昭和52年に埼玉県ふじみ野市で創業した『RS START』は、当初タイヤショップとしてスタートしました。しかし、現在は代表の宮崎 始さんが大のハコスカ好きということで、ハコスカに特化した製品やサービスを展開しています。実は、そんな代表も当初はハコスカが嫌いだったとか?気になる創業秘話に迫ります!
掲載日:2019/06/20
RS STARTとは?
昭和52年、埼玉県ふじみ野市に創業した『RS START』は、トヨタディーラーやガソリンスタンド、ブリヂストンタイヤの営業マンなどを経て、宮崎始代表が27歳の時にオープンさせたショップです。
創業当初はブリヂストンタイヤショップとして、タイヤの販売がメインのお店でした。
それは第一次オイルショックの影響もあり、自動車に対する世間の見方が厳しい時代の中で、チューニングショップとして開業することは、かなりリスキーだったからです。
しかし、宮崎代表が大のハコスカ好きということで、昨今はハコスカに特化した製品を販売するお店に転向。
そんな宮崎代表ですが、元々はハコスカが嫌いだったとか。
では、どうしてハコスカに特化したショップになったのでしょうか。詳しく話を伺ってきました。
ハコスカ嫌いがハコスカの虜に
「ツインカム以外は車じゃない、若い時はそう思っていました。」
当時マークⅡ GSSに乗っていた宮崎代表にとって、L型のシングルキャブは面白くないという先入観を持っていたそうです。
しかし、友人がGC10のハコスカを購入し、近場の山へ一緒にドライブに出かけた際に、工事中で酷い凸凹の路面に出くわしました。
その時、車軸懸架のマークⅡでは左右両輪が同時に跳ねたため、パワーがなくて遅いと思っていた友人のハコスカに追い抜かれる事に。
「なんで遅いハコスカに抜かれたのだろう。」そう思った宮崎さんは、帰り道に友人のハコスカをドライブさせてもらいました。
そして、「マークⅡで酷い凸凹だと思っていた路面が、スムーズに走れる!なんだこれは!」と驚いたそう。
ハコスカは四輪独立懸架を採用していたため、路面への追従性が段違いだったのです。
それをきっかけに、宮崎代表はハコスカに一目を置くようになりました。
スカイライン GT-Rとの出会い
昭和44年、宮崎代表にある連絡が。
それは、近くの日産プリンスディーラーで働く友人からでした。
「スカイライン GT-Rが納車整備で入庫したから見に来たら?」
その連絡を受け、早速見に行ったところ、そのスカイライン GT-Rのオーナーで運送会社の経営をしていた男性に、「GT-Rが好きなのか?」と声をかけられたそうです。
代表が大好きだと答えると、そのオーナーは「少し乗ってきていいよ。」とキーを預けてくれました。
その時はディーラーの周りを少し回る程度でしたが、それだけで大きなショックを受ける事に。
「車から聞こえる音が、音じゃない。あれは『サウンド』だった。」と当時を振り返ります。
こうしてGT-Rに初めて乗った代表は、さらにハコスカにのめり込んで行きました。
こうして誕生したのが『RS START』だったのです。
RS STARTのおすすめパーツ!GC10、KPGC10用 オーリンズショック
RS STARTのオリジナルであるオーリンズ製ショックは、20段減衰調整式!!
調整幅の少ない既存品に物足りなさを感じた宮崎代表が、当時OEM供給をやめていたメーカーに直接交渉し、試しに作成した1セットの出来が良くて、求めていた『街乗りに適した柔らかさと、サーキットでも攻めることができる硬さ』を実現し製品化する事に。
フロント直巻サスのバネレートは、4kg〜12kg/mまで選べます。
ASSY1台分 定価は¥357,480(税込)
※フロントノーマルストラットは下取りです。
ショップ情報
住所:〒356-0002 埼玉県ふじみ野市清見3-1-20
TEL:049-262-2848
FAX:049-262-2843
定休日:木曜日
まとめ
RS STARTさんには、宮崎代表と同じくハコスカに思い入れがあり、ハコスカとの思い出やストーリーを持つユーザーが多く訪れるそうです。
ハコスカという車が好き、大切なハコスカにつけるパーツを探している、チューニングして自分だけのハコスカを作りたい、そう考えている方は是非1度、お店を訪れてみてはいかがでしょうか。
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