダが去年7月に発売した軽バン『N-VAN』では、グレードによって黄色やピンクなど合計10色を用意し、ダイハツの商用バン/トラック『ハイゼット/カーゴ/トラック』にもオプションでオレンジやカーキ、ピンクなどが設定されました。

このように商用車を売りたいメーカーとしても、コストがかかってもカラーラインナップを増やし、営業車をインパクトあるスタイルやカラーにしたいという要望に応える努力をしており、このニーズは年々増しているようです。

要は営業車を企業の広告に使おうという企業は増えているということで、今後は、もっと派手な営業車が増えることが考えられます。

これから、どんなカラーリングの営業車に遭遇できるのか、街中を走る楽しみが増えそうです!

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