純正ナビは走行中に同乗者によるTV視聴やナビ操作ができず、ドライブの満足度に大きな影響を与えてきましたが、その不満を解決してきたのが、自動車アフターパーツ総合メーカーの株式会社データシステム(東京都新宿区)。今回はトヨタの最新モデル「クラウンスポーツ」用のTV-KITシリーズ「TTV443」が新発売!まずは11月発売のHEVグレード「Z」からの対応です。
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「スポーツ」を名乗るクラウン史上初のハッチバックSUVでもTV-KITが新発売!
1955年に初代モデルが登場して以降、4ドアセダン/ハードトップ以外に2ドアハードトップやエステートなどさまざまなボディタイプをラインナップしてきた、トヨタの高級車「クラウン」。
2022年に登場した16代目からは主に日本国内へ向けた高級サルーンから、一気にバリエーションを増やして「クラウン」ブランドを国際的に展開するコンセプトに転換、まず5ドアファストバッククーペSUVの「クロスオーバー」から登場して、世間を驚かせました。
その後2023年11月には第2弾として、重厚なデザインの大型FRサルーン「クラウンセダン」とともに登場したのが、クラウンクロスオーバーを全長・ホイールベースともに切り詰めて軽快に仕上げ、歴代初の5ドアハッチバックSUVとした「クラウンスポーツ」です。
しかしそんな最先端コンセプトであろうと、「運転中の純正ナビ操作やTV視聴は不可」というのは、従来モデルと変わりません。
確かにドライバーによる走行中のディスプレイ凝視は法律で禁じられていますが、新時代のまだ若々しい富裕層をターゲットとしたクラウンスポーツは、同乗者も含めた楽しいロングツーリングが当然想定されるべきクルマです。
そこで株式会社データシステム(東京都新宿区)の「TV-KIT」シリーズも、まずは先に発売されたHEV・4WDグレードの「Z」から早々に対応しました。
クラウンスポーツ(当面はZグレードのみ)用のTV-KIT、「TTV443」シリーズを装着することで、走行中の同乗者によるナビ操作やTV視聴を「開放」し、ロングツーリング時の退屈など同乗者の満足度を上げ、同時にナビ操作の代行でドライバーを助けられます。
基本的にはTV-KITがONでもナビの自社位置やLCA(レーンチェンジアシスト)機能にも影響をあたえず、いつも通りのナビや運転支援機能の利用が可能です(一時的な自社位置のずれなどはあるので、「注意事項」を参照してください)。
ドライバー1人でのドライブならまだしも、同乗者がいるドライブには、もはや不可欠なアフターパーツと言ってよいでしょう!
クラウンスポーツ用TV-KITの品番、価格
ON/OFFスイッチの有無や取付方法の違いで何種類かあるTV-KITシリーズですが、今回クラウンスポーツ用に新発売となるのは付属の後付スイッチでTV-KITをオン/オフする「切り替えタイプ」、純正風スイッチを採用した「ビルトインタイプ」の2種類です。
品番、価格は以下の通りとなります。
適合車種および型式
トヨタ クラウンスポーツ Z(R5.10~)
型式:AZSH36W
※2023年12月発売のPHEVグレード「RS」は、今回対象外です。
TV-KIT品番と価格
- TTV443(切り替えタイプ)
- TTV443B-D(ビルトインタイプ)
税込27,280円(税別24,800円)
製品URL
https://www.datasystem.co.jp/products/tvkit_sr.html
注意事項
- 運転者が走行中に画像表示装置(テレビ映像等)を注視することは、道路交通法で禁じられていますが、運転者以外の同乗者が走行中にテレビを観ることは法律上問題ありません。
- 運転者は交通法規を遵守し、安全運転を行う責任があります。
- TV-KITオンでも自車マークは基本的に追従しますが、断続的に進むなど純正時とは動き方が異なり、走行状況や周辺環境によっては一時的に進行方向や走行している場所にずれが生じるなど、精度も若干低下する場合があります(走行を継続すれば自動的に補正)。
- 高速道路走行時、LCA(レーンチェンジアシスト)機能には影響を与えませんが、運転支援機能のアドバンストドライブ[渋滞時支援機能]やナビのハイウェイモードは、自車マークが近接する一般道へずれ、解除される場合があります。
- ルート案内時、画面に表示される残距離より早い内容の音声ガイドが案内されます。
- ナビ機能を使用中、自社位置と自社マークの差、進行方向や音声ガイドの違いや、運転支援機能のアドバンストドライブ、ナビのハイウェイモードの解除などが気になる場合は、TV-KITをオフにしてご利用ください。
- 本製品装着後はイグニッションオフ時にBluetooth接続ができなくなるため、「リモートパーク」アプリ(アドバンストパークの出庫操作)が使用できませんが、イグニッションオン時にはBluetooth接続への影響はないので、通常通りご使用いただけます。
- ビルトインタイプは、車両にスペアスイッチホールがない場合、既に使われていて空きがない場合には取り付けできません。
- スペアスイッチホールのサイズは、データシステムの「ビルトインスイッチ適合表」でご確認ください。
取り付けについて
TV-KITはカプラーオンで簡単に取付可能なアフターパーツで、内装の部分的な脱着、ディスプレイの脱着と背面コネクター抜き差し、スイッチの取り付けなどを、車両側の配線や内装を傷つけず、違和感なく仕上げるスキルのあるユーザーならDIY装着作業も可能です。
しかし、「新車のクラウンスポーツをいきなり傷物にしてしまう」というリスクが大きいことを考えれば、大半のユーザー様は最寄りの整備工場やショップのプロへ依頼するか、心当たりがなければTV-KIT販売店へ相談してみてください。