ストリートやサーキット、走る場所によってどんなカスタム・チューニングパーツを選べば良いのか、悩んだ経験はありませんか?今回は、若いクルマ好きが多く集まるショップ、埼玉県三芳町にオープンしたUNPARALLELLED(アンパラレルド)さんへお邪魔し、ブレーキパーツやオイルについて話を伺ってきました。「自分達が納得したものしか取扱しない」と仰るアンパラレルドさんですが、どんなパーツを取り扱っているのでしょうか?ご紹介します!
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UNPARALLELLEDってどんなお店?
2018年11月に埼玉県三芳町に工場をオープンしたチューニングショップの『アンパラレルド(UNPARALLELLED)』。
国産車のみならず欧州車も幅広くカスタムやチューニングができるショップで、「走りを楽しむためのクルマづくり」をするべく、ユーザーのニーズにあったパーツやカスタムの提案をしてくれます。
アンパラレルドオリジナルの製品はブレーキキャリパーキットをはじめ、あらゆる車種にも対応するフルオーダーのサスペンションキットなどがありますが、「自分達が納得したものしか取り扱わない」というアンパラレルド代表の言葉通り、オリジナル製品以外にも自信を持って提供できるメーカーやブランドのパーツを精査し、ユーザーさんにカスタムやチューニングを楽しんで貰えるよう心がけています。
今回は、アンパラレルド代表の根來(ネゴロ)さんに話を伺い、アンパラレルドの強みとオススメするパーツを紹介して頂きました。
若き代表はトリリンガルの国際派!!
アンパラレルドの代表を務める根來(ネゴロ)さんは1988年生まれの30歳!
3〜18歳までシンガポールで過ごしていたことから英語と北京語を得意としており、社長業を営む傍らヨーロッパの耐久レースでは現地へ訪れ、通訳としても活躍されています。
根來さんが普段乗っているのはホンダ シビック(EK4)とロータス エキシージ190カップの2台で、ライトウェイトのNA車両が好みなんだとか。
大学時代は自動車部に所属しており、当時はFF嫌いだったそうなのですが、先輩のCR-Xの横に同乗した際にライトウェイトマシンの良さを知ったそう。
そこからEF8 CR-X、EK9シビック、EK9シビックと乗り継ぎ、現在のEK4シビックが4台目の愛車で、エンジンからロールバーなど至る所までカスタム・チューニングが施されており、ストリートやサーキットでの走行を楽しんでいます。
アンパラレルド設立前は、輸入車向けアフターパーツの輸入代理店に勤務していた経験があり、海外出張なども多く出向いていたそう。
当時の根來さんは、日本国内で国産車(特にホンダ車)の純正部品の欠品が相次ぐことに頭を悩ませていたのですが、国産同様のクオリティで純正同等部品を製作できる海外メーカーを見つけたことと、同時期に協力してくれる国内メーカーとのつながりを持てたことから、「自分たちがクルマを楽しめる事と、楽しさを共有できる環境を作りたい」という信念のもと独立を決意。
2014年6月にもう1人の共同経営者とともにアンパラレルドを設立します。
基本スタイルはアンパラレルドを意味する「並び無き、類の無い」の名前の通り、「オンリーワン」を貫いていて、そういった根來さんの姿勢に対して「自分だけのカッコよくて速い車を作りたい」という若いクルマ好きのユーザーさんが数多く集まり、休日ともなると県外から多くのお客さんがお店に訪れ、賑わいを見せています。
UNPARALLELLEDが得意なクルマは?
国産、輸入車問わず、走って遊べるクルマを得意とするアンパラレルドですが、ユーザー車両で特に多いのがホンダとアウディです。
サーキットとストリートの両方を気持ちよく走る上で、今も昔もホンダのVTECエンジンは貴重な存在となっており、中古車価格が高騰する中でも若いユーザーから支持を集めています。
アウディというと一般的には高級車的な立ち位置で見られがちですが、あらゆる路面でアクセルを踏み込んでいけるボディ剛性とクワトロシステム(※アウディのAWDの名称)は、走るためのマシンとして非常にポテンシャルが高く扱いやすいのだとか。
他にもWRXやランエボ、RX-8、86/BRZなどの国産スポーツカーをはじめ、フォルクスワーゲン ゴルフやボルボ S40などの欧州車ユーザーも多く集まり、メンテナンスを受けるかたわら、談笑をしたり走りのレクチャーを受けたりしているそうです。
サーキットもストリートも!走るユーザーにオススメのパーツ
若いユーザーが多く訪れ、こだわり抜いたブランドを勧めるアンパラレルドですが、若いユーザーさんに人気のパーツは何があるのでしょうか?
自らもサーキットを走り、国産や輸入パーツを多く取り扱った経験のある代表の根來さんにお聞きしたところ、ブレーキパーツブランドとオイルブランドを伺うことができましたのでご紹介します!
DTM 『World1』
DTMが展開するオリジナルのブレーキパーツブランド「World1」は、あらゆる車種に対して適合しており、細かいラインナップが特徴です。
サーキットやストリートでの走行シーンで装着されているブレーキにはWorld1ブレーキパッドの装着が増えてきており、走りを楽しむユーザーカーでも多くがDTMのWorld1を装着しているのだとか。
アンパラレルドとしてもWorld1に対するこだわりは強く、メーカーであるDTM、売り手のアンパラレルド、そしてユーザーの距離が近いことに満足していて、常にフィードバックを行いパーツの改善に努めているとのこと。
データ管理がしっかり行き届いているので、車種ごとにサーキットやストリートなどの走るステージによって、どのパッドを選べば良いかが直ぐに割り出せるのだそう。
ユーザー自身でパッドを選んだとしても、ストリートでは扱いにくかったり、オーバースペックのパッドを選んでしまうことでアンマッチになることが多いブレーキパッドなだけに、膨大な量のデータをもつDTMのWorld1ブレーキパッドは非常に重宝しているそうです。
DTM『ADVANTAGE NEO SYNTHETICS OIL』
もう1つオススメのオイルブランドとして紹介して頂いたのが、DTMが輸入代理店を務める米国ブランドのオイル「ADVANTAGE NEO SYNTHETICS OIL」です。
エンジンオイルやミッションオイルで大きく性能を左右するのがベースオイルの質。
NEOオイルはアメリカ産のベースオイルを使用しており、トラブルが少ないことが特徴です。
アメリカはモータースポーツが非常に盛んで、NEO SYNTHETICSのエンジンオイルやミッションオイルは、レースやトラック競技、ラリーなどの過酷な環境で鍛え抜かれながら開発されたオイル。
5W-30などの標記よりもオイル粘度は若干柔らかいと感じるそうですが、油膜はしっかりと保たれているためフリクションロスが少なく、トラブルフリーなのだそう。
「良いオイルは油圧低下が少ない」と言われますが、実際に高負荷を掛けエンジンオイルが冷えた後に再度、高負荷を掛けても油圧低下が非常に少ない上、比較的長寿命とのこと。
実際に筆者のマイカー(ZC33S)でもNEO TYNTHETICSのエンジンオイルとミッションオイルを試していますが、国際サーキット走行後でも油圧低下は少なく、ミッションの入り易さも変わらず、謳い文句通りの性能を発揮できていることを体感しています。
店舗情報
UNPARALLELLED FACTORY / アンパラレルド ファクトリー
住所:埼玉県入間郡三芳町上富1493-1
Mail:info@unparallelled.jp
Twitter:https://twitter.com/unparallelled_1
DTM(World1、ADVANTAGE NEO、MK63改)
住所:埼玉県狭山市水野1296-4
TEL:04-2956-6055
FAX:04-2956-6055
URL:http://www.dtm.co.jp/index.html
まとめ
今回は若いクルマ好きユーザーが多く集まるアンパラレルドと、イチオシのアフターパーツWorld1ブレーキパッドとADVANTAGE NEOオイルをご紹介しました。
アンパラレルドではサーキットやストリートの走行などの、実戦に基づいた経験からオススメするパーツを選んでいます。
その中でもDTMの商品がオススメということですから、今後ブレーキパーツやエンジンオイルを交換する際はWorld1とADVANTAGE NEOオイルを検討の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
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