ジムニーユーザーの中でその名を知らない人はいないと言われるほど広く知られた存在であるオフロードサービスタニグチ(ORSタニグチ)。エクステリアやサスペンションからインテリアまで幅広いパーツラインナップを誇るメーカーです。モタガレでは以前にもそのデモカーを紹介してきましたが、数々の新製品をさっそく取材を行いました。
Photo&Text: Tomoaki Ishigami
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まずはこれまでにリリースされたパーツをチェック
新型のリリースと同時にいち早く新製品の開発に取り掛かったORSタニグチ。
先代のJB23ではオンロードで安心して楽しく乗れる走行安定性と、オフロードの高い走破性を両立した性能を実現した稀有なサスペンションを作り上げ、高い人気を得ていました。
新型ジムニー用サスペンションにもその性質は引き継がれており、オン/オフを問わず、ドライバーにジムニーを運転する楽しみを与えてくれます。
なお今回のスペックは40㎜アップのコイルスプリングと14段調整式のダンパーとなります。
車高アップにともなう補正パーツなどもしっかりと揃っており、カスタムビギナーでもキットを購入することで安心してリフトアップが可能となっています。
外装パーツでカスタムしたジムニーはクルマを見るたびに楽しくなるもの。
しかも機能も向上するとなればその喜びは何倍にもなります。
ORSタニグチではそんな気分も機能もアップできるエクステリアパーツも充実しています。
中でもフロントバンパーやグリルはエッジを聞かせたシャープな造形を取り入れ、新時代のORSタニグチを感じさせてくれます。
もちろんヘッドライトウォッシャ―やフォグランプといった機能も生かすことができるなど、ジムニーの機能性を損なわないようにデザインされています。
また純正バンパーよりも薄くすることで大径タイヤに変えたときでもバンパーと干渉しにくくなるほか、オフロードでは地面にバンパーがヒットしにくくなり、悪路走破性もアップできるのです。
ジムニーの魅力をさらに高める新型パーツが登場!
お待たせしました。ではいよいよ新製品の紹介です。
まず注目はマフラー。
すでにJB64・74用をスープアップできるエクシードマフラーは発売されてきました。これは純正バンパー用にデザインされており、純正のバンパーをカットせずに交換が可能でした。
対してコンペマフラーRと名付けられた新マフラーは、ORSタニグチからリリースされているFRPリアバンパーに対応しているのが特長です。
具体的にはオフロード走行時に路面との干渉を防ぐためにサイレンサーを車体センターに移動。
出口位置もバンパーに合わせて上方に移動しています。
センターのサイレンサーもこだわっており最低地上高を犠牲にしないためにオーバル形状を採用しています。
気になる性能ですがエクシードマフラー同様、HKSとの共同開発となっており、手抜きは一切なし。
ノーマルエンジンだけでなくタービン交換などのスペックアップにも対応できるスペックを与えています。
さらに低中速が重要なオフロード走行も考え、ピーク値には表れない中間回転域でのパワー&トルクのデリバリーにもこだわっているとのこと。
その上、純正バンパーでもナンバー横のパーツをカットすることで装着が可能としているのもポイントです。
本格オフロード走行に対応したガードやドレスアップパーツも登場!
一方、ガード類ではリアショックガードにより本格的なオフロードに合わせて強化タイプを追加しました。
板厚は既存のステンレス4㎜を踏襲。
形状もスキッド性を持たせたソリ形にしているのも従来のショックガードと同様です。
ただし取り付けをこれまでの2点止めから3点止めへと変更し、より強固にショックのボトムをガードできるように再設計しています。
すでに発売されているタンクガードと合わせ、競技シーンだけでなくクロカン走行やロッククローリングにチャレンジしたいオーナーにおススメです。
すでに発売されているタンクガードと合わせ、競技シーンだけでなくクロカン走行やロッククローリングにチャレンジしたいオーナーにおススメです。
さらにドレスアップパーツとしてリアワイパーを外したリアゲートパネルの凹みをスマートに見せるリアワイパーカバーをリリース。
なおセンターのステンレスロゴプレートは別売となります。
またスペアタイヤレスにした時のキャリアを固定していたネジ穴をオシャレに隠せるバックドアキャップボルトも完成。
アルミ製のボルトをアルマイト処理しており腐食にも強い仕上がりです。
カラバリは写真のレッドのほかガンメタとブラックをラインナップしています。
追加メーターをスタイリッシュにインストール
今回、インテリアパーツも新たに登場しました。
ブースト計などの追加メーター装着する際、ダッシュボードの上では前方視界を妨げてしまいます。
そこでORSタニグチではナビとエアコンコントロールスイッチの隙間に着目。
ハザードボタンなどの各部操作を邪魔せず、それでいてドライバーシートからの視認性も優れた絶妙な位置にメーターを固定することに成功したのです。
固定方法は純正のインパネセンターカバーを外してボルトオンで取り付けることができます。
デザイン的にも優れており、スポーティーな気分が盛り上がるパーツとなっています。
なおメーターサイズは52φ専用。
また9インチ以上のカーナビとの同時装着不可となっているので注意してください。
まとめ
本気のコンペティションパーツからドレスアップパーツまで、多くのパーツラインナップを誇るORSタニグチ。
今後も新型ジムニー&ジムニーシエラをもっと楽しくするパーツを開発&リリース予定とのこと。
これからも目が離せないですよ。
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