普段クルマに装着するタイヤ。最近は新しいメーカー・ブランドが増え、価格や特徴も様々です。ついつい“安いから”、“低燃費だから”と何となく適当に選んでしまいがちですが、実は命を乗せている事に気付いてますか?そんな重要な『タイヤ選び』について考えてみたいと思います。

©︎Tomohiro Yoshita

 

チェックしてる?長期経過のタイヤの状態

出典:http://tire.bridgestone.co.jp/

クルマを安全に走らせる為に重要な役割を担っているタイヤ。皆さんは、そんなタイヤの寿命を知っていますか?

タイヤは様々な材料からできたゴム製品です。環境や使い方、保存方法によってゴムの特性がだんだん変化していくにつれ、タイヤの特性も変わっていってしまいます。

それは使っていないスペアタイヤも同じ事。

普段から自分たちでチェックするのはもちろんですが、使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用しても安全性に問題がないか、タイヤ販売店等で点検を受け、チェックしてから使用する事が重要なのです。

また、製造後10年を経過したタイヤは見た目がキレイでも、新しいタイヤに交換する事が推奨されています。

 

意外に知らない運転時のタイヤの接地面積

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運転中、タイヤ1本が地面に接地している面積は、どれくらいか知っていますか?

実は「ハガキ1枚分」なのです。

クルマに乗っているとアクセルを踏むと加速し、ブレーキをかけると減速をする。また急カーブでもハンドルを切ると、なめらかに曲がってくれる。これを当たり前だと感じている人も多いと思います。

しかし、それらの動作を「ハガキ1枚分の面積×タイヤ4つ分」という小さな接地面だけでカバーし、踏ん張っているのです。

もし、これが長期間使っていて磨り減ったタイヤだったらどうでしょう?雪道なのに「大丈夫!」と楽観的に考えてノーマルタイヤを装着していたらどうなるでしょうか?

大事故を起こし、命に関わる事態に発展する可能性が、大きく上がってしまいます。

そうならないためにも、「タイヤ選び」というのは快適なカーライフを実現する上で、とても重要なのです。

では、どんなタイヤを選ぶのが良いのでしょうか?詳しくみていきたいと思います。

 

タイヤ選びで重要な要素は、低燃費生?ウェット性能?それとも…

タイヤを選ぶ上で、一般的によく耳にする言葉は「燃費が良いかどうか(低燃費性)」と「濡れた路面でも滑らずに止まれるかどうか(ウェット性能)」の2点。

低燃費性とウェット性能は、確かに重要な要素なのですが、タイヤ選びに必要なのは、果たしてその2つだけなのでしょうか?

車の部品の中で唯一路面に接する部分だからこそ、クルマの性能を引き出すためにもタイヤの性能に、もっともっと注目する必要があるのです。

 

タイヤメーカー”ブリヂストン”が提唱するタイヤ選びに大切な『7つの性能』

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いざタイヤの買い替えを決め、タイヤ選びを始めたときに、現実問題一番気になるのは、やはり価格や燃費の良さではないでしょうか。

しかし、あなたの大事な人やあなた自身を守る為に、注目して欲しいタイヤに大切な『7つの性能』があるのです。

 

直進安定性

クルマに乗る上で当たり前のようで一番重要な事。それは、強風や路面の影響を受けても安定して真っ直ぐ走るという性能です。

そして、そんな安定してクルマを真っ直ぐ走らせるには、タイヤの性能が大きく関わってくるのです。

 

ドライ性能

クルマが乾いた路面で思い通りに安全に止まり、スムーズに曲がる。

これも、当たり前のようですが、タイヤの種類によって大きく変わってくるのです。

 

ウェット性能

ドライ性能と同じく、濡れた路面で滑らず安全に止まり、スムーズに曲がれる事。

これも重要なタイヤの性能なのです。

 

低燃費性

タイヤが転がりやすいと、アクセルを踏む量が少なくて済むのでガソリン代の節約になります。

そんな、タイヤを転がりやすくする性能のも、タイヤ選びには重要な要素と言えるのです。

 

ライフ

タイヤの使用限度まで、どれだけ長い距離を走行できるかも重要なタイヤ選びのポイントではないでしょうか。

 

静粛性

タイヤは路面に接地する事でクルマを安定させ、進ませるので、路面との間に摩擦が生じます。

その摩擦音を抑える性能も重要になってくるのです。

 

乗り心地

ここまで、色々なタイヤの性能を紹介してきましたが、一番重要なのは、路面の凹凸などによる揺れや振動を抑え、乗り心地を良くする事ではないでしょうか。

そんな乗り心地にもタイヤの性能は大きく関わっているのです。

 

結局、何を基準にタイヤ選を選べばいいの?

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愛車の種類や用途によってピッタリなタイヤが変わってくるタイヤ選び。

実はそのクルマが新車の時に装着されていたタイヤは、クルマの性能を引き出すために、そのクルマの特性に合わせて設計されています。

そうです、クルマに一番合っているタイヤ、それは新車装着タイヤなのです。

ですから、新車装着タイヤの性能を基準に、『7つの性能』に注目し、ニーズや用途にあったタイヤを選ぶ事をおススメいたします。

 

まとめ

今まで、何となくで選んでしまっていたタイヤ。しかし、実はクルマに乗る上でかなり安全性にも乗り心地にも大きく関わってくる重要なものなのです。

自分と大事な人を乗せて出かけるクルマを支える重要な部分だからこそ、タイヤ選びの際には、新車奨着タイヤと『7つの性能』を思い出してくださいね。

 

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