昔からの日産自動車ファンの方やドリフト好きであれば、必ず知っているSRエンジン。今回はそんなSRエンジンの基本や種類、魅力的な点などを解説します。
掲載日:2019.8/2
直列4気筒DOHCエンジン
SRエンジンのパーツも余っております
色々とご相談下さいpic.twitter.com/A0Y3g5Bykd— GOODS グッズ Official 【公式】 (@GOODS45105983) 2019年7月26日
SRエンジンは、日産が過去に製造していた直列4気筒DOHC 16バルブエンジンです。
初めてSRエンジンが登場した時のキャッチコピーは「90’sツインカム」。
そしてそのキャッチコピーの通り、90年代を象徴するツインカム(DOHC)エンジンとして存在感を示します。
CA型エンジンの後継エンジンとして登場したSRエンジンは、軽量コンパクトなエンジンとして知られ、アルミダイキャスト製のエンジンヘッドやブロックが採用されました。
タイミングベルトではなくタイミングチェーンによるカムシャフト駆動であった点も、興味深いポイントです。
歴代のSRエンジンたち
1989年にデビューしたU12型ブルーバード(後期型)に、初代SRエンジンが採用されて以降、2007年に製造終了となるまで様々なSRエンジンが登場。
数にして7種類(改良型も含めると8種類)ものSRエンジンが、その歴史を作ってきました。
代表的なもにに、SR20DET、SR20DE、SR18Diや、数あるSRエンジンの中で最も優れたスペック(最高出力280PS/6,400rpm、最大トルク309N・m/3,200rpm)を備えた、ターボ搭載のSR20VETエンジンがあります。
また、同じ型式のエンジンでもエンジン出力・トルクの異なる仕様が登場するなど、SRエンジンの中でも差別化がしっかり為されていました。
SRエンジンの魅力
SRエンジンの魅力としてまず挙げられる点は、エンジンチューニングのバラエティーが豊富であることです。
このエンジンをベースにボアアップや他車両へのエンジンスワップ、さらには違う種類のSRエンジンのシリンダーヘッドへ換算するetc……、様々なチューニングが為されました。
そのなかでも、一般向けとして販売されていた東名パワード製、2.2リッターのコンプリートエンジンは有名でしょう。
チューニングをしていたのはチューニングショップだけでなくメーカーも同様で、N1耐久レース参加車両へ搭載することを前提に製造され、NVCSやNEO VVlなどの可変バルブタイミング機構を生み出してエンジンへ採用するなどといったことも為されていました。
そんなSRエンジンは、製造メーカーもチューニング業界も手を入れ続けてきたエンジンだと言えるのです。
まとめ
軽量コンパクトで弄りがいがあるという点が、SRエンジンの魅力と言えるでしょう。
すでに製造終了となったエンジンですが、現在でも人気のある一基です。
日産の古い車が好きな方は、SRエンジンを搭載する車を購入して、是非一度ドライブやスポーツ走行を楽しんでみることをおススメします。
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