コインパーキングというと!ロック板で車を固定するタイプが定番です。しかし最近は、ロック板が無いコインパーキングが台頭しつつあります。そんな、ロック板レスのコインパーキングについて、その仕組みやメリット・デメリットを見ていきましょう。

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ロック板レスのコインパーキングの管理システム

出典:https://www.i-tech-corp.co.jp/number/

従来のコインパーキングと言えば、ロック板によるアナログな手法で管理されていました。

しかし、最近はロック板の無いコインパーキングが広まりつつあります。

一体どのような方法で、ユーザーの利用を管理しているのでしょうか?

ロック板レスのコインパーキングには、ナンバー認識システムが設置されており、利用した車両のナンバープレートを認識・特定しています。

また、インターネット回線を利用した駐車場内の遠隔操作や、過去データの画像を検索することも可能なので、管理会社は機器故障のトラブルなどにも迅速に対応が可能です。

メリットは数多

photo by ryan lovelace

ロック板レスのコインパーキングは、実はメリットだらけ。

まず1つ目のメリットは、当然ですがロック板がなくなることで、コインパーキング場への駐車が従来よりも容易になります。

特に車高の下がったクルマに乗っているオーナーは、わざわざロック板式じゃないコインパーキングを探す必要もなくなり、ロック板に乗る際に気を使うこともありません。

ロック板と車両が接触するトラブルが減ることで、ユーザーとしては擦ったりエアロを割ってしまったりというリスクが減るだけでなく、コインパーキングを経営する方にとっても利用者とのトラブル削減や、顧客満足度の向上へと繋がるわけです。

当然デメリットもある

当然デメリットもあります。

まず考えられるデメリットは、新たな設備投資が必要になることです。

ロック板レスを可能としている機器、つまりナンバー認識システムや埋設式の車両センサー、インターネット回線の設備など、これらのものを新たに揃えるに当たり、費用を払わなければなりません。

しかしこれは、利用者のデメリットというよりは、コインパーキングを経営している方にとってのデメリットと言えるでしょう。

もう1つ挙げると、物理的に車をロックするような仕組みとなっていないことです。

物理的に不正利用を防ぐことができないので、不安に感じる経営者もいることが懸念されます。

まとめ

今回はロック板レスのコインパーキングについて、その仕組みやメリット・デメリットを紹介しました。

ロック板無しの新たなコインパーキングの形態は、不正利用の抑止力や不正利用された場合の追跡能力の高さ、そしてコインパーキング利用者の増加や安心感の向上につながるシステムです。

今後、ロック板レスのコインパーキングが増えてくれることを、ユーザーとしては期待してしまいます。

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