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クルマの懐かCM!あなたはいくつ覚えてる?

音楽によって呼び覚まされる記憶があります。自動車は知らなくてもあのCMは知ってるとか、あの歌ってあの自動車のCMに使われていたんだとか、聞けば「あぁ~!」と思い出す懐かしの自動車CMソングを年代別にご紹介します。

三菱・ランサーエボリューションⅦ / (c) Mitsubishi Motors Corporation.

ホンダ ヴェゼルの「808」(2018)

まずは、2010年代から。

近年は、自動車CMに曲が採用されたことがきっかけでブレイクする歌手というのは珍しい存在です。

その珍しい存在がサチモスで、曲は「808」。

曲を聞けば「なにか聞き覚えがあるな」と思い、CMと合わせて聞くと「そうだ、これだ」と思い出すわけです。

ホンダ ヴェゼルは2013年12月にデビューし、2014、2015、2016年と3年連続、日本のSUV販売ランキングで1位になりました。

さらに、2019年上半期も1位です。

デビューから5年が経過し、強力な他ライバル車も多い中での1位獲得には、サチモスとタイアップしたCMも影響を与えていると思われます。

三菱 ランサーエヴォリューション7の「キャラバンの到着」(2000)

2000年代、日本のスポーツカーシーンを席捲したのはランエボとWRXの2台。

セダンベースのWRCマシンのホモロゲーションモデルが、人気を博していました。

ランエボとWRXはいくつも代を重ねましたが、中でも印象に残るのはランエボ7のCMで使用された「キャラバンの到着」ではないでしょうか。

この曲はフランスの作曲家にしてジャズピアニストの、故ミシェル・ルグラン氏によって映画「ロシュフォールの恋人たち」のBGMとして作曲されました。

ランエボ7のCMで独特の強烈な印象を与えた「キャラバンの到着」は、つづくランエボ8のCM曲にも使用されています。

三菱 Heart-Beat Motorsの「いとしのレイラ」(2000)

2000年代の三菱自動車といえばランエボというほど、三菱自動車は走行性能が卓越しているイメージを持っています。

そんな三菱自動車の企業CMに使用されたキャッチコピーは、「Heart-Beat Motors」。

タイアップ曲はアメリカのロックバンド「デレク・アンド・ザ・ドミノス」の「いとしのレイラ(原題:Layla)」です。

この曲を聞くと猛烈にラリーシーンをメインにした三菱自動車の企業CMを思い出す方も多いことでしょう。

スバル インプレッサの「go for it!」(1993/2018)

つい最近流れていたスバル インプレッサのCMソングは、ドリカム(Dreams Come True)の「go for it!」でした。

しかしこの曲、実は1992年にデビューした初代インプレッサのCM曲として使われたのが最初で、今回の現行型5代目モデルのCMではリバイバルとなります。

また現行型インプレッサのCM曲である、同じくドリカムの「LOVE LOVE LOVE」もデビュー直後の2016年に使用され、インプレッサのCMといえばドリカムを思い浮かべる人も多いでしょう。

スズキ アルトの「モノクロームヴィーナス」(1986)

1984年から発売を開始した2代目アルトが、1986年にマイナーチェンジを受けます。

このマイナーチェンジで、軽自動車としてはホンダ T360以来19年ぶりとなるDOHCを搭載したことで、注目を集めました。

そのころのアルトのCMソングが、池田聡さんの「モノクロームヴィーナス」です。

この曲は、軽自動車には不釣り合いなほど色っぽく、アルトのCMタイアップで大ブレイク。

当時の「ザ・ベストテン」など、ランキング番組の常連となるほどでした。

トヨタ カローラの「素敵にシンデレラコンプレックス」(1983)

1983年、カローラのセダンがフルモデルチェンジし、FRからFFへと大胆な変貌を遂げます。

ただし当時のトヨタはFFを製造しはじめたばかりで、FFスポーツモデルの実績がなかったため、AE86の型番で有名なカローラ レビンは、先代シャーシのFRのままでした。

この世代のカローラのFFスポーツとして、ハッチバックのカローラFXが開発しされ、FFスポーツモデルのノウハウを蓄積。

6代目カローラから、レビンもFFとなりました。

そのCMは、まさかのプールからせり出すFFカローラと、郷ひろみさんの爽やかな歌声。

CM放送時から40年近く経過しても、人々の記憶に残るベストマッチです。

日産 スカイラインの「ケンとメリー~愛と風のように~」(1972-1977)

1970年代の人気車は、何と言っても日産 4代目スカイライン。通称ケンメリです。

CM曲はおなじみ、BUZZの「ケンとメリー~愛と風のように~」でした。

日産は先代モデル(ハコスカ)の後期モデルから、デートカー用途を謳い文句にスカイラインの販売戦略を立てて成功。

ハコスカからケンメリへのモデルチェンジ時にも販売戦略を踏襲。

完全にデートカーをメイン用途とし、キャッチコピーも「愛のスカイライン」から「ケンとメリーのスカイライン」に変更されます。

とはいえ、「愛のスカイライン」も好評だったため、TV CMでは引き続き使用されました。

ケンメリは歴代スカイライン最大のヒット作で、国内で67万台を販売。

4年5か月のモデルライフでしたが、月平均1万2,400台と驚異的なセールスを記録しました。

まとめ

子供のころ聞いた曲や、聞き覚えがある曲はありましたでしょうか。

これを機に、自分なりの懐かしいCM曲を思い出すのも楽しいと思います。

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著者:猪俣義久

自動車ライター歴4年。「何か1つでも学びがある記事」をモットーに執筆しています。 得意なジャンルは1990年前後の日本車、自動車をお得に楽しむ経済術、自動車業界の経営戦略、新車情報、助手席試乗レポートです。 中学2年から34年間に渡り「月刊自家用車」の愛読者です。お気に入りのコーナーはもちろん、新車購入値引きレポートです。 18歳から38歳までの20年間に、軽自動車から高級セダン、キャンピングー(バンコン)やトラックまで延べ11台を所有しました。現在は目を患っているため、運転免許を返納しました。

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