クルマを愛する人であれば、なるべく愛車はキレイに保っておきたいものですが、立派な屋根付きガレージにしまっておける人はそう多くないのが現実だと思います。そうなると気になるのが、砂やホコリなどの汚れや紫外線によるダメージ。そこでオススメなのが、汚れや紫外線からのダメージはもちろん、防犯効果も高いボディーカバーです。
Photo : Kiyoshi Wada Text : Koichi Kobuna
4層構造で愛車を守れ!
愛車にダメージを与える様々な要因から、まるっと守ってくれる便利なアイテムがあります。
それが、ユニカー工業からリリースされている「スーパーユニテックスボディーカバー」です。
こちらのボディーカバーは生地が4層構造となっているだけでなくUVカット加工が施されており、砂やホコリ、花粉やPM2.5、さらには猫や鳥のフンや紫外線などから愛車を守ってくれます。
また、間にポリエチレンフィルムが挟み込まれているため水を透しにくく、屋外での愛車保管にピッタリのアイテムなのです。
同カバーは透湿性の高い作りになっているため、カバー内にこもった湿気を外に出してくれるというのも嬉しいポイントです。
週末にしかクルマに乗らないなど、長期間カバーをかけっぱなしにしている場合、透湿性の悪いボディーカバーを使っているといつまでもカバー内に湿気が残り、最悪の場合、内装にカビが生えたりボディーがサビてしまいます。
また、上の画像のように、砂利などの未舗装駐車場の場合、地面にしみ込んだ雨水が長期間にわたって蒸発し続けるため、常にカバー内は湿度の高い状態に。しかし、スーパーユニテックスボディーカバーであれば、そんな心配とは無縁というワケです。
しかし、スーパーユニテックスボディーカバーであれば、そんな心配とは無縁というワケです。
生地には繊維そのものを圧縮加工した不織布が使用されており、愛車のボディーにとってやさしい作りとなっているため、長期間ボディーカバーを装着した状態でも傷がつきにくくなっています。
対応車種も幅広く、ボディーサイズに合わせて19種類ものタイプを用意。
軽自動車から大型SUVまで、幅広く対応しているのも見逃せないポイントです。
スーパーユニテックスボディーカバーを装着
クルマにボディカバーを装着する時は、画像の様に2人がかりで行うと、短時間且つ綺麗に装着可能です。
さらに、風飛び防止のワンタッチ式ベルトを締め込むことにより、ピッタリと装着でき、ズレる心配もありません。
形状は、ミラーにも合わせた縫製で、ミラーを折りたたむ事なく装着可能。
メッシュタイプの収納袋が付いてくる点も、嬉しいポイントです。
実際に比較してみた!
では実際に、どのくらいの効果があるのでしょうか。
効果を検証するために、今回は直前に洗車を行ったブラックのマークXとスイフトスポーツを用意しました。
マークXにのみボディーカバーを装着した状態で、「砂利駐車場」に数日間放置し、その違いを検証してみることに。
テスト時は夜間に雨が降るという絶好の(?)ロケーションで、比較の結果は一目瞭然。
スイフトスポーツのボディには、雨によって空気中のホコリなどが集められ、表面にまだら模様が見られます。
一方、マークXは何事もなかったかのように、綺麗な状態を維持。
たかが雨粒かと思われがちですが、付着したままで放置すると、意外な問題が発生します。
雨粒がレンズの役目を果たして太陽光を集め、ウォータースポットと呼ばれる現象によってシミを作ってしまうのです。
ボディーカラーがブラックだと特に目立ってしまうため、やはりボディーカバーを装着する意味は大いにあると言えるのではないでしょうか。
ハイエース、キャラバン用はボディーカバーを付けたままスライドドアが使える!
ユニカー工業がラインナップする、もう一つのボディーカバーが「ワールド・カー・ボディーカバー」です。先ほどの「スーパーユニテックスボディーカバー」はハイエンドモデルでしたが、こちらはリーズナブルな価格が魅力のシリーズとなります。
先ほどの「スーパーユニテックスボディーカバー」はハイエンドモデルでしたが、こちらはリーズナブルな価格が魅力のシリーズとなります。
このシリーズの中で特に注目したいのが、ハイエースやキャラバン用に作られたモデルです。
仕事の相棒として使われることが多いこれらの車種は、車両単体での盗難はもちろん、荷室に積載した工具などを目的に盗難されるケースも多いため、オーナーは心配だと思います。
そんなときにも、ボディーカバーは効果を発揮してくれるのです。
車両窃盗団が本気を出せば、どんなセキュリティも突破して簡単に盗んでしまうと言われていますが、窃盗団が一番嫌うのが、時間がかかること。
盗み出すまでに時間がかかればそれだけ発見されるリスクも上がるため、時間がかかりそうな個体は避ける傾向があるそうです。
そのため、ボディーカバーをかけておけば、そもそも車内にどんなものが積んであるかもわかりませんし、いくつセキュリティがついているかどうかもわからないので、中々手が出せません。
しかし、セキュリティ上の効果があるとは言え、「ちょっとした荷物の積み下ろしでわざわざボディーカバーを脱着するのは面倒」という声があるのも事実です。
そこで、登場したのがこちらの商品で、ボディーカバーの左側のスライドドア部分にファスナーを設け、カバーを外さなくてもスライドドアにアクセスできるようになっているのです。
ファスナーで開閉し、生地を上部でステイさせるストラップも装備。
もちろん、ファスナー部分がボディーに当たって傷がつかないような配慮もなされているので安心です。
平日に利用され、週末は動かないことが多い仕事用のクルマは、週末に盗難されることが多いそうなので、金曜日の仕事終わりにボディーカバーをかけ、月曜日に外すというルーティーンを徹底すれば盗難被害も抑制できそうです。
このように愛車の害となる、さまざまな危険から守ってくれるボディーカバー。脱着に若干手間がかかることは否めませんが、それを補っても余りあるメリットが沢山あるので、大切な愛車を守るためにも導入してみてはいかがでしょうか?
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